【インドネシア首都圏PSBB延長が続く】通勤電車でのマスク効果について言及

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ジャカルタでは、9月14日から大規模社会制限(PSBB)を再度強化することになり、民間企業は指定の11業種を除き在宅勤務が義務付けられるなど、企業活動にも大きな影響を与えています。

ジャカルタ首都圏で外出制限

ジャカルタ特別州に隣接するバンテン州と西ジャワ州でも引き続きPSBBが実施されています。バンテン州は9月7日から9月20日まで、同州の全域でPSBBを実施することになった。もともとは州内の3県・市(タンゲラン県、タンゲラン市、南タンゲラン市)のみでしたが、感染が州全体に拡大しているため、同措置を取ることになりました。西ジャワ州では5県・市(ボゴール県、ボゴール市、デポック市、ブカシ県、ブカシ市)でPSBBを9月29日まで延長するとしています。ブカシ県の工業団地では少なくとも22の企業で新型コロナウイルスの感染者が発生しています。

通勤電車で単層マスク避ける様に発信

ジャカルタを中心にバンテン州、西ジャワ州にまたがる通勤電車のKRLコミューターラインの乗客は、単層フェイスマスクを避けて乗車する様にとSNSで発信しました。

これはまだ厳密には禁止されていませんが、KRLコミューターラインの乗客は、車内で効果のない顔のカバーを着用しないようにアドバイスしています。

首都で最も混雑する鉄道通勤において、インドネシアCOVID-19タスクフォースによる調査に基づく報告を行っており、一般的なタイプのフェイスマスクとコロナウイルス感染から着用者を保護する効果について解説しました。

医療用マスクと多層布マスクは保護効果が満足できるものであると見なされましたが、「スキューバマスク」(合成繊維の単一層で構成されたぴったりとしたフェイスカバー)と「バフマスク」の着用者保護効果は0〜5%と言われていました。

KRLコミューターライン管理会社はスキューバマスクとバフマスクの正式な禁止はまだないが、コロナウイルスを含む飛沫が空調された列車の車内を循環する可能性を考慮して、乗客はそれらを避けるように促されています。

ジャカルタの多くの企業では従業員がオフィスで働くことを要求されたため、KRLコミュータラインの電車はパンデミックほとんどの間、乗客で混雑したままでした。
最近、COVID-19クラスターが公共交通機関から出現したことが報告されました。

ジャカルタがより厳しい制限に戻った主な要因の1つであり、企業の従業員が在宅勤務するようになりました。

感染拡大防止できるか

9月14日より厳格な規制が発効したため、前週の同じ時間に比べて、朝のラッシュアワーの間に乗客数が約19%大幅に減少したと報告しました。乗客の削減により通勤電車内は、ソーシャルディスタンスを確保するために、列車に一度に74人の乗客を制限するなど、他のルールを適用できるようになりました。

ジャカルタの様な人口が密集する地域でのコロナ対策が、あまり効果のないものとなっており、感染が拡大しています。

今回のスキューバマスクやバフマスクの様なマスクすらすることが無かったインドネシアにとって、まずは飛散防止という観点から着けることが定着したことがすごい進歩であると感じます。

蒸し暑いジャカルタで、医療用マスクや多層マスクなどは、かなり蒸れて不快となりますので、ある意味スキューバマスクやバフマスクを着ける事は仕方のないと感じます。

今回のPSBBの延長で、感染者が減る兆候がでる事を期待します。

 

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