1000ルピアの旅!テルナテからティドレ島経由でマイタラ島へ船で上陸

Indonesia Travel

インドネシア・テルナテから渡し船でティドレ島を経由し、1000ルピア紙幣に描かれたマイタラ島へ。地元の人々に混じって乗る素朴な木造船で20〜30分ののんびり船旅を楽しんだ先には、1000ルピア記念碑「Monumen Uang Seribu」が待っていました。観光客の少ない穴場で、旅情あふれる島時間を体験することができます。

テルナテの朝と出発準備

テルナテの朝は、澄んだ空気と静かな海に包まれ、旅人を特別な気持ちにさせてくれます。雲は多めでしたが、時折のぞく青空とオレンジ色に染まる朝焼けが印象的でした。この日は、インドネシアの1000ルピア紙幣に描かれている「マイタラ島」を目指すことにしました。

まず向かったのは、テルナテ島南東部にある バスティオン桟橋(Bastiong Port)。ここは大型フェリーの発着港であると同時に、ティドレ島へ向かう小さな渡し船も発着しています。

ティドレ島へ渡る船旅

桟橋に着くと、目に入ったのは背の低い独特な船。

よく見ると上部にはバイクが積まれ、その下が客席になっています。

青と黄色に塗られた木造の船内は、ベンチ席が並び、天井も低くやや蒸し暑い雰囲気。しかし、乗客たちは慣れた様子でのんびりと出発を待っていました。

桟橋の屋台で買ったスイカをかじりながら待っていると、乗客がいっぱいになり、船は出航。ティドレ島までは約20分の船旅です。走り出すと、客室よりもバイクと一緒に座れる上のデッキのほうが風が心地よく、開放感があります。観光客の姿はほとんどなく、地元の人々が家族や荷物と共に利用する、生活の足そのものでした。

乗り換えてマイタラ島へ

ティドレ島に到着すると、下船時に料金Rp.15,000を支払います。港にはすでにマイタラ島行きの小さな渡し船が停泊しており、再び乗船しました。こちらも同じような木造船で、乗客はほとんどが地元の人々。船頭さんや周囲の人々が親切に案内してくれるので、初めてでも安心です。

ティドレ島からマイタラ島までは約10分、料金はRp.10,000。

青い海に浮かぶ緑の島影を眺めながらの短い船旅は、シンプルながらも忘れられない体験となりました。

1000ルピア紙幣の風景とご対面

ついにマイタラ島に上陸。

のどかな集落を歩いて進むと、目的地の Monumen Uang Seribu(1000ルピア記念碑) が現れます。

ここには紙幣に描かれた「マイタラ島とティドレ島の風景」を再現した大きな壁画がありました。

まとめ

1000ルピア札に描かれた風景を訪れる旅は、ちょっとした冒険と感動を与えてくれるものでした。観光客が少ないからこそ、地元の人々と同じ船に揺られながら紙幣の風景にたどり着くプロセスそのものが旅のハイライト。モニュメント前で紙幣を手にした瞬間、長い道のりが報われたような不思議な達成感がありました。素朴でのどかなマイタラ島は、まさに隠れた名所といえるでしょう。

テルナテを訪れた際は、ぜひ「1000ルピアの旅」に挑戦してみてください。小さな島で過ごすひとときが、忘れられない思い出になるはずです。

今回はテルナテからティドレ島を経由し、マイタラ島の記念碑を訪れるまでをご紹介しました。次回は、マイタラ島の集落の雰囲気や人々の暮らし、そして島で感じたリアルな時間についてお届けします。「1000ルピアの島」の旅は、まだ始まったばかりです。

アクセス方法:

テルナテ・バスティオン港からティドレ島へ渡し船(約20分/Rp.15,000)、ティドレ島からマイタラ島へ渡し船(約10分/Rp.10,000)

入場料:記念碑や島の散策は無料

所要時間:テルナテから往復で半日程度。のんびり滞在するなら1日観光も可能

移動手段:マイタラ島は徒歩で散策できます。

 

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