時の流れが速すぎる!2025年2月のマカッサル暮らし

Indonesia Makassar

2025年もあっという間に1ヶ月が過ぎ、気づけば2月に突入していた。つい先日、新年を迎えたばかりのように思えたのに、気づけば2月の節分も終わっていた。今年は豆まきをすることもなく、静かにその日が過ぎてしまった。日本では恵方巻を食べたり、節分の行事を楽しむ家庭が多いが、ここインドネシアでは特に大きなイベントとして意識されることはない。とはいえ、日本人として「もう節分か」と思うと、やはり時の流れの速さを実感せずにはいられない。インドネシア・マカッサルでの生活も、すでに3年以上が経過している。時間が経つのが本当に早く感じる。

マカッサルの2月の気候と生活の変化

インドネシアは赤道直下の国であり、1年を通して気温が高いが、2月は比較的湿度が高く、雨季の終盤に差し掛かる時期でもある。マカッサルでは、この時期に頻繁にスコールが発生し、午後になると突然の大雨に見舞われることも多い。街の人々はこの気候に慣れているため、折り畳み傘やレインコートを常に持ち歩くのが日常的だ。

この雨季の影響で、市場では一部の農作物の価格が高騰することもある。特に葉物野菜や果物は、供給が不安定になりやすい。交通状況にも影響を及ぼし、道路の一部が冠水することもしばしば見られる。しかし、その一方で、雨上がりには澄んだ空気と美しい夕焼けが広がることが多く、自然の美しさを感じる機会にもなる。

ラマダンの訪れとその影響

そして、2月が終わる頃にはラマダンが始まる。今年のラマダンは2月末から3月末まで。マカッサルの街も、徐々にラマダンムードへと変わっていく。日中は飲食を控える人が増え、夕方になると市場やストリートフードの屋台が活気づく。特にイフタール(断食明けの食事)前の時間帯には、テイクアウト用の食べ物を求める人々で賑わい、街の雰囲気がガラリと変わるのが面白い。

ラマダン期間中、レストランの営業時間も変わることが多く、日中は一部の飲食店が閉まっていることもある。しかし、夕方から夜にかけては普段以上に賑わいを見せ、家族や友人とイフタールを楽しむ人々の姿が目立つ。モスクでは特別な礼拝が行われ、多くの人々が祈りを捧げる。

また、ラマダンが終わると迎える「レバラン(イド・アル・フィトリ)」は、まさに一年で最も祝われるイベントの一つ。家族が集まり、ご馳走を囲んでお祝いする様子は、日本の正月にも似ている。多くの人々が故郷に帰省し、空港やバスターミナルは大混雑となる。インドネシアではこの時期に大量の人が移動するため、交通渋滞も発生しやすくなる。

ラマダンの醍醐味の一つは、普段なかなか食べる機会のない特別な料理を味わえることだ。

断食明けには「エス・ブア(果物の甘いデザート)」、「エス・ピサン・イジョ(バナナのスイーツ)」などが人気を集める。

これらの料理はラマダン期間中の屋台や市場で多く販売され、断食明けのひとときを特別なものにしてくれる。さらに、この時期には「タクジル」と呼ばれる小さな軽食やデザートが家庭やモスクで振る舞われることが多く、地域の人々との交流が深まる場面も見られる。

これからの時間を大切に

こうして、時間に追われるように日々が過ぎていくが、せめて一日一日を意識的に過ごしていきたい。2025年もまだ始まったばかり。これからどんな出来事が待っているのか、楽しみにしながら過ごしていこう。

インドネシアでの暮らしも長くなり、季節の移り変わりや文化の違いに驚くことは少なくなってきた。それでも、こうした年中行事が訪れるたびに、「また新しい一年が始まった」と実感する。そして、時間の流れが早く感じられるからこそ、一瞬一瞬を大切にしながら、2025年も充実した一年にしていきたいと思う。

2月もこれから来客があったり、行事が立て込んでいるため、あっという間に過ぎてしまうのだろう。そして3月のラマダンに突入し、4月のレバランを迎える。だからこそ、毎日の時間を大切に過ごしていきたい。

 

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