スラバヤで至福のコーヒータイム──ライオンエアでマカッサルへ帰還

Indonesia Travel

マランからスラバヤへのバス移動を終え、再び都会の喧騒に戻ってきました。旅の終盤に差しかかり、名残惜しさと少しの疲れが混ざり合う中、空港に向かうにはまだ少し時間がありました。そんなときに出会ったのが、スラバヤのモールでふらっと立ち寄った一軒のカフェでした。この偶然の出会いが、旅のラストを美しく彩ることになりました。

モールで最高の「コーヒー」でひと息

マランからのバスは順調にスラバヤ市内へ到着。渋滞もなく、予定より早めに着いてしまったため、空港に直行するには少し早すぎると判断。そこで、空港からそう遠くないモールで時間調整をすることにしました。

インドネシアのモールは大型で空間も広く、冷房も効いていて居心地が良いため、移動中の休憩にはぴったりです。ショッピングフロアをぶらぶらと歩いていると、コーヒーの良い香りに誘われて足が止まりました。そこには、他のチェーン系カフェとは一線を画す、洗練された雰囲気の店構え──「MOST COFFEE SIGNATURE」がありました。

豆からこだわる本格派、MOST COFFEE SIGNATUREの魅力

カウンターには多種類のコーヒー豆が並び、スタッフが丁寧に一杯一杯を淹れてくれています。このカフェの面白いところは、お客が好みの豆を選び、その場で淹れてもらえること。さらに驚いたのは、単に「どこの豆か」というだけでなく、発酵方法(ナチュラル・ウォッシュド・ハニープロセスなど)や焙煎度の違いまで、詳しく説明してくれる点でした。

スタッフと会話を楽しみながら選んだのは、やはりインドネシアを代表するコーヒー、トラジャ(Toraja)。ハンドドリップで丁寧に淹れられた一杯は、まさに“香りを飲む”ような感覚。しっかりとしたボディ感と共に、華やかな酸味とほどよい甘み、余韻に残る香ばしさが広がり、自然と目を閉じて味わってしまうほどの満足感でした。

このようなこだわりの一杯を、インドネシアの旅の締めくくりとして味わえることができたのは、思わぬ収穫。空港に向かう前のコーヒータイムとして、今後もぜひ立ち寄りたいお気に入りの一軒となりました。

ジュアンダ国際空港へ

プライオリティパスでラウンジへ

コーヒーでリフレッシュしたあとは、Grabを呼んでスラバヤの玄関口、ジュアンダ国際空港へ移動。インドネシア第二の都市の空港は、設備も整っており利用しやすい印象です。

チェックインを済ませ、まだ時間があるので向かったのは、プライオリティパスで利用可能な「Blue Sky Lounge」に向かいます。このラウンジは、ガルーダ・インドネシア航空のビジネスクラス用としても使われている施設で、期待を裏切らないクオリティです。

中に入ると、落ち着いたインテリアに加え、ブッフェスタイルの食事やドリンク、スナック、デザート類が豊富に用意されています。ホットミールとして、ナシゴレンやミーゴレン、スープ類などが並び、注文形式で卵焼き付きのオリジナルミーゴレンをリクエスト。

普段インスタントのミーゴレンにはあまり興味がないのですが、こうして手間をかけて作られたものは格別。卵の半熟加減、甘辛いソース、香ばしい香りが三位一体となり、しみじみとおいしさを感じました。

ライオンエア JT880便でマカッサルへ

30分遅延も、ほぼ順調

搭乗時間が近づき、ゲートへと移動。今回利用するのはライオンエア JT880便。機材トラブルや大幅な遅延の話もよく耳にする航空会社ですが、この日は定刻から30分遅れでボーディング開始。インドネシア国内線としては“ほぼ順調”と言える範囲内です。

夜のフライトということもあり、空からの眺めはあまり楽しめませんでしたが、機内は静かで乗客の多くもリラックスモード。

およそ1時間10分のフライトで、無事マカッサルのスルタン・ハサヌディン国際空港に到着しました。

空港に降り立つと、どこかホッとする気持ちに包まれます。旅の高揚感とはまた違う、日常へと帰ってきた安堵感をしみじみ感じました。

 

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