人生に「遅すぎる」はなかった 人生は何歳からでも変えられる
はじめに
55歳になった。
今年で56歳になる。
若い頃に想像していた55歳とは、ずいぶん違う人生を歩いている。
20代の頃の私は、
50代になったら落ち着いた生活をしていると思っていた。
会社勤めを続け、
定年後のことを考え、
穏やかに暮らしている。
そんな未来を想像していた。
しかし実際の私は、
インドネシアに住み、
会社を経営し、
毎日のように新しい課題と向き合っている。
正直、自分でも驚いている。
そして最近よく思う。
人生に「遅すぎる」はなかったのだと。
若い頃は年齢を気にしていた
若い頃の私は、
何歳までに何を達成しなければならない
と思っていた。
30歳までに。
40歳までに。
50歳までに。
そんな目標ばかり考えていた。
周囲も同じだった。
出世。
収入。
役職。
肩書。
人生には期限があるような気がしていた。
だから焦った。
周りと比べた。
遅れているのではないかと不安になった。
しかし今振り返ると、
その焦りの多くは必要なかったように思う。
50代でインドネシアへ来た
私が本格的にインドネシアで事業を始めたのは50代になってからだ。
2021年。
PT.Kenndo Fisheries Indonesiaを設立した。
工場を立ち上げた。
スタッフを採用した。
タコの輸出事業を始めた。
当然ながら簡単ではなかった。
言葉の壁。
文化の違い。
商習慣の違い。
資金繰り。
設備投資。
失敗もたくさんあった。
もし若い頃だったら、
もっと体力があったかもしれない。
もっと無茶もできたかもしれない。
しかし逆に、
50代だからできたこともある。
経験。
人脈。
判断力。
忍耐力。
若さには若さの強みがある。
年齢には年齢の強みがある。
今はそう思う。
「もう遅い」は思い込みだった
世の中には、
もう遅い
という言葉があふれている。
40代で転職は遅い。
50代で起業は遅い。
海外移住は若いうちにするもの。
そんな話をよく聞く。
しかし本当にそうだろうか。
私は今、マカッサルで暮らしている。
50代で海外へ移住した。
50代で会社を作った。
50代で新しい事業を始めた。
もちろん簡単ではない。
しかし不可能でもなかった。
振り返ると、
自分を止めていたのは年齢ではなく、
思い込みだったのかもしれない。
若さだけが武器ではない
若い頃は、
若いことが最大の武器だと思っていた。
確かにそれは事実だ。
体力もある。
回復力もある。
失敗してもやり直しが利く。
しかし55歳になって思う。
人生には若さ以外の武器もある。
経験。
人とのつながり。
失敗から学んだ知恵。
感情をコントロールする力。
長く生きたからこそ得られるものもある。
だから年齢を重ねることは、
失うことばかりではない。
むしろ新しい武器を手に入れることでもある。
人生の後半戦は意外と長い
55歳になると、
人生の残り時間を意識するようになる。
しかし同時に思う。
まだ終わりではない。
健康であれば、
あと20年、30年は人生が続くかもしれない。
20年あれば何ができるだろう。
会社をもう一つ作れるかもしれない。
新しい国へ行けるかもしれない。
全く別の挑戦ができるかもしれない。
20代の私にとって20年は長かった。
今の私にとっても20年は決して短くない。
だから人生はまだ続いている。
やらなかった後悔の方が大きい
年齢を重ねて思うことがある。
失敗したことより、
やらなかったことの方が記憶に残る。
あの時挑戦しておけばよかった。
あの時行っておけばよかった。
あの人に会っておけばよかった。
そんな後悔の方が大きい。
幸いなことに、
私は50代でインドネシアへ来た。
簡単な決断ではなかった。
でも今は本当に良かったと思っている。
もし挑戦していなかったら、
今頃きっと後悔していた。
年齢は制限ではなく、通過点だった
若い頃は、
年齢を壁だと思っていた。
しかし今は違う。
年齢は壁ではない。
通過点だ。
30歳にも意味があった。
40歳にも意味があった。
そして55歳にも意味がある。
その時にしか見えない景色がある。
その時にしかできない挑戦がある。
だから、
何歳になっても人生は続いていく。
おわりに
55歳になって分かったことがある。
人生に「遅すぎる」はなかった。
もちろん若い方が有利なこともある。
体力もある。
時間もある。
しかし人生はそれだけではない。
55歳だからできることもある。
55歳だから見える景色もある。
そして何より、
人生はまだ終わっていない。
これからも新しいことに挑戦したい。
まだ行ったことのない場所へ行きたい。
まだ会ったことのない人に会いたい。
まだ見たことのない景色を見たい。
若い頃の私は、
50代は人生の終盤だと思っていた。
でも今の私は違う。
人生は思ったより長い。
だからこそ、
何歳からでも変えられる。
そして何歳からでも、新しい人生は始められるのだと思う。