マカッサルに急増中!EVタクシー「Green Taxi」の実力を徹底レビュー

Indonesia Makassar

マカッサルの街で急増しているEVタクシー「Green Taxi」。鮮やかなターコイズブルーの車体が目を引きますが、実際に乗ってみると、その実力は想像以上でした。静かで滑らかな乗り心地、GrabやGojekとほぼ同水準の明朗な料金設定、そして新しく清潔な車内空間。実際の乗車体験をふまえ、Green Taxiの外観・車内・料金・使い勝手を詳しくお伝えします。

最近よく見かける、あのターコイズブルーの正体

マカッサルの街を歩いていると、

ここ最近、妙に目に留まる車があります。

鮮やかなターコイズブルーのボディに、

ルーフには「TAKSI」の表示。

一見すると普通のタクシーですが、どこか雰囲気が違います。

それが、今回ご紹介する EVタクシー「Green Taxi」 です。

最初は、

「また新しいタクシー会社が出てきたのだろうか」

その程度の印象でした。

しかし、実際に乗ってみると、その印象は大きく変わりました。

これは単なる「環境に優しいタクシー」ではありません。

移動の質そのものが、一段階上がっていると感じたのです。

この記事では、Green Taxiに実際に乗って分かったことを、

写真と体験をもとに、率直にお伝えしていきます。

Green Taxiとは?

Green Taxiは、電気自動車(EV)専用のタクシーサービスです。

インドネシア政府が進めるEV普及政策の流れを受け、

ジャカルタやバリに続き、マカッサルでも台数が徐々に増えてきました。

街中で見かける頻度も、ここ半年で明らかに高まっています。

特徴的なのは、その外観です。

一目で分かるターコイズブルーの車体

車体側面に表示された車両番号

正規タクシーを示す黄色ナンバー

どこから見ても「正規のタクシー」であることが分かり、

初めて利用する場合でも安心感があります。

想像以上に静かで新しい

ドアを開け、後部座席に座った瞬間、

まず感じたのは車内の静けさでした。

エンジン音はほとんど聞こえず、

信号待ちでも車体の振動がありません。

EVならではの特徴ですが、実際に体験するとその差は明確です。

車内全体は新しく、清潔感があります。

シートにヘタリがなく、座り心地が良い

嫌な臭いが一切しない

エアコンの効きが非常に良い

中央には大型のタッチスクリーンが設置されており、

ナビゲーションや車両情報がまとめて表示されています。

「新しい車に乗っている」という感覚が自然と伝わってきました。

料金は高いのでしょうか? GrabやGojekとほぼ同じです

EVタクシーと聞くと、

「料金が高いのではないか」と感じる方も多いと思います。

私自身も、正直そう思っていました。

しかし、車内に掲示されていた公式料金表を見ると、

その印象はすぐに覆されました。

最初の1km:8,000ルピア

1km以降:4,500ルピア/km

これは、GrabやGojekとほぼ同水準の料金です。

さらに、

割引などプロモーション価格もあり

高速代や駐車代は事前に説明がある

不透明な追加請求がない

といった点も好印象でした。

料金が事前に把握できるため、安心して利用できます。

EVならではの乗り心地

走行中に強く感じたのは、加速と減速の滑らかさです。

発進時は静かでスムーズ。

変速ショックがなく、自然にスピードが上がります。

ブレーキも穏やかで、同乗していて不安を感じることがありません。

マカッサルは信号が多く、渋滞も日常的です。

そのため、この滑らかな走行性能は、体感的な快適さに直結します。

移動中に電話をしても声が聞き取りやすく、

資料を確認していても集中が途切れません。

移動時間が疲れにくいという点は、想像以上のメリットでした。

アプリの使い勝手 

Green Taxiは専用アプリを使って配車します。

操作感はGrabやGojekに近く、直感的に使えます。

現在地と目的地を入力

料金を確認

車両の現在位置をリアルタイムで確認

ドライバー情報や車両番号も表示されるため、

安心して待つことができます。

乗車履歴や領収書もデジタルで保存されるため、

経費精算が必要な方にも向いています。

Grab・Gojekと比べてどうか 

実際に利用してみて感じた点を整理すると、以下の通りです。

良い点

車両が新しく、清潔感がある

静かで快適な乗り心地

料金が比較的安定している

気になる点

台数はまだGrabほど多くない

郊外では配車しにくい場合がある

とはいえ、市内中心部であれば、

十分に実用的な選択肢になっています。

快適さを重視する場面では、Green Taxiを選びたくなることも多いと感じました。

Green Taxiは一過性ではありません

インドネシア政府は、EVの普及を国家レベルで進めています。

EV車両への優遇政策

公共交通への導入促進

環境負荷低減への取り組み

こうした流れを考えると、

Green Taxiのようなサービスは今後さらに増えていくでしょう。

台数が増えれば、配車エリアも広がります。

そうなれば、EVタクシーは「特別な存在」ではなく、

日常の移動手段として定着していくはずです。

まとめ 

Green Taxiは、

環境に配慮されており

料金は現実的で

乗り心地が明らかに快適

という、非常にバランスの取れたEVタクシーでした。

一度乗ってみると、

「これで十分だ」と自然に感じられます。

マカッサルの移動は、

静かに、しかし確実に変わり始めています。

 

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