バンドンまで3時間、個室は500万ルピアから。インドネシアの豪華列車は「入札制」だった
インドネシアに、ずいぶん豪華な列車が登場しました。
名前は「Nusantara Explorer(ヌサンタラ・エクスプローラー)」。インドネシア国鉄のKAIが走らせる観光列車です。SNSで写真を見かけたのですが、個室にベッドとソファが置いてあって、列車というよりホテルの部屋のようでした。
それだけでも驚いたのですが、もっと気になったのは切符の買い方です。値段は「500万ルピアから」。しかも「入札」と書いてあります。
列車の切符を入札で買う、というのは初めて聞きました。気になって、KAIのアプリを開いてみました。

列車の中に、寝室とレストランとラウンジがある
Nusantara Explorerは、2026年9月28日に正式に発表された列車です。
今回アプリで販売されているのは、Signature、Advance、Compactという3つのクラスの個室です。ほかに「Grand Restaurant」という食堂車と、ソファやバー、ピアノのあるラウンジもあります。内装には、バティックやワヤン(伝統的な影絵芝居)、バリの伝統的な模様が使われています。
写真を見ていると、目的地に着くまでの時間も楽しめそうです。


アプリで見たら、いちばん上は2,000万ルピアから
アプリでクラスを選ぶと、それぞれの最低入札額が出てきました。



金額は1人分ではなく、1室分です。どのクラスも定員は最大2人です。2人で乗って、Compactを最低額で落札できれば、1人250万ルピアになります。
どのクラスでも、食事とスナック、ラウンジとレストランの利用が含まれています。アプリを見る限り、主な違いは部屋の広さや設備です。Advanceには専用トイレが付いていて、Signatureはさらに広い部屋になります。Compactには、専用トイレの記載はありませんでした。
行き先はバンドン。乗っている時間は約3時間
今回募集しているのは、2026年11月8日(日)の便です。時刻は現地時間(WIB)です。

・ガンビル駅 9:00発 → バンドン駅
・バンドン駅 14:00発 → ガンビル駅
どちらも所要時間は約3時間です。
私は先日、パノラマ列車でガンビルからバンドンまで行ったばかりです。
ただ、ベッドでくつろいで、食事をして、ラウンジにも行ってみて、と考えると、3時間は案外あっという間だと思います。これだけの部屋なら、私はもっと長く乗っていたくなります。

払いたい金額を申し込んで、結果を待つ
切符の買い方は、普通の予約とは違います。
アプリで便とクラスを選び、自分が払ってもいいと思う金額を入れて申し込みます。表示されている500万ルピアはあくまで最低額で、その金額を払えば必ず乗れるわけではありません。
・入札の受付:10月16日〜28日
・結果の発表:10月29日(KAIコンタクトセンター121を通じて案内)
私が見た画面だけでは、落札者の選び方までは分かりませんでした。申し込むなら、そのあたりも確認しておきたいところです。
なお、ここで紹介しているのは、今回の11月8日運行分の販売方法です。
乗ってみたい。でも、いくらで申し込むか
インドネシアの鉄道に、こういう楽しみ方が出てきたのは面白いと思います。5年前にマカッサルに来たころは、想像もしていませんでした。
一度は乗ってみたいです。ただ、3時間の旅にいくら出すかと聞かれると、正直、すぐには答えが出ません。500万ルピアの数字を見ると、少し考えてしまいます。
実際に乗った人の感想を読んだら、また気が変わるかもしれません。