【インドネシア】バリ島で到着ビザ再開検討開始!

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バリ島観光に大きな一歩。到着ビザ(VOA)が再開を検討しているという嬉しいニュースです。具体的な再開時期は明らかになっていませんが関係者と調整を進めているということです。到着ビザ発行でバリ島観光復活に大きな前進となりそうです。

観光客誘致へ話し合い

2月23日の夜に、インドネシアのサンディアガ・ウノ観光・創造経済相はバリ州のコスター知事と会談し、バリ島を訪れる海外からの旅行者を対象に到着ビザ(VOA)の発給を再開することを検討していると明らかにしました。

現在は観光用電子ビザ(e-VISA)を取得しなければ、バリ島への入国ができませんが、到着ビザ(VOA)が復活となれば事前にビザの申請は不要となり、空港到着時にビザ代金を支払うことで入国できる簡易ビザとなります。

バリ島観光復活の条件としては検疫の免除と到着ビザでの入国を認めることが優先されます。

e-visaマフィアが横行

現在バリ島などインドネシアの入国の際に必要な電子ビザ(e-VISA・シングル)の取得費用を高額に請求しているエージェント(旅行代理店など)が多く存在しています。政府は彼らをe-visaマフィアと呼び、バリ島観光復活に大きなイメージダウンとなっていることを指摘していました。エージェントがビザ取得費用を高額な手数料乗せていることが観光客増加への妨げになっているということです。

2020年にインドネシアのビジネスビザ・シングルなどが全て電子化され書類をアップロードすれば、インターネット上でビザが発給され大使館などでのビザの受け取りもなくなり簡素化されました。しかし、手続きが複雑であり、インドネシアの指定銀行にビザ手数料を入金するなど海外からビザ取得は結構難しく、基本的にはビザ取得のエージェント(旅行代理店など)を通じてビザ取得することが一般的です。

今回問題なったのが、ビザ取得期間が10~12営業日(約2週間)が必要な通常タイプが350万ルピア(2.8万円)なのですが、ビザの取得期間が3~5営業日(約1週間)で完了するエクスプレスタイプが420万ルピア(3.4万円)、さらに3日程度で取得可能なVIPタイプ550万ルピア(4.4万円)などが存在していました。ちなみに、観光ビザの取得に関する正式な費用は、100万ルピア(8千円)程度です。

ビザ取得に関して、エージェントを通せば多少費用が発生してしまうのは仕方のないこととしても、取得スピードに合わせて費用が増加していくのもインドネシアらしいところでもあります。

インドネシア政府がこういった高額手数料を請求するエージェントを「e-visaマフィア」と呼び、観光復活に水を差す存在として大きく取り上げられ、到着ビザに切り替えようという動きは歓迎されるべきと思います。到着ビザであれば、以前と同様の価格であれば50万ルピア(4千円)で済ますことができますし、ビザエージェントなどを使う必要がなくなります。

到着ビザ復活が待ち遠しい

3月以降バリ島への直行便を運航する航空会社も増えてきますので、まずは入国する際の障壁をなくすことが先決で、到着ビザの復活を早く望みたいところです。そうしてバリ島が再度外国人で賑わう状態になってもらいたいところです。

 

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