2026年10月20日、マンガライまで延伸したLRTに乗ってきました。駅に着けばすぐ乗れるだろうと思っていたのですが、待っていたのは大勢の人でした。ホームにたどり着くまで、約40分かかりました。
それでも乗ってみたかったのは、これまで街の東側で終わっていたLRTが、ようやくマンガライにつながったからです。ジャカルタの鉄道地図が、少しだけ変わりました。
まだ試験運転の段階なので、混雑や運行の様子は今後変わっていくと思います。
駅に着いてまず驚いたのは、人の多さでした。この時期はすでに全駅が稼働し、乗車人数の制限もない一般向けの試験運転に入っていたはずなのですが、それでもホームに人があふれ、駅の係員が少しずつしか通してくれません。制度としての人数制限というより、現場の混雑を見ながらの対応だったのだと思います。
待機スペースからホームへ進むまで、時計を見ながら数えていたら、だいたい40分ほどかかりました。
「一般向けの試験運転になっても、乗るまでにこれほど並ぶのか」というのが、正直な第一印象でした。新しい路線への関心の高さを感じた瞬間でした。
少し経緯を振り返ってみます。ジャカルタLRTは2019年12月、クラパガディン地区とベロドロームを結ぶ路線として開業しました。当時は他の鉄道路線との接続があまりなく、便利な新しい足でありながら、実際に行ける範囲は限られていました。私自身も、この路線を使う機会はほとんどなかったように思います。
今回乗ったのは、ベロドロームからマンガライまで伸びたLRTジャカルタの新しい区間です。距離にして6.4キロ、新たに5駅が加わりました。
マンガライは、KRLや空港鉄道が発着し、トランスジャカルタにも乗り換えられる主要な乗換駅です。ここまで線路が届いたことで、クラパガディン方面への行き方が大きく変わりました。「マンガライとクラパガディンを結ぶ新しい路線ができた」というより、もともとあったLRTがマンガライまで延伸した、という理解のほうが正確だと思います。
40分待ってようやくホームへ。やってきたのは、短い2両編成の車両でした。
高架の上を走るので、車窓からは普段とは違う角度で街並みが見えます。乗り込んだ車両や新しい区間の駅は、まだ新鮮な印象でした。
今回のような混雑ぶりと、これから普段使いする人たちにとっての便利さは、分けて考えたほうがよさそうです。試験運転中の40分待ちが、そのままいつもの姿になるわけではないと思います。
クラパガディンは、商業施設や住宅が集まる北ジャカルタの地区です。今回の延伸で、マンガライからクラパガディンまで11駅がつながりました。東ジャカルタを通り抜けての移動も含め、道路の渋滞だけに頼らない選択肢が増えたことになります。
駅を降りてからも、鉄道を使ってここまで来るという発想が、これから少しずつ根付いていくのだろうと感じました。
今回は40分待ちました。それでも、鉄道網がひとつにつながっていくことへの関心の高さは、はっきりと感じ取れました。
これから注目したいのは、通常運行になったときの本数や、乗換のしやすさ、そして駅から目的地までの移動のしやすさです。渋滞緩和については、「もう効果が出た」と言うにはまだ早いと思います。日常の足として定着していけば、その先に期待できるのではないでしょうか。
マンガライからクラパガディンへ。短い路線だったLRTが大きな乗換駅まで届き、ジャカルタでの移動の選択肢が、またひとつ増えました。