JAL国際線ビジネスクラス搭乗記【成田→ジャカルタ】

Airplane

昨年12月にインドネシア渡航した際に利用した、JAL国際線ジャカルタ行のレポートとなります。

出発は61番スポット

今回のジャカルタ行の駐機スポットは61番。成田空港第二ターミナルの61番スポットは、出国審査から一番近いスポットであり、通常はニューヨーク便等の北米向けにB777-300ERが駐機していますが、本日最終便である17時45分発のジャカルタ行が充当されていました。

通常ジャカルタ便は、サテライト側から出発する事が多くいつも長距離を歩く必要があります(動く歩道もありますので苦痛ではありませんが)が、61番スポットはほんとうに近いです。

61番スポットは本館通路が3階で、待合所が2階部分に設定されている仕組みなので、本館通路が混雑しなくて済むのが良いところです。61番スポットから北米に何回か渡航した事がありますが、サテライト側と比べ出国する雰囲気が良く、気分が高揚します。

待合所には、多くの搭乗者が待っていました。周りを見渡すと、ほとんど日本人らしき人がおらず、インドネシア人や北米から日本経由で乗り継いできた欧米人が多く、普段とは違う乗客構成と感じました。

JALのジャカルタ便が、アメリカン航空とハワイアン航空、ガルーダ・インドネシア航空のコードシェア便になっており、JALも他の航空会社の乗客をうまく取り込んでいると感じます。日本で研修を終了したインドネシア研修生の姿も見え、3年もしくは5年間の研修を終えてようやく母国に帰国の人たちが談笑していました。

搭乗開始時間になると、アナウンスされ優先搭乗から順番に案内されるのですが、今回ばかりは、日本からの出張族がずらりと並ぶ様子はなく、日本からビジネス利用での乗客がいないことがわかります。そういった意味でも、この時期に海外渡航する事は、特異な事であることを認識して、感染防止に努めないといけないと再度警戒を強めました。

機内の様子

今回の座席は、1Aでした。1A席は、通常予約がブロックされており、事前に指定できないようになっている席のようですが、たまたま数日前にブロックが解除となっていたため指定する事ができました。席は1-2-1のヘリンボーン式のスカイスイートⅢなので、どこでもほとんど同じ仕様であるため窓側のAやK列であれば、快適さは一緒ですが、1Aはなぜか特別な響きがある席のような気がします。

スカイスイートⅢですが、フルフラットにはなるのですが、座席が斜めに配置されており窮屈な圧迫感があります。最初に作ったスカイスイートⅠと比べると個室感がなくあまり好きではありませんが、ジャカルタまで8時間と中距離であるためやむを得ないと感じています。

冬ですのですっかり日が沈んでいて外は真っ暗で雨も降り出していますが、予定時間通りに出発となりました。

銀座の名店の味に感動

成田空港を18時ちょうどに離陸して30分ほどすると安定飛行に移りドリンクサービスと食事の時間となりました。

今回は和食を選択。東京銀座「蓮 三四七」監修の献立でした。もちろん行ったことはありませんが、ミシュランガイド東京に毎年選出されるかなり有名な会席料理屋さんのようです。

蓮のホームページに下記のコンセプトが記されています。

数時間蒸し、じっくりすり潰し、またゆっくりと焼く」そのような幾重にも手間をかけた料理を仕上げはごくシンプルにこの素直な仕上げにこそ、食材の命が宿ると思っております。

銀座蓮『店主 三科氏』

好奇心溢れる性格でありシンプルで無駄なものは削り、美しく謙虚に食材を選ぶ料理の姿勢には作り手の人柄や性格が料理に滲み出てきます。見事に繊細でかつ完成度の高い優しい料理でした。美味しいだけでなく美しい余韻が残る料理だと思いました。どれも、やさしい出汁がしっかり感じられて。店主の三科氏の人柄や人物像が想像できるホッとする味で美味しかったです。
銀座のお店にはなかなか行く機会はないですが、そのような素晴らしき日本料理を機内で食べられる事ができるのは幸せですね。和食を選択して良かったと思いました。一度銀座のお店にも訪問したくなりますね。

映画糸でさらに感動

お腹も満たされて、映画を1本見ようとリストを見ていたら、2020年8月公開の映画『糸』を鑑賞。

中島みゆきの名曲「糸」をモチーフにした映画は、165万人以上の動員を記録した大ヒット映画でしたがまだ見ていませんでしたのでちょうどよい機会でした。中島みゆきの「糸」は2019年年間カラオケランキングで1位に輝くなど、時代を越えて年代を越えて歌が愛されるのは、人とのめぐり逢いや別れ、夢や絆や、生きることの大変さなど、いつの時代も変わらない人が抱える想いがあるからだと思います。映画『糸』は、菅田将暉と小松菜奈、斎藤工、榮倉奈々の実力俳優陣が演技していて、日本映画の素晴らしさに感動していました。是非まだ見ていない方は、2月3日にDVDが発売されるようですので、ご覧ください。(すみません映画の宣伝になってしまいました)

機内で、ほろ酔いながらの食事と映画と5感をフルに楽しみながら、まったりしているとあっと言う間にカリマンタン島を通過していました。ここから約1時間で到着です。機内Wi-Fiでフライトレーダーを確認していましたが、JAL729便の近くには、ジャカルタ行の他の飛行機も見当たらず、最短時間で到着できそうです。

あっという間にジャカルタ到着

左手にジャカルタ市内の街の光が飛び込んできて、スカルノハッタ空港の滑走路に30分早く到着しました。7時間30分のフライトでした。

ドアが開き、降機するとボーディングブリッジから感じる、ジャカルタの温かく蒸しっと湿った空気を肌に感じ、インドネシアに来たと実感する瞬間です。ブリッジを過ぎスカルノハッタ空港ビル内に入るといつも冷房が冷えすぎる位効いており、身震いしながら入国へと進みます。

その後の入国までの様子はこちらを御覧ください。

【インドネシア渡航】入国手続きの際PCR検査結果の紙が大活躍

 

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