インドネシア高速鉄道に乗ってみた②ファーストクラスの乗り心地
初めてインドネシアの高速鉄道に乗車する機会がありました。ジャカルタ郊外のハリム駅からバンドンのテガルアルまでの約40分間、快適なファーストクラスの旅を体験しました。
高速鉄道へのアクセス
2024年1月1日、スカルノハッタ空港近くのホテルを出発し、配車アプリ「GRAB」を利用して高速鉄道のハリム駅へ向かいました。高速鉄道に乗車するには、最近開通したLRTを利用するか、トランスジャカルタのバスを使う方法もありますが、今回は時間の都合上、タクシーを選びました。渋滞に巻き込まれることなく、40分で約40Kmを移動し17万ルピアでハリム駅に到着しました。
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15時過ぎにハリム駅に到着すると、巨大な高速鉄道駅の建物が目に飛び込んできました。駅は3階建てで、1階がチケット売り場、2階が改札、3階がホームです。レストランやカフェがあり、活気に満ちていました。
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高速列車に乗車
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早速、券売機で予約していた列車の切符を発行しました。
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QRコードでも入場できますが、記念に紙の切符で乗ることにしました。2階への階段には警備員がおり、荷物のX線検査を経て改札を通過しました。
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改札を過ぎると、多くの乗客であふれていました。ホーム階にあがるエスカレーターが一時的に止まったため、驚きましたが、インドネシア人は階段を避ける傾向があるようです。
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3階のプラットホームは2面4線で、ホームドアがないため開放的な雰囲気です。15時35分発のG1237列車に乗車しました。
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銀色とワインレッドの高速鉄道は、日本の新幹線に匹敵するカッコよさです。ファーストクラスが1号車だと思い込んでいましたが、実際には8号車が先頭でした。
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ファーストクラスの快適さ
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今回の座席は1Fの一番前にある1人掛け席です。
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隣は2人掛けで、新幹線のグランクラスを思わせる佇まいです。十分な足元のスペースがあり、座席の上には読書灯、下にはコンセントも備えられていて、出張などの移動にも快適な環境です。
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すぐに発車し、CAさんが機内食を提供しました。HOLLANDベーカリーのアンパン、ジュース、ミネラル水のセットです。40分ほどの移動なので軽食的な内容でした。
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非常にスムーズな運転で、ミネラル水に波が立たないほど静かでした。
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チカランを過ぎると最高時速350Km/hに向けて速度を上げ、速度モニターがリアルタイムで速度を表示しました。
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350Km/hでの走行中も、揺れは少なく快適でした。
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約30分でパダララン駅に到着しました。
パダララン駅はフィーダー列車が接続しているため、バンドン駅に行く多くの乗客がここで降りました。
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高速鉄道での移動の可能性
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この30分間の高速鉄道の旅は、ファーストクラスの快適さと速さでバンドンが非常に近く感じられました。ジャカルタでの土地の高騰や環境の悪化を考えると、バンドン郊外の駅近くが今後発展する可能性が高いです。インドネシアの首都移転が、カリマンタンではなく、ジャワ島内を高速鉄道で結んで街を作る形だったら、批判も少なかったかもしれません。高速鉄道がさらに伸びれば、ジャワ島内の移動が飛行機から鉄道へとシフトする可能性があります。
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最高の高速鉄道体験でした。