インドネシアの甘くない紅茶「テ・タワール」が好き

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インドネシアで食事をする際、飲み物の選択はその文化の重要な一部を形成しています。通常、紅茶やコーヒーは甘い砂糖入りが標準とされていますが、砂糖なしの紅茶を希望する場合は、「テ・タワール」と呼ばれる甘くない紅茶を注文します。今回はテ・タワールの魅力についてお伝えします。

甘くない紅茶「テ・タワール」とは

砂糖なしの紅茶を注文するには、「テ・タワール」と言うのが通例です。「タワール(Tawar)」はインドネシア語で「薄い」という意味があり、砂糖を減らす、つまり「甘くない」という意味にも通じます。

屋台やレストランでは、メニューになくても「テ・タワール」と注文すれば、ほとんどの場合砂糖抜きの紅茶が提供されます。インドネシアの紅茶は一般的にジャスミンの香りが特徴的なジャワティですが、甘さがないために紅茶本来の味わいが一層際立ちます。濃く入れてもらうと、その味は濃厚でコクがあり、日本のほうじ茶を思わせる深みがあります。

インドネシアの無糖紅茶は、特に脂っこい食事に非常によく合い、中国のウーロン茶にも似た独特の風味が楽しめます。

砂糖の多用

しかし、多くのインドネシア人にとって、砂糖をたっぷり加えた紅茶は日常の一部です。レストランでは砂糖が別途提供されることが多く、客は自分で追加の砂糖を入れることが一般的です。

このように日々甘い紅茶を飲む習慣は、糖尿病などの健康リスクを高める可能性がありますが、それでも砂糖の過剰摂取はインドネシアの生活に根ざした文化となっています。

甘いお茶が主流のインドネシア

インドネシアの「テ・タワール」は、砂糖を加えないことで紅茶本来の味を楽しめる珍しい選択肢です。しかし、スーパーマーケットの棚には甘いお茶が主流で、テ・タワールのお茶を見つけるのは一苦労です。

それでも大手スーパーには、テ・ボトルのタワールが少量ですが見つかることもあり、私はこれを大量に購入することがあります。水以外の飲み物は基本的に砂糖入りであるため、甘いものが一般的なインドネシアの飲料文化の中で、甘くないお茶の選択肢を知ることは、お茶を愛する日本人にとっては重要な知識と言えます。

インドネシアを訪れた際には、ぜひ甘くないお茶の「テ・タワール」を試してみてください。

 

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