マグロの刺身を求めて、マナドに行ってみた

Fisheries

インドネシアでは珍しいマグロの刺身を食べにマナドへ!

マナドと日本人が魚文化通じて交流した経緯を検証し、インドネシアで刺身文化定着を考えます。

マナドとは

マナド(Kota Manado)は、インドネシアのスラウェシ島のミナハサ半島最北端に位置する、北スラウェシ州の州都です。スラウェシ島は英語のKの字に似ていますが、その一番端に位置し地理的にはフィリピンにも近いです。
マナドの気候は一年を通して涼しく、平均気温は24℃から27℃の間で、かつてオランダ人は避暑地としていました。

マナドはキリスト教が多い

市民の大半はプロテスタントのキリスト教徒が多く67%がクリスチャン、30%がイスラム教です。17世紀のスペインによるカトリックの布教、そして19世紀のオランダによる本格的なプロテスタントの布教によって、キリスト教徒が多く住んでいることから、教会も多く欧州風な開放的でエキゾチックな感じの町です。
イスラム教徒が口にしない「ネズミ」「犬」「こうもり」が地元料理として有名です。

ダイビングスポットとしても有名

マナドは風光明媚な観光地であり、マナド湾の沖8kmにブナケン島があります。
世界中のダイバー憧れの場所であるブナケン島に行く玄関先としてマナドにたくさんの外国人が訪れます。数百メートル級のダイナミックなドロップオフがあり、 そこに根をおろした色とりどりのサンゴや、そのサンゴを棲家とする 数千種にもおよぶ多種多様な生物たちに会うことができます。年間を通して海のコンディションも良く、天候が良ければ透明度は30mをはるかに越えてきます。
ウミガメ、イルカ、 運がよければジュゴン、マンタといった大物まで、 様々な生物と出会える可能性を秘めた神秘の海です。
生きた化石といわれるシーラカンスが確認されたことでも知られています。

マナド美人

マナドはインドネシアでは色白の美人が多い場所として有名です。
色白で顔の彫りが深い「マナド美人」が多いのはなぜなのでしょう。
諸説ありますが、「海の交易でマナドを訪れたスペイン人、ポルトガル人、そして、植民地支配していたオランダ人などの複数の混血が人を育てた」というのが最も説得力がありそうです。
街中やレストランで「マナド美人」を探そうとしましたが、市内では、マナド美人の姿が減少しているようです。
現地の人は、「美人ほどジャカルタに出稼ぎに行ってしまうので、マナドは美人が少なくなってきた」との答えでした。

イタリアンレストランでみかけた受付の若い女性は、にこやかに対応してくれ、帰り際に快く写真撮影してくれました。

メナード化粧品との関係

マナドはメナド(Menado)とも表記され、現地ではムナードとかメナード、マナードとか色んな発音をする人がいます。
日本メナード化粧品株式会社という化粧品会社がありますが、この社名の「メナード」が色白美人の産地であるマナドに由来しているとの都市伝説があり真偽を確かめましたが、社名はギリシャ神話の美の女神「メイナド」に由来し、マナドの地名とは全く関係ないということです。ただ、日本人駐在の中にはこの噂を信じている人はかなり多いです。

マグロ、カツオのまち

マナド周囲の海は、カツオ、マグロの宝庫です。
ビトゥン市はマナドから東へ約50Kmの東海岸に位置する港町でカツオ、マグロの水産加工工場がたくさんあります。日本人が設立した東インド水産が、造船、漁業により就労の場を作りビトゥンの町を大きくしました。

ビトゥンで漁獲されるマグロは、メバチマグロは日本へ刺身用で空輸され、キハダマグロは缶詰加工用が多いそうです。

カツオは、戦前から日本人によって技術が伝えられそれを伝承した現地人により、イカンカユ(木材の魚=かつお節)の生産が盛んです。ここのカツオは南方カツオで脂がなくかつお節にすると1級品ができるのです。古くから日本人による漁法、鰹節の製法の教与により、現在も多くは焼津、枕崎へ輸出されています。

刺し身を求めて

インドネシアでは、マナドの様に新鮮な魚が獲れても、刺身でたべることはありません。
魚を獲ってから十分な氷で冷やすことをあまりしないのと、基本的に焼いてしまうのであまり鮮度を気にしません。
マナドのレストランでは、マグロの刺身を出す店があるので、行ってみました。

地元では有名なマグロ料理を出すお店「TUNA HOUSE」

Tuna Sashimi

メニューの名前もTuna Sashimi。50,000ルピア(約400円)。
一度冷凍してあり、注文すると薄くスライスして皿に盛ってきます。まだ、半解凍でシャリシャリしますが、見た目は赤く、鮮度には問題ないと判断し、刻んだピーナッツ、唐辛子、レモンバジルの葉入りの甘口醤油をつけて食べます。

キハダマグロなので、脂はありませんが、あっさりとした味とサーと口の中でとける瞬間は刺身としては十分合格点です。

個人的には、自前で持参した日本の醤油とワサビで食べるのが一番おいしかったです。

マグロと一緒に、キャッサバ(タピオカ)を茹でたものが付け合わせで付きますが、水っぽくてあまり甘くないサツマイモの味で、またこれがマグロの刺身に合います。

マグロの刺身は地元では、あまり注文する人がいないらしくお店を見渡しても、我々以外はだれも食べていませんでした。

まぐろステーキ

インドネシア人はみんなこれを食べる目的でマナドに来ます。
ちょっと焼き過ぎの感じですが、このくらい火を通した方が地元の人は安心して注文するそうです。

マグロかま焼き

とにかく辛いです。マナドはインドネシアの中でも辛いのが好きらしく、香辛料がたっぷりかかっていて、口がマヒします。マグロの味は・・・ありません。

まとめ 日本人はやっぱり刺身が好き!

今回アテンドしてくれた、ロイさんは魚やマグロの集荷人で、自分でマグロをさばいて、ロインの生マグロをシンガポールに輸出しています。

今回ロイさんとのマナド訪問の目的は、日本にもっとマナドのおいしい魚を紹介したいということで、色々なマナドの魚や工場を紹介してくれました

ロイさんが自分で経営しているお店でもマグロの刺身を出してくれました。
35kg以上大型のキハダマグロは味が違います。
まさに日本で食べる刺身とほぼ同一のクオリティ!
ロイさんの目利きに脱帽した瞬間であり、鮮度が重要であることが改めて認識しました。

日本とインドネシアがマナドの魚を通じて色々な交流ができる事を望んでいますし、もっともっとマナド以外でもインドネシアでおいしい刺身が食べられる地域を増やしていくことも考えています。

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