マカッサルの日曜カーフリーデーを満喫!CFDで体験する地元の活気と魅力

Indonesia Makassar

毎週日曜の朝、マカッサルの街がまったく違う表情を見せる「CFD(Car Free Day)」。普段は車とバイクで溢れる幹線道路が、人々の笑顔と屋台の香りに包まれます。たこ焼きや串焼き、伝統菓子が並ぶ屋台、運動を楽しむ市民、世代を超えた交流。マカッサル在住者の視点から、CFDの魅力と楽しみ方をたっぷりご紹介します。

日曜の朝だけ現れる、もうひとつのマカッサル

マカッサルに住んでいると、日常はどうしても車やバイク中心の生活になります。移動は便利ですが、「ゆっくり歩いて街を感じる」という時間は、意外と少ないものです。

しかし、毎週日曜日の朝だけ、街の空気ががらりと変わる瞬間があります。

それが CFD(Car Free Day)

インドネシア語では「Hari Bebas Kendaraan Bermotor(車両通行止めの日)」と呼ばれ、日本でいう歩行者天国のようなイベントです。

先日、久しぶりにこのCFDをじっくり歩いてきました。

朝の涼しい空気、活気あふれる屋台、人々の笑顔。

そこには、普段のマカッサルとはまったく違う「もうひとつの顔」がありました。

週に一度の特別な朝

マカッサルのCFDは、毎週日曜日の午前6時頃から11時頃まで開催されます。

市内の主要幹線道路が車両通行止めとなり、歩行者や自転車、ジョギングを楽しむ人々に開放されます。

普段は排気ガスとクラクションに包まれている道路が、この日だけは、

子どもたちの笑い声

ランニングシューズの足音

屋台の呼び込みの声

で満たされます。

CFDは単なるイベントではなく、マカッサル市民にとって週末の定番ルーティン。

家族や友人と過ごす、貴重な「街の共有時間」でもあります。

色とりどりの屋台が並ぶ、歩くだけで楽しい空間

CFDの最大の魅力は、やはり屋台の多さです。

道路の両脇にはカラフルなテントがずらりと並び、まるで巨大な屋外フードフェスのような光景が広がります。

日本食も大人気。たこ焼き屋台の存在感

目を引いたのが、たこ焼きの屋台です。

「TAKOYAKI」や日本語ののれんを掲げた屋台には、若者を中心に行列ができていました。

インドネシアでは、日本食はすでに“特別な料理”ではなく、日常に溶け込んだ存在。

たこ焼きは、その代表格とも言えます。

ソースの香りが立ち上るたびに、人が吸い寄せられていく様子は、見ているだけでも楽しくなります。

串焼き・サテ文化はCFDの主役級

別の屋台では、「Abakari」と書かれた串焼き屋台が人気を集めていました。

肉や魚介類を串に刺して焼くスタイルは、インドネシアでは「サテ」として親しまれています。

炭火で焼かれる音、立ち上る煙、甘辛いタレの香り。

この三点セットは、CFDの風景に欠かせません。

伝統菓子・保存食も充実

食事系だけでなく、

伝統菓子

揚げスナック

家庭用の保存食

を販売する屋台も数多く並んでいました。

地域ごとに異なるインドネシアの食文化を、一度に体験できる場所。

屋台を眺めて歩くだけでも、文化的な発見があります。

朝の涼しい時間に運動を楽しむ人々

CFDのもう一つの大きな目的は、市民に運動の機会を提供することです。

朝6時台から、

ウォーキング

ジョギング

エアロビ

を楽しむ人たちが集まってきます。

マカッサルの朝は、意外と涼しい

日中は暑さが厳しいマカッサルですが、朝は驚くほど過ごしやすいことがあります。

海からの風が心地よく、運動には最適な時間帯です。

普段は歩道が狭く、歩きにくい場所も、CFDの日だけは広々。

自分のペースで歩けるこの開放感は、体験してみるとよく分かります。

世代を超えた交流が自然に生まれる場所

CFDを歩いていて印象的なのは、集まる人の幅広さです。

赤ちゃんを連れた家族

手をつないで歩くお年寄り

友人同士の若者グループ

誰もが自然体で、この空間を楽しんでいます。

インドネシアは家族を大切にする文化が強く、週末は家族時間が基本。

CFDは、その価値観がそのまま可視化された場所だと感じます。

観光客にもおすすめしたい理由

マカッサルを訪れる観光客にとっても、CFDは非常におすすめです。

観光地を巡るだけでは分からない、

地元の暮らし

週末の過ごし方

人々の距離感

を、肌で感じることができます。

言葉が通じなくても、笑顔で挨拶を交わすだけで十分。

インドネシアのフレンドリーさを実感できる場面が、自然と生まれます。

CFDを最大限に楽しむためのポイント

① 早めの時間帯がおすすめ

8時を過ぎると混雑してきます。

運動目的なら、6〜7時台がベストです。

② 日差し対策と水分補給

朝でも日差しは強め。

帽子、日焼け止め、水分は必須です。

③ 食べたことのないものに挑戦

CFDは“食の冒険”に最適な場所。

迷ったら、ぜひ新しい一品にチャレンジしてみてください。

まとめ マカッサルの日常と非日常が交わる時間

マカッサルのCFDは、単なる歩行者天国ではありません。

そこには、

街の暮らし

食文化

人とのつながり

が凝縮されています。

普段は車とバイクに支配されている道路が、

日曜の朝だけ、人のための場所に戻る。

この感覚こそが、CFDの最大の魅力です。

見ているだけでも楽しく、歩けばもっと楽しい。

マカッサルに住んでいる人も、訪れる人も、

ぜひ、この特別な朝を体験してみてください。

 

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