【タナ・トラジャ地方の名物料理!】パピオンとは⁉

Indonesia

タナ・トラジャ地域は、その豊かな文化と料理で知られています。パピオン(Pa’piong)はこの地域の伝統的な料理として、地元の人々に親しまれているだけでなく、訪れる旅行者にも非常に人気があります。変わった名前のトラジャ料理「パピオン」についてお伝えしたいと思います。

パピオンとは

パピオンは、新鮮な竹筒の中に具材を詰めて蒸し焼きにするという、特殊な調理法で知られています。この調理法は、食材の深い味わいと竹の香りを引き出すことで知られ、その味わいは他の調理法では再現できないものとなっています。

材料と調理法

パピオンの材料は、主に豚肉や鶏肉から始まり、新鮮なハーブやスパイスまで多岐にわたります。具体的には以下のような食材が用いられます。

  • 豚肉や鶏肉
  • バナナの幹
  • ミアナの葉
  • 玉ねぎ
  • ニンニク
  • 唐辛子などのスパイス

竹筒を竹の蓋で封じ、直接火にかけて蒸し焼きにします。この調理法により、素材の旨みが引き出され、独特の香りと風味が生まれます。

パピオンの起源と歴史

トラジャ人は、自然と調和を重視する文化を持ち、自然素材を利用した生活をしています。パピオン料理はこの価値観を反映しており、地元で採れる新鮮な竹筒とその他の自然素材を利用した調理法が特徴です。トラジャ社会での重要な儀式や祭りでは、この料理が中心的な役割を果たします。

特別な料理

パピオンは特別な場に供されることが多く、葬儀や結婚式の感謝祭でのご馳走として人々に提供されます。しかし現代では、日常的な食事としてレストランや家庭で調理されることも増えてきました。

今回訪問したのはカフェアラス(Cafe Aras)です。トラジャ料理を提供するこのお店は、カフェアラス1がノンハラルで豚も食べられる店で、カフェアラス2がハラルのお店となります。ムスリムの方が一緒の場合は、カフェアラス2に行きましょう。ただし、パピオンは調理に時間がかかるため、訪問する4-5時間前に予約して取り置きをしてもらう必要があるので注意が必要です。

ちなみにカフェアラス1、2ともにビールを飲むことが可能です。

食べ方

パピオンを食べる際には、竹筒から直接スプーンで食事を摂ります。この料理は通常、ご飯と一緒に食べると、その芳醇な風味を最大限に楽しめます。素材の旨みがぎゅっと凝縮されているため、単体でも十分に美味しいですが、地元の人々はこれにさらなるスパイスやソースを添えて食べることもあります。もちろんビールにもあいます。

まとめ

パピオンはトラジャ地方の独特な料理であり、自然との調和と、社会と個人の間の関係を重視するトラジャ社会の価値観を体現した料理と言えるでしょう。その調理法や食材が創り出す味わいは他に類を見ないものです。この地域を訪れる際には、パピオンを味わうことでトラジャの文化を更に深く理解できることでしょう。また、トラジャ地方の料理は現地のレストランでも楽しめるので、トラジャ地方を訪れた際にはぜひパピオンを味わってみてください。

パピオンを味わえるお店はこちらです。

カフェアラス1(ノンハラル)

カフェアラス2(ハラル)

 

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