快適な一時帰国の空の旅 ― JAL720便 バルクヘッド席でジャカルタから成田へ
インドネシアでの滞在を終えて日本へ戻るフライトは、旅の締めくくりであり、次の生活へ気持ちを切り替える特別な時間でもあります。今回は、ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港から日本航空(JAL)720便で成田空港へ向かいました。選んだのはボーイング787-8型機のエコノミー最前列、18Aのバルクヘッド席。足元の広さと開放感は想像以上で、JALならではの丁寧なサービス、日本的な機内食、最新の機内エンタメを満喫しながら、7時間の空の旅が驚くほど快適に過ぎていきました。
スカルノハッタ空港で日本を感じる瞬間
ラウンジを出て、今回の搭乗ゲートは新しく整備された1C。搭乗口に近づくと、白いボディに赤い鶴丸が映えるJALのボーイング787-8が目に飛び込んできます。異国で目にする日本の航空会社の機体は、どこか懐かしく、不思議な安心感を与えてくれるものです。

搭乗時間になると、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの順に案内が始まり、整然としたボーディングが進んでいきます。JAL特有の落ち着いた雰囲気は、この瞬間からすでに感じられます。

18Aバルクヘッド席の魅力

機内に足を踏み入れると、赤を基調とした落ち着きのあるシートが整然と並び、柔らかなLED照明がリラックス感を演出しています。今回の座席18Aは、エコノミークラスの最前列に位置し、目の前にはビジネスクラスとの仕切りがあるのみ。足元のスペースは圧倒的に広く、窮屈さをまったく感じません。

長時間フライト特有の足のむくみや腰の疲れも軽減できそうで、これからのフライトに期待が高まります。

ドリンクとエンタメでリラックス

離陸して安定飛行に入ると、まずはドリンクサービス。白ワインを選び、ゆったりと乾杯。おつまみのパッケージには折り鶴のデザインがあしらわれ、日本らしい心遣いを感じます。ワインを片手にモニターを操作すると、邦画からハリウッド映画、ドキュメンタリー、アニメまで幅広いラインナップ。今回は日本映画を2本楽しむことにしました。ノイズキャンセルイヤホンを使えば機内の雑音もほとんど気にならず、快適に映像を楽しめます。
機内食 ― 帰国前に味わう“日本のごはん”

待ちに待った機内食の時間。今回のメニューは「鶏の和風炒め煮丼」。ふんわりとした卵そぼろと柔らかい鶏肉がご飯を覆い、ほんのり甘辛い味付けと紅しょうがのアクセントが絶妙です。口に入れた瞬間、“ああ、日本の味だ”とほっとした気持ちになります。サイドディッシュには野菜の炊き合わせ、大根・胡瓜・人参の和風サラダが添えられ、どちらも優しい味わい。海外生活が長いと、この控えめな塩加減と出汁の風味がじんわり嬉しく感じられます。デザートの抹茶ケーキは、ふわりと広がるお茶の香りとしっとりとした口当たりが特徴で、食後のコーヒーと相性抜群でした。
快適な空の時間 ― 足を伸ばして映画2本
食後はすっかりリラックスモード。18Aの足元スペースは予想以上に広く、前席がないためストレッチも自由自在。座ったまま足首を回したり、軽く立ち上がって体をほぐしたりできるので、長時間フライトでも体の負担がぐっと減ります。

モニターで映画を2本じっくり鑑賞しつつ、合間には窓の外を眺めました。南シナ海を越えたあたりから少しずつ雲が切れ、青い海と島々が見え始めます。やがて日本列島に近づくと、田園風景や街並みが眼下に広がり、帰国の実感が一気に高まる特別な瞬間です。
成田到着

7時間のフライトは驚くほど早く感じられました。機体は定刻通りに成田空港へ到着。到着ゲートを抜けると、目に飛び込んでくる「Welcome to Japan」のサイン。

何度見ても心がほっと温まる光景です。入国審査はスムーズに進み、荷物もすぐに出てきました。久しぶりの日本の空気を吸い込むと、独特の湿度と安心感が身体にしみわたります。

まとめ ― JAL720便は“安心と快適”の一時帰国フライト
今回のジャカルタ発成田行きJAL720便は、快適さと安心感がしっかり詰まった理想的なフライトでした。日本的な機内食と丁寧なサービス、充実したエンタメ環境のおかげで、長距離フライトでも疲れを感じず過ごせます。日本での滞在は短い予定ですが、久しぶりの帰国を思う存分楽しみたいと思います。