インドネシア生活の「地味にしんどいこと」!小さなストレスの積み重ね

Indonesia Makassar

記事の冒頭
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海外生活というと、自由で、のんびりしていて、どこか日本よりもストレスが少ないイメージを持つ人も多いと思う。

たしかに、インドネシアには日本にはない魅力がある。

空気はゆるい。

人との距離も近い。

夕方になれば、道端でコーヒーを飲みながら談笑する人たちがいて、どこか時間がゆっくり流れている。

でも、実際に長く住んでいると気づく。

海外生活を本当に削ってくるのは、大事件ではない。

“地味なストレス”だ。

しかも、そのストレスは一発でメンタルを壊すわけではない。

少しずつ、毎日、静かに積み重なっていく。

最近、まさにそれを感じる出来事があった。

本文の途中(見出し前)
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家の水道ポンプ故障

ある日突然、水が出なくなった

最初は単純な故障だと思った。

「ああ、ポンプ壊れたか」

インドネシアでは珍しいことではない。

日本なら管理会社に連絡して、業者が来て、原因を特定して、数時間後には終わる話かもしれない。

しかし、こちらではそう簡単には終わらない。

まず、ポンプを交換した。

「これで大丈夫です」

そう言われた。

しかし翌日、また水が止まる。

もう一度確認する。

今度は電源が怪しいと言われる。

修理する。

また動く。

しかし、数時間後、また止まる。

「なんでだろう」

毎日それの繰り返しだった。

“原因不明”が永遠に続く

インドネシアで生活していると、この“原因不明状態”が本当に多い。

日本だと、

原因調査

問題特定

修理

完了

という流れがある。

でもこちらでは、

とりあえず触る

動いた

OK

また壊れる

になりがちだ。

今回も結局、ポンプだけの問題ではなかった。

最後に分かったのは、水タンク自体が水漏れしていて、その影響でポンプも電源系統もダメージを受けていたということだった。

結果、タンク移設工事まで始まった。

気づけば、毎日のように誰かが来て、工具の音がして、水が止まり、電気が落ち、また何かを修理している。

そして、一瞬「直ったかな」と思う。

でも翌朝、また止まる。

この繰り返しである。

一番しんどいのは、「終わりが見えないこと」

海外生活で本当に疲れるのは、“大トラブル”ではない。

むしろ、

「いつ終わるのかわからない状態」

が一番しんどい。

例えば日本なら、

「木曜に部品交換します」

「金曜に完了します」

と予定が見える。

でもこちらは違う。

今日来ると言って来ない。

来たと思ったら部品が違う。

直ったと言ってまた壊れる。

だから、ずっと頭のどこかで気にし続けることになる。

シャワーを浴びる時も、

「今日ちゃんと水出るかな」

と考える。

夜寝る前も、

「また止まらないかな」

と思う。

この“常に少し気を張っている状態”が、じわじわメンタルを削っていく。

怒ってはいけない、と自分に言い聞かせる

さらに難しいのが、人間関係

今回、修理をしているのは、いわゆる専門業者ではない。

知り合いの若いスタッフたちが、見よう見まねで頑張ってくれている。

だから強く言えない。

みんな悪気があるわけではない。

むしろ一生懸命やっている。

汗だくになりながら、

スマホで調べながら、

なんとか直そうとしている。

だからこちらも、

「怒っちゃダメだ」

「イライラしちゃダメだ」

「相手も頑張ってる」

と自分に言い聞かせる。

でも、人間だから疲れる。

朝また水が止まっているのを見ると、正直かなり気持ちが沈む。

海外生活では、この“感情を自分でコントロールし続ける疲れ”

がかなり大きい。

日本の「当たり前」は、実はすごかった

こういう時、日本の凄さを実感する。

日本では、

水が出る

電気が安定する

修理が終わる

時間通り来る

というのは“普通”だ。

でも海外に住むと分かる。

あれは全然普通ではなかった。

ものすごく高度なシステムだった。

しかも、日本ではそれを意識することすらない。

蛇口をひねれば水が出る。

それが永遠に続くと思っている。

でも実際は、多くの人の仕事と責任感で支えられていた。

海外生活をすると、そのありがたさを痛感する。

それでも、なぜ住み続けるのか

では、そんなに大変なら、日本へ帰ればいいのではないか。

たぶん、そう思う人もいる。

でも不思議なことに、インドネシア生活には、それでも離れられない魅力がある。

修理中のスタッフたちも、最後には笑いながらコーヒーを飲んでいる。

近所の人が「まだ直らないの?」と声をかけてくる。

誰かが別の知り合いを呼んでくる。

気づけば、みんなでなんとかしようとしている。

効率は悪い。

日本ならありえない。

でも、そこには人間っぽさがある。

だから難しい。

イライラするのに、嫌いになれない。

これがインドネシア生活の不思議なところだと思う。

海外生活は、“小さなストレス”との付き合い方

海外生活で大事なのは、完璧を求めすぎないことなのかもしれない。

日本と同じ品質。

日本と同じスピード。

日本と同じ責任感。

それを求め続けると、たぶん疲弊する。

もちろん改善すべきことは多い。

でも同時に、

「まあ、今日はここまで進んだからいいか」

と思える力も必要になる。

海外生活は、語学力だけではない。

メンタルの柔軟性が本当に大事だと思う。

そして今も、たぶんどこかでまた水漏れしている気がする。

でも、とりあえず今日は水が出ている。

だから、もうそれでいいことにした。

記事の最後
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