マカッサルから、わずか30分。パナンブンガン島は今が最高の季節だった
マカッサルの街を背にして出発
朝、マカッサルの船着き場に集合しました。今回は12名、船は2隻です。
荷物を積み込みながら、ふと振り返ると、いつも見慣れた街の建物が背後に並んでいました。数分前までいたマカッサルの街が、船の後ろにそのまま残っています。
正直なところ、どこかに「遠出をする」つもりで準備をしていました。日焼け止め、飲み物、着替え。ですが、船が岸を離れてから島が見えてくるまで、わずか30分でした。
船の前方に、小さな島が見えてきました。 海の色は、すでに街の近くとはまったく違っていました。
30分後、海の色が変わった

沖に出たばかりの海は、濃い青でした。街から離れるにつれて、見慣れたマカッサルの景色が少しずつ遠ざかっていきました。
ところが、島が近づくにつれて、その青は少しずつ薄くなり、やがてエメラルドグリーンへと変わっていきました。船の上から、もう海底が見えます。白い砂浜、木々に覆われた小さな島、海に向かって延びる桟橋。
まだマカッサルを出て30分しか経っていませんでした。

乾季の海は、以前とはまったく違っていた
パナンブンガン島を訪れるのは、これが初めてではありません。ただ、今回、船の上から島を見た時点で、以前とは海の色が違うことに気づきました。
今のマカッサルは乾季にあたります。空にはほとんど雲がなく、海も穏やかでした。船の上から海底が見えるほど、水も澄んでいます。
パナンブンガン島へ行くなら、私はこの季節をすすめます。それくらい、今回の海はきれいでした。
海に入って驚いた
砂浜から、そう遠くまで行く必要はありませんでした。少し海に入っただけで、もうサンゴ礁が広がっています。
顔を水につけてみると、サンゴの間を色とりどりの小さな魚が泳いでいました。本格的に沖まで泳がなくても、岸の近くでこれだけの景色を見ることができます。
写真には収めきれない色や動きが、水の中にはまだたくさんありました。

飾らない島で過ごす
島には、白い砂浜と木陰があります。海を眺める場所には、素朴なブランコとベンチが置かれています。
大きなホテルや、都会的なリゾート施設はありません。木陰で休み、泳ぎたくなったら海に入る。この島では、それだけで十分でした。

サンゴ礁がつくった島
島を歩いていると、案内板を見つけました。「Panambungan Reef Island Geosite」と書かれています。この島自体が、サンゴ礁や海洋生物の堆積によって長い年月をかけて形成されたものらしく、Maros Pangkep Geoparkのジオサイトのひとつになっているといいます。
美しいだけの島だと思っていましたが、この景色は、長い時間をかけて自然がつくり上げてきたものでした。サンゴを踏まないこと、持ち帰らないこと。そんな当たり前のことを、あらためて意識しました。

マカッサルの近くに、まだ知らない海がある
帰りの船から島を振り返ると、白い砂浜と桟橋が少しずつ小さくなっていきました。
マカッサルに住んでいると、海はいつでも行けると思ってしまいます。だからこそ、かえって行かない。
以前にも訪れた島でしたが、乾季のパナンブンガン島は、私が知っていた景色とはまったく違っていました。

この海を見られるのは、たぶん今です。