朝3時にホテルを出る。それでも私は、ガルーダの早朝便が好きだ。
朝3時、ホテルを出る

朝3時、ジャカルタのホテルをチェックアウトしました。
眠い。正直、この時間にホテルを出るのはつらい。
タクシーに乗り込むと、外はまだ真っ暗です。
ところが、走り出してすぐに気づきました。
渋滞がない。
あのジャカルタに、渋滞がない
昼間のジャカルタしか知らない人には、これがどれほど非日常か、なかなか伝わらないかもしれません。あのジャカルタで、車が止まらずに流れている。信号待ち以外でブレーキを踏むことがない。スカルノハッタ空港まで、わずか30分。日中なら1時間半はみておきたい距離です。渋滞に巻き込まれて予定に間に合うかとやきもきする、あの独特のストレスが、今日は最初から存在しません。
深夜のジャカルタには、昼間とはまったく別の街の顔があります。渋滞のストレスも、クラクションの音も、この時間だけは静かに息をひそめている。眠い目をこすりながらも、なんだか少しだけ得をした気分になります。
朝4時、ラウンジでコーヒー

空港に着き、チェックインを済ませます。まだ4時前だというのに、すでに一日の移動は始まっている。ラウンジに入り、コーヒーを一杯。街の多くがまだ眠っている時間に、自分だけ先に一日を始めてしまったような、不思議な感覚があります。

ラウンジの中も人は少なく、同じように早朝便を選んだ人たちが、静かにコーヒーを飲んだり、スマートフォンを眺めたりしています。コーヒーを一口飲むごとに、頭の奥のもやが晴れていきます。
早朝のガルーダは、驚くほど時間どおり

5時、ボーディング。5時30分ドアクローズ。5時40分離陸。
私の経験上、早朝のガルーダはとにかく優秀です。日中の便に比べて遅延に当たることが少なく、今回も驚くほどスムーズでした。空港自体もまだ混雑しておらず、保安検査も待ち時間がほとんどありません。
普段、ジャカルタでの仕事は、予定通りに進まないことのほうが多いものです。そんな街での日々に慣れていると、この判で押したような正確さが、かえって新鮮に感じられます。
空の上で朝を迎える
今の季節は空気も澄んでいて、雲も少ない。真っ暗だった空が、少しずつ明るくなっていきます。早朝便の好きなところの一つが、この景色です。
機内はまだ静かで、多くの乗客が目を閉じています。そんな中で一人、窓の外の色の変化をただ眺めている時間は、出張の中でも数少ない、何もしなくていい時間です。
エコノミー3席独占という小さな幸運

GA604はマカッサル経由ケンダリ行き。後方の座席はガラガラで、3席をまるごと自由に使えました。肘掛けを上げて、足を伸ばす。エコノミークラスが、突然、最高の座席になる瞬間があります。

ビジネスクラスより快適だった、とまでは言わない。それは盛りすぎです。ただ、高い座席を買ったわけでもないのに、妙に贅沢な気分になる。コーヒーを飲みながら、あるいは少し眠りながら、マカッサルへ向かいます。

朝3時起きでも、早朝便を選ぶ理由

出発から2時間あまりで降下が始まり、ほどなくマカッサルに到着しました。ジャカルタとマカッサルには1時間の時差があり、マカッサルの時計は1時間進みます。
そして、私にとって一番大きいのは、朝のうちにマカッサルへ戻れることです。

ジャカルタからの移動だけで一日を潰さなくていい。
朝3時起きは確かにつらい。でも、朝9時にはマカッサルにいて、そこから普通に一日を始められる。
出張が多くなると、この数時間が意外と大きいのです。
朝は確かにつらい。でも、この移動を一度覚えてしまうと、昼間に空港へ向かう生活には、なかなか戻れません。
早起きには、早起きした人だけのジャカルタがある。
