【バリ島旅の締めくくり】マッサージで癒やし、ラウンジで最後の食事、そして帰路へ

Indonesia Travel

バリ島滞在もいよいよ終わり。スミニャックでのドミトリー宿泊という「過酷でリアルなバックパッカー体験」を終え、次はクタへ移動して旅を締めくくります。私の旅のルーティンは、空港に向かう前に必ずバリニーズマッサージを受けて体を整え、空港ラウンジで最後の食事を楽しむこと。この流れで心と体をリセットしてからマカッサルに戻るのが、自分にとって定番になりつつあります。今回はそんな「バリ島最後の一日」を振り返ります。

スミニャックからクタへ

スミニャックでのチェックアウトを済ませ、タクシーを呼んでクタへ移動します。距離はそれほど離れていないのに、バリでは時間がかかることが多いのが特徴。狭い道路にバイクがひしめき合い、クラクションが絶え間なく響きます。窓から外を眺めると、ローカル向けのワルン(食堂)やカフェ、サーフショップ、観光客を呼び込む看板が入り混じるように並び、バリの「雑多な魅力」が一気に視界に広がります。こうした光景を見ながら、「ああ、これでバリ旅も終わりなんだな」としみじみ感じました。

バリニーズマッサージで心身を解きほぐす

クタに到着して最初に向かったのは、滞在のたびに訪れるお気に入りのスパ。空港まで歩いていける場所にあり、観光客向けの豪華なリゾートスパとは違い、地元の人々にも利用されるシンプルなマッサージ店です。料金も手頃で、肩肘張らずに入れる雰囲気が魅力。

店内は明るく、壁には木目調の装飾とカラフルなクッションが並びます。受付を済ませると、フットマッサージ用のリクライニングチェアに案内されました。セラピストが丁寧に足を洗い、温かいおしぼりで包んでくれる瞬間から癒やしが始まります。その後はアロマオイルを使い、足裏からふくらはぎ、膝周りまでじっくりと揉み解していきます。旅行中の長時間移動や街歩きでパンパンに張った足が、次第に柔らかくほぐれていく感覚。痛気持ちよさに思わずため息がこぼれます。

静かな店内に流れるガムラン音楽と、セラピストのリズミカルな手の動きが一体となり、気がつけば半分眠ってしまいそうに。バリに来るたびに「この時間があるからまた頑張れる」と思えるほど、大切な儀式のようなひとときでした。

いつものルーティン「コンコルディアラウンジ」

マッサージで体を軽くした後はそのまま歩いて空港へ。

荷物審査を済ませると、次に向かうのはおなじみの「コンコルディアラウンジ」です。

このラウンジは、私にとってバリ島旅行の最後を彩る定番スポット。広々とした空間に落ち着いた照明、壁にはバリらしい装飾が施され、空港の喧騒を忘れさせてくれます。

中へ入ると、ソファ席やテーブル席、さらにはマッサージチェアまで用意されていて、出発前のひとときをゆったり過ごせる環境。旅行者で賑わってはいますが、不思議と落ち着いた雰囲気が漂っています。

ラウンジで味わうバリ最後のナシチャンプル

ラウンジの楽しみは、なんといっても食事。ビュッフェコーナーには、インドネシア料理から軽食、スイーツまで豊富に並んでいます。

私が選んだのは、やはりバリの「ナシチャンプル」。

白ご飯を中心に、鶏肉の煮込み、牛肉の炒め物、野菜の和え物、ピーナッツ、テンペ、サンバルなどがぎっしりと盛られた一皿。香辛料の効いたおかずが次々と口の中でハーモニーを奏で、まさに「バリの家庭の味」を凝縮したような存在です。

さらにデザートコーナーでは、カラフルなプチケーキやフルーツが並び、見た目にも華やか。小さなインドネシア国旗が飾られたスイーツは、バリの旅を締めくくる象徴のように感じられました。

搭乗ゲートへ

ラウンジでのんびりしていると、搭乗のアナウンスが流れました。荷物をまとめ、ゲートへと向かいます。

今回のフライトはライオンエア。これまで何度も利用してきましたが、やはり遅延や機材の古さが気になることもあります。それでも、インドネシア国内を網羅する利便性は圧倒的で、つい選んでしまう航空会社でもあります。これから始まるマカッサルへのフライトが、旅の締めくくりを告げているようでした。

過酷さと癒やしが共存する「旅の最後の日」

今回のバリ島滞在は、普段とは違う「バックパッカー体験」から始まりました。ドミトリーでは寒さや騒音で眠れない夜を過ごしましたが、それも含めて忘れられない経験。その後はお気に入りのスパで心身を解放し、空港ラウンジでナシチャンプルを味わいながら、旅の余韻をゆったり楽しみました。

旅は常に快適とは限りません。むしろ少しの不便やトラブルがあるからこそ、後から振り返ったときに記憶に残り、語りたくなるもの。今回のバリ旅行も、そうした「リアルな旅の断片」が詰まった時間でした。

 

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