夕陽に包まれたフライト!ガルーダ・インドネシアGA620便でバリからマカッサルへ

Airplane Indonesia

バリ発マカッサル行きのガルーダ・インドネシアGA620便。予定外の5時間遅延から始まった旅は、思いがけず夕陽に包まれたトワイライトフライトに。ジンバランでの穏やかな午後、黄金色に染まる雲海、マカッサル到着の夜風まで――予定外が生んだ最高の空の時間をお伝えします。

バリ最終日、ようやくの出発

バリ滞在を締めくくるフライトは、ガルーダ・インドネシア航空GA620便。当初は午前11時20分発の予定でしたが、まさかの約5時間半の遅延。17時発に変更という通知を見たときは、正直、肩の力が抜けました。けれど、せっかくの時間を無駄にはせず、昼間はジンバランで静かな午後を過ごすことに。

海を眺めながら冷えたビールを味わい、空港の喧騒から少し離れた穏やかな時間を満喫しました。「予定外も旅のうち」。そう思えるようになったのは、インドネシアで暮らすようになってからかもしれません。夕方、空港のロビーに戻ると、ようやく搭乗のアナウンスが。外はオレンジ色に染まり、沈みかけた太陽が滑走路を照らしています。この時間の出発なら、空の上でちょうど夕陽が見られるはず。そう思うと、長かった待ち時間さえも少し特別なものに思えてきました。

夕焼けの滑走路に立つガルーダ機

搭乗口に向かうと、青と白のグラデーションが美しいガルーダの機体が見えてきます。今回の機材はボーイング737-800(機体番号PK-GNH)。滑走路の向こうにはライオン・エアやバティック・エアの機体が整然と並び、夕方のバリらしい柔らかな光が、機体全体を包み込んでいました。

離陸 ― 黄金色の空へ

午後5時15分、機体がゆっくりと滑走路を進み始めました。エンジンの回転音が高まり、翼の先端がきらりと光ります。窓の外では、沈みかけた太陽が海面を照らし、空と海の境目がわからないほどの光の帯が広がっていました。

昼間に過ごした場所を上空から見下ろすと、まるで一日の物語がつながっていくよう。さらに高度を上げると、ヌサ・レンボンガン島の白い砂浜が薄く見え、その先には紺碧のインド洋がどこまでも続いていました。エンジンの音が安定し、シートベルトサインが消えた頃には、外の景色はすっかり黄金色に包まれていました。

ガルーダの翼が夕陽を受けて輝く光景は、まさに空の上の芸術です。

上空では、雲の層がまるで絵画のように広がっていました。夕陽が雲を照らし、淡いピンクやオレンジに染め上げています。その中をゆっくりと進むガルーダ機の翼。光が反射して、翼のラインが黄金色に光る瞬間は、何度見ても心を奪われます。

わずか1時間ほどのフライトですが、この夕焼けの時間帯に飛ぶと、空の色が刻一刻と変化していくのを楽しめます。まさに、日常では味わえない“トワイライトフライト”。ガルーダの青いロゴと、夕陽のオレンジが見事に調和していました。

窓の外を眺めると、太陽がゆっくりと水平線に沈みかけています。

オレンジ、ピンク、紫、そして藍色へ――。空の色が変わっていくグラデーションに、しばし見とれてしまいました。

空の上で感じた“余白”

今回の旅では、当初の予定通りにいかないことばかり。

朝からの遅延通知を見たときは焦りもありましたが、こうして空の上で夕陽を眺めていると、すべてが結果的に良かったのだと感じます。

旅は計画通りに進まなくてもいい。むしろ、思いがけない出来事こそが、その旅を“自分だけのもの”にしてくれる。そんな気づきをくれたようなフライトでした。

着陸 ― 夜のマカッサルに降り立つ

窓の外を見ると、スルタン・ハサヌディン国際空港の滑走路が見えてきました。

青い誘導灯が点々と光り、夜の帳の中に幻想的なラインを描いています。

午後6時30分、静かに着陸。

タラップを降りると、マカッサルの夜風が心地よく頬をなでました。

長かった一日が、ようやく静かに幕を下ろします。

まとめ ― 予定外の中にこそ、旅の魅力がある

この日のフライトを振り返ってみると、遅延があったからこそ出会えた風景、感じられた時間がありました。バリの夕陽、ジンバランの海、空港での静かな時間、そしてガルーダの翼越しに見た雲の上の夕焼け。どれも、予定通りだったら出会えなかった景色ばかりです。心に残るトワイライトフライトでした。

🛫 フライト情報

  • 便名:Garuda Indonesia GA620
  • 区間:デンパサール(DPS)→ マカッサル(UPG)
  • 機材:Boeing 737-800(PK-GNH)
  • 出発予定時刻:11:20
  • 実際の出発時刻:17:15
  • 到着時刻:18:30(WITA)
  • 所要時間:約1時間15分
 

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