「何もない」が、いちばん強いマカッサル生活で起きた“静かな変化”

Indonesia Makassar

「物価が安い街」より、「生活が整いやすい街」がある。
ラオス、ベトナムを巡ったあと、マカッサルに戻って気づいたのは、浪費が起きにくく、意思の力を使わずに生活が整っていく感覚でした。遊びが少ない、お酒が高い、夜が静か。一見マイナスに見える要素が、長期で暮らすとプラスに転ぶ。その“静かな変化”を、実体験ベースでお伝えします。

旅のあとに残ったのは「どこが安いか」より「どこが整うか」だった

ラオス、ベトナムを続けて移動すると、物価や為替の差以上に、“暮らしの感覚”の違いが強く残りました。

ホーチミンは、安くて楽しい。

ビエンチャンは、静かで穏やか。

どの街も、それぞれに良さがありました。

それなのに、マカッサルに戻って数日経った頃、ふと気づいたのです。

「あれ、生活が勝手に整っていくな」と。

なぜマカッサルに戻ると、生活が“整いやすく”なるのか。

その理由を、自分なりの視点で掘り下げてみたいと思います。

マカッサルの特徴は「コスパ」ではなく「浪費の起きにくさ」

マカッサルが良い街だと言われるとき、よく挙がるのが「物価が安い」という話です。

もちろん、それも事実です。

ただ、実際に住んでいて強く感じるのは、

安いから良い、というよりも、

無駄な出費が発生しにくい構造になっている、という点でした。

たとえば大都市では、こんなことが起きがちです。

便利すぎて、外食やデリバリーが増える

人付き合いが多く、会食が重なる

楽しそうな場所が多くて「とりあえず行く」が起きる

選択肢が多すぎて、気づくとお金が溶けている

いわば、「生活の滑り台」があちこちに用意されている感じです。

一方、マカッサルには、その滑り台がそもそも少ない。

結果として、意識しなくても支出が落ち着きます。

これは「節約が上手くなる」というより、

浪費が起きにくい街に住んでいるだけ、という感覚に近いです。

「遊びが少ない」は、弱点ではなく“生活設計の武器”になる

マカッサルは、刺激の多い街ではありません。

夜遊びの選択肢も限られていて、「繁華街で遊び尽くす」ような文化も強くない。

でも、ここが面白いところで、

それは単に「つまらない」という話ではありません。

むしろ、生活という視点では、はっきりとしたメリットになります。

遊びが少ないと、自然とこんな変化が起きます。

  • 夜が短くなる(=帰宅が早くなる)
  • 翌朝が楽になる
  • 生活リズムが崩れにくくなる
  • 仕事や思考の時間が残る

派手さはありませんが、

長期で住むほど効いてくるタイプの良さです。

ジャカルタやバリ、ホーチミンでは、街が面白すぎて

「今日は軽く……」が簡単に起きる。

それが悪いわけではありませんが、積み重なると確実に消耗します。

マカッサルは、街そのものが人を煽らない。

これは、かなり大きな違いです。

お酒が高い=飲まなくなる。それが生活の質を押し上げる

マカッサルは、イスラム圏という背景もあり、

アルコールは相対的に高めで、種類も多くはありません。

その結果、何が起きるか。

飲まない日が増えます。

しかも、「我慢して飲まない」ではなく、

「別にいらないか」が自然に続く。

これがもたらす効果は、想像以上でした。

  • 体調が安定する
  • 翌日の生産性が上がる
  • 朝の時間が取り戻せる
  • 出費が減る
  • “整っている感覚”が増える

大都市では、飲酒が「人間関係のコスト」として組み込まれがちです。

マカッサルでは、その要素が薄い。

だから、人付き合いがあっても消耗しにくい。

これは、長く住むほど効いてきます。

「代替娯楽」が健全すぎる

夕日、カフェ、島、そして早寝

マカッサルは、娯楽がない街ではありません。

ただ、その質が違います。

  • 夕方の海と空
  • カフェでの作業
  • 近場の島への小さな外出
  • 夜は静かで、自然に早く寝られる

つまり、生活を壊さない娯楽が中心になります。

刺激の強い娯楽は、短期では最高です。

でも、長期で続くと、どうしても疲れが出る。

マカッサルには、「疲れない楽しみ」が多い。

これは、住んでみて初めて実感できる差でした。

比較すると見えてくる「同じお金でも、満足度が変わる理由」

ここまでの話を、都市ごとに整理すると、こうなります。

ホーチミン

安い

楽しい

外食も酒も手軽

→ 満足度は高いが、使う動機も多い(楽しいから)

ジャカルタ

便利

ビジネス拠点として優秀

選択肢が多い

→ 生活は成立するが、お金が溶ける導線も多い(便利だから)

ビエンチャン

静か

選択肢が少ない

輸入品が高くなりやすい

→ 節約しづらく、割高感が出やすい(構造として)

マカッサル

便利すぎない

楽しすぎない

浪費導線が少ない

→ 生活が崩れにくく、支出も安定しやすい(構造として)

マカッサルの強さは、

「物価が安い」よりも、

生活が散らかりにくい設計にあります。

それでも万能ではないマカッサルが合わない人

公平に見れば、合わない人もいます。

常に刺激が欲しい

夜遊びやイベントを求める

国際コミュニティが大きい方が安心

仕事がスピード勝負で、環境にも加速を求める

こういう人には、ホーチミンやバンコクの方が合うでしょう。

マカッサルは、

“攻める街”ではなく、

“整える街”に近い。

ただし逆に言えば、

生活費を抑えたい

体調や習慣を整えたい

仕事・事業・執筆に集中したい

刺激は出張で補給できる

こういう人には、かなり相性がいい場所です。

まとめ

実は、マカッサルは「生活が壊れにくい拠点」だった!

ここまで書いてきて、マカッサルは次のように整理できました。

生活が壊れにくい拠点

意思の力を使わずに整う場所

浪費が起きにくい都市構造

遊びが少ない。

お酒が高い。

夜が静か。

普通ならマイナスに聞こえる要素が、

長期で暮らすとプラスに転ぶ。

旅をして、他の都市を知ったからこそ、

この“静かな強さ”が、よりはっきりと見えるようになりました。

 

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