ロサリビーチの夕陽が、いつもと違う色をしていた

Indonesia Makassar

記事の冒頭
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夕方、少し時間ができたので、ロサリビーチに出かけました。マカッサルに住んで5年になりますが、海に沈む夕陽を見に行く時間は今でも好きです。

ビーチへ向かう途中、通りの先に、たくさんのドームが重なったモスク(Masjid 99 Kubah)が見えてきました。その少し上に、太陽が出ていました。

通りの先にモスクと太陽

このとき、最初に「あれ?」と思いました。太陽がまぶしくないのです。普段ならまだ目を向けられない高さなのに、丸い輪郭がはっきり見えていました。色もオレンジというより、赤に近い色です。空は夕焼け色に染まっているというより、全体が薄いピンクがかった灰色でした。

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空ではなく、太陽だけが赤い

ロサリに着くと、海沿いにはいつものように人が集まっていました。岸には観光用の木造船が並び、その向こうにモスクが見えます。景色としては、いつものロサリです。

ピニシ船とモスクと赤い太陽

ただ、空が違いました。

南国の夕焼けというと、空全体がオレンジや紫に焼けて、雲が光るような景色を思い浮かべます。ロサリでも、そういう空を何度も見てきました。でもこの日は、空がぼんやりかすんだままで、その中に赤い丸だけがぽつんと浮かんでいました。

見ていて、日の丸みたいだなと思いました。日本人なので、どうしてもそう見えてしまいます。

スマホを望遠にして太陽だけを撮ってみると、背景は灰色一色で、そこに赤い円があるだけの写真になりました。夕陽を撮ったはずなのに、どこか作り物のような、不思議な一枚です。

灰色の中の赤い太陽のアップ

モスクのドームの横に太陽が並んだ写真も撮れました。こちらは正直、かなりきれいです。ドームのオレンジ色と太陽の赤が並んで、絵はがきのようにも見えます。

モスクのドームと赤い太陽

ニュースで見ていたヘイズを、目で見た

実はこの少し前から、マカッサルの空気が悪くなっているというニュースを目にしていました。以前、朝の街がかすんでいたことをNOTEに書いたこともあります。

マカッサル市は10月14日、BMKG(気象気候地球物理庁)などの報告をもとに、車の排気ガスに加えて、域外から流れてくる森林や土地の火災の煙が大気悪化の原因だと発表しています。18日の報道でも、煙の影響は続いているとされていました。

ニュースで知ってはいましたが、こうして夕陽の見え方まで変わると、空気のかすみを改めて実感します。

夕陽が赤く見えるのは、太陽の光が昼間より長い距離の大気を通り、青い光が散乱して、赤い光が届きやすくなるためです。煙や微粒子が多いと、さらに光が弱まり、太陽の色や見え方が変わることがあります。

もっとも、薄い雲や湿気、カメラの色の補正でも見え方は変わります。写真だけで「これはヘイズだ」と言い切ることはできません。それでも、最近の状況を考えると、やはりその影響を感じる夕陽でした。

いつも通りのロサリ

海沿いには、民族の名前を掲げた赤い大きな文字のモニュメントがあります。「MANDAR」の文字の前では、腰かけて海を眺める人や、写真を撮る家族連れ、おしゃべりしながら歩く人たちがいました。

空がかすんでいても、ロサリの夕方の風景は変わりません。みんな、いつものように夕涼みに来て、いつものように過ごしています。ただ、その向こうに見える赤い太陽だけが、私には少し気になりました。

きれいだけど、少し気になる

家に帰って写真を見返すと、赤い太陽とモスクが、思った以上にきれいに写っていました。

写真だけを見ていたら、きれいな夕陽だと思って終わっていたかもしれません。でも、この日は空のかすみが気になりました。

次は、空全体がオレンジ色に染まる、いつものロサリの夕焼けも見たいものです。

記事の最後
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