【インドネシア】伝統医薬ジャムウの秘密

Indonesia

インドネシアでは、ほとんどの地域が熱帯雨林や熱帯モンスーン気候であり、平地から山まで地理的な変化にとんでいるため、多種多様な植物に恵まれています。インドネシアでは多様な植物を使用した「ジャムウ」という伝統医薬品が発展しています。

本日は、インドネシアのジャムウについてお話します。

民間医ドゥクンがジャムウを製造

インドネシアの都市部には、公立病院や医療センターなどが存在していますが、医師の数が圧倒的に少なく、都市部に集中しています。そのため、地方では病気の治療では「ドゥクン」と呼ばれる民間医が行っています。ドゥクンは世襲制で、魔除け占い予言等行いながら、近隣の山野に自生している野生植物を用いて独自のジャムウを使って治療をします。

ジャムウとは

ジャムウ(Jamu)は、ジャワ語で「植物の根や葉などから作られた薬」という意味で、植物起源の医薬品の総称で、インドネシアの伝統医学の代名詞となっています。

ジャムウ・ゲンドンと呼ばれる薬の行商人が、症状にあわせて、ジャムウ生薬の抽出液や絞り汁を路上で販売しています。ジャムウ・ゲンドンが販売するオリジナルのジャムウの作り方は、先祖伝来秘密に継承されていて、レシピは教えてもらえません。

ジャムウの材料

ジャムウに使用される薬草は、何百種類もあるそうですが、代表的なものとして、ウコンや生姜を始めとして、タマリンドやシナモン、レモングラスなど様々な植物が使用されています。

ジャムウは植物の抽出液だけでなく、蜂蜜や蜂の幼虫、タツノオトシゴやナマコの干物、乳や卵なども含まれていることもあります。

材料のラインナップをみていると、確かに薬でしょうが、漢方や栄養ドリンクのような滋養強壮に近い材料であり、風邪などで、体が弱っている時にジャムウを飲んで寝れば元気になる、といった栄養補給の使われ方をされているようです。

実際、インドネシアのジョコウィ大統領もジャムウ支持者として有名で、ウコンメインのジャムウを飲み続けることで普段の活動の源になっていると語っています。

ジャムウの普及

ジャムウの効果等の薬学研究が進み、ジャムウが一般に普及し、ドゥクンの作る伝統的な家内作業から工業化が進み大量生産するようになりました。

薬だけでなく、サプリメントや化粧品としても認められ、健康を気遣う高所得者や中産階級の人々が増加し、年々ジャムウの売上が増加しています。最近では、インドネシアだけでなく、インドネシアを訪れた外国人がジャムウの効果を求めてお土産で買い物をし、外国への輸出も伸びてきているそうです。

ジャムウの味

ジャムウはインドネシアのドラックストアで小袋に入った粉末状の物は、簡単に手に入ります。乾燥ジャムウは、お湯で溶いてから飲むのですが、匂い独特で、味はとっても不味いです。

「良薬は口に苦し 忠言耳に逆らう」と言いますが、良く効く薬は苦くて飲みにくいものです。しかし、知恵のあるものが、苦い薬をわざわざ飲むのは、薬を飲むことで病気を癒やすことを、知っているからです。
人からの忠告は聞いても、素直に受け入れられにくいですが自分自身のためにはなる、として、ジャムウを試してみてはいかがでしょうか?

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