【インドネシア】今年の祝日が5日間も大幅削減決定!感染拡大防止狙い

Indonesia

インドネシア政府は22日、今年の政府指定休日を大幅に削減すると発表しました。当初計画の年7日間から5日削減し、2日のみとするそうです。

長期休暇に帰省や旅行をする人の移動を抑制し、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するのが狙いとの理由です。

政令定休日とは

政令指定休日(cuti bersama)とは、インドネシアの国民の祝日となり、国内の観光促進や、公務員の効率を高める手段として導入されました。

祝日に合わせて連休とするために、祝日の前後に設けられた休日です。有給休暇のような形で付与され、長い時には1週間にも及ぶ可能性もあります。

政令指定休日は、ほとんどの民間企業も政府の方針にそって、年時休暇を調整して休日としています。

今年の政令定休日は2日に

今年の政令定休日は、5月12日と12月24日の2日間となりました。

  • 5月12日  イスラム教の断食明け大祭(レバラン、今年は5月13~14日)前日
  • 12月24日 クリスマス(12月25日)前日

削減される休日は5日間

削減される政令指定休日の5日間は、

  • 3月12日   
  • 5月17~19日
  • 12月27日

ムハマッド昇天祭の3月11日の祝日後の12日に設定されていた休日がなくなることで、土日を合わせた4連休ではなくなりました。

今年の断食明け休日(レバラン)に合わせて8連休の大型連休が予定されていましたが、5連休に短縮となります。

クリスマスに合わせた4連休が3連休に短縮となりました。

2021年の「インドネシアの祝祭日」

1月1日(水):新年
2月12日(金):イムレック(中国暦2572年新年)
3月11日(木):ムハマッド昇天祭
3月12日(金):政令指定休日 なし
3月14日(日):ニュピ(サカ暦1943年新年)
4月2日(金):キリスト受難日(聖金曜日)
5月1日(土):メーデー
5月12日(水):政令指定休日 あり
5月13日(木)~ 14日(金):イドゥル・フィトリ(1442年断食明け大祭)
5月17日(月)~ 19日 (水):政令指定休日 なし
5月26日(水):ワイサック(仏教大祭)
6月1日(火):建国5原則の日
7月20日(火):イドゥル・アドハ1442年(メッカ巡礼最終日)
8月10日(火):イスラム暦1443年新年
8月17日(火):インドネシア共和国独立記念日
10月19日(火):ムハマッド降誕祭
12月24日(金):政令指定休日 あり
12月25日(土):クリスマス
12月27日(月):政令指定休日 なし

インドネシアの祝祭日(祝日・休日)について

インドネシアの祝日は、元旦、メーデー、パンチャシラの日(憲法記念日)、独立記念日の4つが全国民共通の祝祭日で毎年日にちは変わりませんが、これら以外の祝日が、毎年日付が変わります。

これはインドネシアが多民族国家のため国全体の90%を占めるイスラム教徒のほか、キリスト教徒、仏教徒、ヒンドゥー教徒の各宗教関連の祝日が多く、またそれぞれの宗教で異なった暦を使用しているため、毎年日付が変わるのです。

休日変更で混乱は⁉

コロナの影響が続いており、長期休みが取れないようにして感染拡大防止する方法もあるのかと関心する一方で、長期休みを期待して旅行を計画していた人達にとっては、旅行断念も含め計画変更を余儀なくされるのもどうなのでしょうか?

朝令暮改で今年に入って、急に休日を変えてしまうのも、インドネシアらしい一面なのでしょうか。

 

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