海外在住でも安心!2025年版パスポートをオンライン申請&受け取りする方法
2025年3月から導入された新仕様パスポートにより、発行までの期間が延長!この記事では、新パスポートを海外在住者がスマホでオンライン申請し、マカッサルの領事事務所で受け取った実体験を紹介。更新のタイミングと申請方法のポイントを、実例をもとに完全解説します。
海外在住者のパスポート更新
インドネシア・マカッサルに在住している私は、2025年4月にパスポートの切り替えを実施しました。
有効期限は2026年3月10日まで残っていましたが、残存期間が1年を切ったため、更新が可能なタイミングでした。さらに、2025年3月24日から始まった、新仕様「2025年旅券」の導入により、申請から交付までの期間が大幅に延びることとなり、迷わず手続きを進めることにしました。
新仕様「2025年旅券」のポイントと、更新を急いだ理由
2025年3月24日より、日本のパスポートは顔写真ページにプラスチック基材を使用した新仕様に切り替わりました。これは偽変造対策の強化を目的としており、セキュリティ面が大幅に向上しています。

この仕様変更により、以下の点が変更されました:
- 申請から交付まで2〜3週間程度の時間が必要
- 即日発給サービスは2025年3月21日で終了
- 急な渡航に備えて、余裕を持った更新が推奨
私の場合、ITAS(2025年12月28日満了)との整合性も考慮し、早めに切り替えるのが最善と判断しました。
申請はスマホで完結!事前準備と流れ
今回の更新では、外務省のオンライン申請サービスを活用しました。申請から受け取りまでの主なステップは以下のとおりです。
① オンライン申請には「在留届」登録が必須
「在留届電子届出システム(ORRnet)」への登録が完了していないと、オンライン申請はできません。まずはORRnetへの登録を済ませる必要があります。
② スマートフォンでの申請手順
ORRnetにスマホでログインし、「旅券・証明のオンライン申請を行う」を選択
顔写真をスマホで撮影・アップロード
必要事項を入力し、申請を送信
支払い方法としてクレジットカードを事前登録(※決済は受け取り時)
詳細は外務省および在インドネシア日本大使館のホームページに掲載されています:
③ 戸籍謄本が必要なケース
以下の場合には、戸籍謄本(抄本不可・6ヶ月以内発行)原本の提出が必要です:
初めての旅券申請
有効期限が切れた旅券からの更新
氏名などの記載事項に変更がある場合
当館から提出依頼メールが届いた後、以下のいずれかの方法で提出します:
在外公館窓口での提出(代理人可)
配達記録付きの郵送(事前連絡が必要、郵送は自己責任)
約3週間で受領!マカッサル領事事務所でスムーズな引き取り
申請からちょうど3週間後の5月20日に、「受け取り可能」との連絡が届きました。私は出張と重なっていたため、実際の受領は6月10日となりましたが、在マカッサル領事事務所での手続きはとてもスムーズでした。
- 古いパスポートに穴を開けて無効化
- 新旧パスポートを引き換え
- 登録済みのクレジットカードで決済(その場で処理)
※受け取りの際は、必ず申請者本人が来館し、旧パスポートを持参する必要があります。忘れると受領できませんのでご注意ください。

ITASのパスポート番号変更も忘れずに
新しいパスポートを受け取った後は、すぐにITAS(インドネシア一時滞在許可証)のパスポート番号変更申請も行いました。
約10日間で新しいITASが発行

現時点でイミグレーションからの出頭要請等はありません
これにより、引き続き問題なくインドネシアでの滞在や渡航が可能になりました。
【まとめ】マカッサル在住でもパスポート更新はスムーズ!ただし余裕を持った行動が必須です
今回の体験から、次のようなポイントがとても重要だと感じました。
- 有効期限が1年未満になったら更新が可能
- 即日発行は終了。現在は2〜3週間の余裕が必要
- 在外公館での受け取りもOKだが、オンライン申請には在留届(ORRnet)登録が必須
- 戸籍謄本の提出が必要なケースもあるので要確認
- 旧パスポートは必ず持参
- クレジットカード決済可。現金(ルピア)支払いも選択可
今回の切り替えで、2035年まで有効な新パスポートを取得することができました。これでしばらくは、パスポートの有効期限を気にせずに滞在できそうです。