新しいA220でアロタウへ。空港を出ると、にぎやかな歓迎が待っていた
ポートモレスビーの国内線ターミナルは、人であふれていました。どこに並べばよいのかわからず、待合室はバスの乗り場のよう。昔の地方空港を思い出しながら、ようやく搭乗の案内を受けて外に出ました。
ここからは、アロタウまでのフライトです。
機首の「50」は、独立50周年のマーク

駐機場を歩いて向かった先にいたのは、エアニューギニのA220-300でした。機首には大きな「50」のマークと、「CELEBRATE OUR HISTORY, INSPIRE OUR FUTURE」の文字があります。
あとで調べてみると、この「50」はパプアニューギニア独立50周年のマークでした。エアニューギニのA220初号機も、2025年の独立50周年に合わせて導入されています。
初号機には「People’s Balus(ピープルズ・バルス)」という愛称がつけられ、特別塗装が施されたそうです。「バルス」は、パプアニューギニアの共通語トク・ピシンで飛行機のこと。「みんなの飛行機」といった意味になるでしょうか。
エアニューギニのA220
A220は、エアニューギニが機材の入れ替えのために導入している新しい飛行機です。古くなったフォッカー機などを置き換えていく計画で、フォッカー100の中には30年以上使われている機体もあるそうです。
2026年10月時点で、エアニューギニが受け取ったA220は3機です。今後は、ひと回り小さいA220-100を8機導入する計画で、2027年から2029年にかけての導入が予定されています。
エアニューギニのA220-300は138席で、ビジネスクラス8席、エコノミークラス130席の2クラス仕様です。エアバスによると、従来の機体より燃料消費を25%ほど抑えられるとのことです。
A220を地方路線に飛ばせるよう、地方空港でも滑走路などの整備が進められています。

今度のエコノミーは、快適だった

機内に入ると、座席の背面は明るい色で、すっきりしています。USBの差し込み口もついていました。
シンガポールから乗ってきたのは、ほぼ満席の737の夜行便でした。膝の前に余裕がなく、なかなか眠れなかったのを思い出します。それに比べると、今回はずっと快適です。昼間の短い移動ということもあり、窮屈な思いをすることもありませんでした。

窓の外には雲が広がっています。大きなエンジンが、窓のすぐ横に見えました。

機内ではビスケットとアップルジュースが配られました。
窓の下に、緑が広がる

降下が始まると、窓の下には緑が広がっていました。整然と並んだ木々の向こうに、山が連なっています。ポートモレスビーで見ていた景色とは、まったく違います。

滑走路の脇まで緑が迫り、その奥には山。首都を離れて、地方に来たのだと感じました。
ガーニー空港のターミナルも新しかった

飛行機を降りると、ここでも歩いてターミナルへ向かいます。

アロタウのガーニー空港は、新しくてきれいな建物でした。ガラス張りの正面に、模様が描かれています。
調べてみると、改修後の空港が正式に開業したのは2026年8月。私が訪れる2か月ほど前のことです。それまで使われていたのは1997年に開業したターミナルで、今回の工事に伴って取り壊されました。新しいターミナルだけでなく、滑走路の舗装や照明なども整備されています。
首都の国内線ターミナルでは昔の空港を思い出していたので、到着した地方空港の新しさには驚きました。
出口では、伝統衣装の人たちが待っていた

ターミナルを出ると、伝統衣装を身につけた人たちが並んでいました。
羽根の頭飾りに、色鮮やかな腰みの。顔に模様を描いた人もいます。手には緑の葉を持っています。槍を持った男性や、小さな子どもの姿もありました。

空港を出てすぐに、こんな歓迎があるとは思っていませんでした。思わずカメラを向けました。
ただ、私たちへの歓迎ではありません。別の外国人観光客を迎えるために集まっていたようです。

その様子を少し見てから、私たちも車でアロタウの街へ向かいました。
