ビラでの美しい景色を堪能した後、スラヤール行フェリーに乗船

Indonesia

インドネシアの秘境、スラヤール島へのフェリー旅がスタートします。南スラウェシ州のタンジュン・ビラからフェリーに乗り、スラヤール島へ向かう旅路は、まさに特別な体験です。白い砂浜と青い珊瑚礁の海が広がるビラでの滞在を満喫し、早朝のビラビーチの静けさと美しさを堪能した後、スラヤール島へのフェリーに乗り込みます。今回は、ビラでの滞在からスラヤール島へ向かうフェリー乗船までの体験をお届けします。

タンジュン・ビラの魅力

タンジュン・ビラ(Tanjung Bira)は、南スラウェシ州の州都マカッサルから200km離れたブルクンバ県にあり、南スラウェシ州陸地部分の東南端に位置しています。ビラの魅力は何と言っても「白い砂浜ときれいな海」です。ビラ海岸は白い砂浜と青い珊瑚礁の海が広がっており、週末には多くの観光客が訪れる人気のスポットです。特に、透き通った海水と白い砂浜は、一見の価値があります。ビラでは、スキューバダイビングやシュノーケリング、ジェットスキーなどのアクティビティも楽しむことができ、海の美しさを堪能することができます。また、ビラ周辺には新鮮なシーフードを楽しめるレストランも多く、地元の美味しい料理を味わうこともできます。

セーム・リゾート・ホテルでの宿泊

セーム・リゾート・ホテルは、ビラビーチの中心部に位置し、ビーチに直接アクセスできる絶好のロケーションです。ホテルのシービューのプレミアルームからの眺めは最高で、広々としたバルコニーから美しい海を一望することができます。眺望がすばらしいシービュールームの料金は平日で120万ルピア(約12,000円)とやや高めです。予算を抑えたい場合、ホテル前の駐車場にある眺望なしの部屋は75万ルピア(約7,500円)と、海が見えない分、安くなっています。

今回宿泊した部屋は眺望なしのトリプルルームで、ベッドが3つもありました。バスルームにはシャワーが付いており、一人で泊まるには贅沢な広さでしたが、真ん中のベッドでゆったりと過ごすことができました。ホテル内にはレストランやバーもあり、ビーチを眺めながら食事やドリンクを楽しむことができます。また、プールも備わっており、リラックスした時間を過ごすことができます。スタッフもフレンドリーで親切であり、サービスも行き届いています。

ビラビーチの朝

早朝、まだ空が薄明るい時間に目が覚めました。

セーム・リゾート・ホテルの部屋を出て、ロビーに向かうと、眼の前に朝の静けさが広がるビラビーチが見えます。ホテルを出て、ビーチまでの短い距離を歩くと、涼しい朝の風が心地よく肌を撫でました。

ビラビーチは、早朝の時間帯には観光客も少なく、静寂に包まれています。

東の空が徐々に明るくなり、朝日が海面に反射して輝き始めます。ビーチの砂は白く、細かくて柔らかく、裸足で歩くと心地よい感触が広がります。波は穏やかで、静かに寄せては返していきます。海の色は時間と共に変わり、朝日の光を受けてエメラルドグリーンに輝きます。

この時間帯のビラビーチは、まさに絵画のような美しさです。遠くに目を向けると、ウミガメの島として知られるリウカン・ロエ島(Liukang Loe island)が見えます。海の向こうに浮かぶ島のシルエットは、まるで夢の中の風景のようです。

ビラビーチの朝は、静けさと美しさが調和した特別な時間です。ここで過ごすひとときは、まるで時間が止まったかのように感じられ、心が穏やかに癒されます。この美しい朝の景色を胸に刻みながら、ホテルへ戻り、朝食の準備を始めることにしました。

フェリー乗船の準備

ホテルに戻り、朝8時のフェリーに乗船するため、6時45分頃出発する予定にしていました。前日夜に朝食の準備が整わない可能性があると伝えられていましたが、6時30分に朝食の準備ができたとの知らせがあり、チェックアウト前にさっと食事を取ることができました。

朝食のメニューはナシゴレン、ミーゴレン、焼きそば、チャーハン、フライドチキン、お粥、トーストなどがあり、海を見ながら急いで食事をして、出発することになりました。

ホテルからフェリーの港までは車で3分程度で到着します。

フェリーは基本インターネットでの販売はしておらず、当日窓口での販売となります。

今回は車ごとスラヤール島まで運ぶのですが、フェリーには物流のトラックやバスなども乗船するので、満杯で乗船できない可能性があります。しかし、前日に整理券を発行していれば確実にフェリーに乗ることができます。今回その整理券を窓口で提示し、車の中に乗るメンバーの名前と年齢を登録して、支払いとなります。自動車1台につき、60万ルピア(約6,000円)で、ドライバーと同乗者は自動車料金に含まれています。支払いは現金もしくはインドネシアの銀行からのモバイルバンキング振込しか対応していません。事前情報では電子マネーでも支払い可能と聞いていましたが、機械が壊れているとのことでした。

インドネシアでの窓口でのチケット販売は、割り込みなどで列がわからない状態でしたが、整理券のおかげで窓口の脇から優先的にチケットを購入できました。2024年7月からはネット販売を開始するようなので、窓口での混雑ぶりが少しは解消されることになりそうです。

フェリー乗船と出発

チケットを持って車に乗り込み、桟橋を経由してフェリーへと向かいます。

フェリーの中はすでに多くの車両が並んでおり、バスやトラック、バイクがひしめいています。私たちの車もフェリーの内部へと誘導されました。フェリーの内部は思った以上に広く、大型車両が次々と収容されていきます。最後の方の乗船となったため、私たちの車はフェリーの端に近い位置に駐車されました。次から次へとバイクも乗り込んできて、フェリーの内部はまるでジグソーパズルのようにぎっしりと詰め込まれていきます。

フェリーが揺れると車両が動かないように、しっかりと固定されるわけではないため、少し心配になりますが、係員たちは手際よく作業を進めていきます。最後には大型バス1台も収容され、フェリーはまるで芸術作品のように見事に詰め込まれました。

車から降りて客室へと向かいますが、すでに座席も寝台も満席状態です。

多くの乗客が席を確保しており、通路にも人々が座り込んでいます。さらに上のデッキには船のクルー用のスペースがあり、座席なしの甲板で過ごすことも可能ですが、特別に操縦ルームに案内されることになりました。

操縦ルームからはパノラマビューが広がり、海の景色を存分に楽しむことができます。

8時出発の予定でしたが、乗船名簿に不備があったため、確認作業に30分ほどかかりました。

その間、他の乗客たちもリラックスして過ごしている様子が見られました。

フェリーの船内放送で出発の準備が整ったことが告げられ、いよいよスラヤール島へ向けて出港します。

 

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