日本の支援で生まれた空港から、国境の川へ!初めてのビエンチャン夜散歩とビアラオの一杯
日本の援助で整備されたターミナルで、旅のスイッチが入る
ホーチミンからのフライトを終え、夕暮れの空を抜けてラオス・ビエンチャンへ到着しました。

機内から見たメコン川の絶景の余韻を抱えたまま、タラップを降りてターミナルの外へ向かいます。
そのとき、最初に目に入ったのが
「この空港(ターミナル)が日本の援助で整備された」

ということを示すプレートでした。
旅の入り口で、いきなり日本の存在を感じる。
その瞬間、ラオスが急に“遠い国”ではなく、どこかつながっている場所に思えてきます。
国の玄関に、日本の支援が刻まれている。
それは素直に、うれしい出来事でした。
首都なのに、肩に力が入らない。こじんまりとして、どこか日本の地方都市のような空気。
その“ちょうど良さ”が、この夜の記憶を濃くしてくれました。
到着直後の少し疲れた頭でも、
「よし、ラオスに来たんだ」
というスイッチが、自然と入る。
あのプレートは、そんな役割を果たしてくれた気がします。
入国を終えたら、次は現金の確保です。

ラオスではカードも使えますが、夜の散歩や屋台は現金があると安心です。
この日は、1万円を両替して1,345,500キープになりました。
インドネシアと同じで、桁が大きいだけ。価値が跳ね上がったわけではありません。
それでも、旅の序盤で
“現地通貨の重み”
を手にするのは大切だと感じます。
財布の中の景色が変わると、旅の解像度も一段上がる。
そんな気がします。
LOCAでタクシーを呼び、市内中心部へ!最初の移動で、街の温度がわかる
現地の配車アプリ「LOCA」でタクシーを呼び、市内中心部へ向かいました。

夜の移動でも不安はなく、空港から市内までは流れもスムーズです。
車窓から見えるビエンチャンの夜は、派手すぎません。
巨大な高層ビルが連続する感じでもなく、灯りの密度がちょうどいい。
「首都」と聞いて想像するような“都会の圧”が、あまりありません。
これが、ビエンチャンの第一印象でした。
肩の力が抜ける首都。
そして、どこか人の気配が近い街です。
One Vientiane Hotelにチェックイン
立地が“旅の自由度”を上げます
宿は市内中心部にある
One Vientiane Hotel(ワン・ビエンチャン)。

ナイトマーケットにもメコン川沿いにも歩いて行ける距離で、夜の散歩には最高の立地でした。
到着して荷物を置いた瞬間、まず感じたのは
「動ける」
という安心感です。
旅は、宿で半分決まる。
移動の負担が減るだけで、夜の一歩が軽くなり、結果的に見える景色が増えます。
この日はチェックイン直後から、さっそく外へ。
到着初日こそ、街を軽く歩いておくと、翌日の行動がぐっと楽になります。
ナイトマーケットへ
首都なのに“地元の夜”が残っている
ホテル周辺からナイトマーケットへ向かう道は、観光地のように作り込まれすぎていません。

でも暗すぎず、歩きやすい。
人の流れも自然で、観光客と地元の人が混ざっています。
屋台は、主張が強すぎないのがいい。
「買え買え!」という圧よりも、
「好きに見ていって」
という距離感。

この空気は、旅人にとってありがたいものです。
食べ歩きは、言葉が通じなくても成立します。
指差しと笑顔で十分。
この日はまず、ソーセージを購入して歩きながら頬張りました。

熱々の肉の香り、軽く効いたスパイス、そして屋外の空気。
屋台飯は、味だけでなく
“その場の温度”
も一緒に食べるものだと、改めて思います。
この雑多さこそ、ナイトマーケットの正しい楽しみ方。

食事を「一店舗で完結させない」。
歩きながら、少しずつ街を摂取していきます。
首都ビエンチャンは、こじんまりとして“地方都市みたい”でした
ナイトマーケットを歩いていて印象的だったのは、街がとても落ち着いていることです。
首都といっても過密ではありません。
道が人で埋め尽くされる感じでもなく、渋滞のストレスも比較的少ない。
大きなビルがない、というより
街のスケールが人間サイズなのです。
歩けば端から端まで、なんとなく把握できる。
「迷う楽しさ」より、「安心して歩ける」が勝つ街。
そして、人が温かい。
これは説明が難しいのですが、視線が柔らかいのです。
過剰に干渉されるわけではない。
でも、冷たくもない。

そのバランスが、夜の散歩を心地よいものにしてくれました。
メコン川沿いへ!対岸はタイ、国境の街でビアラオを開けます
ナイトマーケットの熱気を少し浴びたあとは、メコン川沿いまで歩きます。
ビエンチャンは、ただ“川へ向かう”だけで、旅の濃度が一段上がります。
メコン川の向こうは、タイ。

つまりここは、国境の街です。
地図で見れば当たり前なのに、実際に川を前にすると
「本当に隣が別の国なんだ」
という実感が湧いてきます。
そして、ここでようやくビアラオです。
この夜は、まずLaodi Bar Mekongで一息。

ビアラオを2本、そして枝豆。
ラオスで枝豆をつまみながらビールを飲む。
この“変な安心感”も、旅の面白さのひとつです。
ビアラオは、やはりうまい。

冷えた瓶を持った瞬間の幸福感は、説明不要でしょう。
川沿いの風、遠くの灯り、ゆっくり流れる時間。
それだけで、到着初日の疲れが、静かにほどけていきます。
ただし、この夜は想像以上に冷えました。
夜は17℃
東南アジアの夜としては、肌寒い部類です。
ビールはうまい。でも、外のテラス席では長居ができない。

身体の芯が冷えてくる前に、潔く退散する。
それが、この夜の正解でした。
旅先で無理をすると、翌日に響きます。
“楽しい”のピークで切り上げる。
それも、長く旅を続けるための大切な感覚です。
そうしてホテルへ戻りました。
川沿いの余韻と、ビアラオの後味を残したまま、ベッドに沈む。
到着初日の夜としては、十分すぎるほど濃い時間でした。
まとめ
ビエンチャンは「静かな首都」で、旅のスタートにちょうどいい
日本の援助が刻まれた空港ターミナルから始まり、
両替、タクシー、市内中心のホテル、ナイトマーケット、そして国境の川でビアラオ。
やったことはシンプルですが、それらをつなげると、しっかりと
“ビエンチャンの記憶”
になります。
首都なのに、こじんまり。
都会なのに、温かい。
そして、夜は少し寒い。
このギャップが、ビエンチャンを魅力的な街にしていました。
翌日は、いよいよルアンパバーンへ移動します。
この静かな首都で整えた気持ちを、そのまま次の街へ。
旅は、こうして少しずつ形になっていきます。