バリの朝、波音と潮風に包まれて ― チャングーのLa Brisa Baliで味わう至福のブランチ
バリ・チャングーの人気ビーチクラブ「La Brisa Bali」で過ごす贅沢な朝。波の音と潮風、軽やかな音楽に包まれながら、クラフトビール「KURA KURA」と彩り豊かなブランチを堪能。海を望むデイベッドで味わう非日常の時間は、まさに五感で感じる“バリの朝”そのものです。
La Brisa Baliで過ごす贅沢な朝食時間
朝の光がゆっくりとチャングーの海を照らし始めるころ、La Brisa Baliの木のゲートをくぐりました。波の音、木々を抜ける風、ココナッツの香り。ここは、ただのビーチクラブではありません。心まで目覚めさせてくれるような、特別な“バリの朝”が始まる場所です。
La Brisaへ ― 緑に包まれた小道の先に

チャングーの人気ビーチ、エコービーチのすぐそばに位置するLa Brisa Bali(ラ・ブリサ・バリ)。オープンの10時少し前に到着すると、入り口の白い看板と木々のアーチが出迎えてくれます。ヤシの木や南国の草木が生い茂る石畳の小道を進むと、まるでジャングルの中に迷い込んだような感覚に包まれます静かな朝の空気に、鳥の声とスタッフの笑顔が溶け合い、ゆったりとした時間が流れていました。

開店と同時に入店すると、まだ人の少ない時間帯。どこか神聖さすら感じる静けさがあります。通路の先に広がるのは、目の前に広がる海と白い木造デッキ、そして軽やかに流れるチルなミュージック。すべてが完璧に調和していて、「この場所で朝を迎えるためにバリに来たのだ」と感じる瞬間でした。
海を一望する究極の特等席

スタッフに案内され、海沿いのデイベッド席へ。白い木のフレームにネイビーブルーのクッションが映えるこのエリアは、La Brisaの象徴的な空間です。波打ち際に面したデッキからは、エコービーチの大きなうねりとサーファーたちのシルエットを眺めることができます。デイベッドに腰を下ろすと、柔らかな海風と潮の香りが頬をなでました。クッションにもたれながら空を見上げると、椰子の葉が風に揺れ、木漏れ日が優しくきらめいています。

波の音とBGMが心地よく重なり、まるで時間がゆっくりと流れていくように感じました。この穏やかな朝の空気が、旅の疲れをすっかり癒してくれます。
KURA KURAで始まる一日
まず注文したのは、バリ島発のクラフトビールKURA KURAです。鮮やかなブルーの缶を開けた瞬間、爽やかなホップの香りがふわりと広がりました。南国の太陽の下、冷えたビールを一口。軽やかでフルーティーな味わいが、体の隅々まで染み渡っていきます。

「これぞ、バリの朝の贅沢」。
波の音をBGMに、心までほどけていくようなリラックスした時間が流れます。
同行していたお客さんも、「ここが本当に現実の場所なんですか?」と驚きながら笑顔を見せていました。
見た目も味も満点 ― La Brisaの絶品ブランチ
朝食の時間が始まると、テーブルには次々と色鮮やかなプレートが並びます。ビーチ沿いのカフェらしい華やかさと、バリらしい素朴さが見事に融合したメニューばかりです。
まず運ばれてきたのは、ベーグルサンドイッチ。

ふんわり焼き上げられたバンズに、スクランブルエッグとカリカリのベーコン、濃厚なチェダーチーズがサンドされています。添えられた自家製ポテトチップスは香ばしく、ビールとの相性が抜群でした。

次に登場したのは、エッグベネディクト風のオープントースト。厚切りのパンの上にハムと半熟卵、そしてたっぷりのホランデーズソース。仕上げに削られたチーズがふわりと舞い、見た目も香りも贅沢そのものです。

ナイフを入れると、卵黄がとろりと流れ出し、焼きたてのパンに染み込んでいく瞬間がたまりません。そしてデザート代わりに注文したトロピカルフルーツプレートは、まさに南国の宝石箱。マンゴー、ドラゴンフルーツ、パイナップル、スイカ、ストロベリー。どれも完熟の甘さで、海風に揺れる朝の光をそのまま閉じ込めたような味わいでした。

音と風と光が作る、“完全な朝”
La Brisaの魅力は、料理や景色だけではありません。
店全体がまるで自然の一部として呼吸しているような心地よさに包まれています。ウッドデッキの上で足を伸ばすと、木のぬくもりとともに潮風が通り抜けていきます。スピーカーから流れる軽やかなダンスミュージックは、音量を抑えながらも心を揺らすリズム。

波の音と音楽が調和し、まるで自然と会話しているかのような穏やかな時間が流れます。スタッフはいつも笑顔で、ゲスト一人ひとりにさりげなく気を配ってくれます。

チャングーの海が教えてくれる“ゆるやかな時間”
朝の陽射しが強くなり始めたころ、サーファーたちは次々と波に乗っていきます。La Brisaのデッキから眺めるその光景は、まるで映画のワンシーンのようでした。ただ波を見ているだけで、時間の感覚がゆっくりと遠のいていきます。チャングーという街は、バリの中でも独特の雰囲気を持っています。

観光地でありながら、ローカルの生活が息づき、欧米の移住者やデジタルノマドも多く暮らしています。そんな多様な文化が混ざり合うこの街の“ゆるやかなリズム”こそが、La Brisaに流れる空気の源なのでしょう。

すべてが完璧だった、バリの朝
ビーチ沿いの風景、波の音、心地よい音楽、そして冷えたクラフトビール。
La Brisa Baliで過ごしたこの朝は、五感のすべてが満たされる時間でした。
同行したお客さんも、「まるで映画の世界にいるみたい」と感嘆の声を上げていました。バリの穏やかな朝をこんな形で迎えられるのは、本当に贅沢な体験です。
次にバリを訪れるときも、朝10時の開店と同時にこの場所を訪れたいと思います。あの静けさと光、そして潮風の感触を、もう一度味わうために。この朝の体験は、単なる“食事”ではなく、
「バリの自然と共に目覚める時間」そのものでした。
忙しい日常を離れ、心のリズムを取り戻す場所として、La Brisa Baliはこれ以上ない選択だと感じます。

La Brisa Bali 基本情報
住所:Jl. Pantai Batu Mejan, Canggu, Bali 80361
営業時間:10:00〜23:00
Google Maps:La Brisa Bali