パプアニューギニアでの滞在を終え、ポートモレスビーからシンガポールへ戻ります。乗るのはエアニューギニのPX392便。チャンギ空港に着いたら、その日のうちにガルーダ・インドネシア航空のジャカルタ行きに乗り継ぎます。
予約したときから、余裕のある乗り継ぎではないことはわかっていました。しかも、ガルーダの搭乗券はまだ手元にありません。シンガポールに着いたら、まず乗り継ぎカウンターで搭乗券を出してもらい、それから搭乗口へ向かいます。
まずは、エアニューギニが予定どおり飛んでくれること。
シンガポール行きに使う機体は、オーストラリアのブリスベンからやってきます。出発待合室で、その便の運航状況を確認してみました。
すでに30分ほど遅れていました。
まだポートモレスビーを出てもいないのに、頭の中ではもうチャンギでの乗り継ぎを計算しています。機体が着いてから、給油や搭乗もあります。こちらの便は、何時に出られるんだろう。
ちょっと嫌な予感がしました。
乗り継ぎのタイムトライアルは、飛行機に乗る前から始まっていました。
午後2時21分、待っていた飛行機が到着しました。ボーイング767-300ER、機体記号はP2-PXWです。
行きも767の予定でしたが、シンガポールで737に変更になりました。その影響で座席の調整が入り、搭乗券が出るまで待たされたのは、前に書いたとおりです。今回は窓の向こうに、ちゃんと767がいる。やっと乗れると思うと、やはりうれしくなります。
ただ、喜んでばかりもいられません。到着した時点で、もう出発予定の時刻に近づいていました。
搭乗が始まったのは午後3時10分。席に着いてからも給油が続き、窓の外では作業がなかなか終わりません。終わったのは午後3時40分。そのすぐあと、3時41分にドアが閉まりました。3時47分、ようやく飛行機が動き始めます。
離陸したのは午後4時。予定より約1時間遅れです。このまま1時間遅れで着いたら、チャンギでどれくらい時間が残るだろう。離陸してからも、しばらくそんなことを考えていました。
機内に入ると、座席やモニターには年季が入っています。でも、エコノミーの座席は、窓側に2席、真ん中に3席、反対の窓側に2席の「2–3–2」。私の席は窓側の30Aで、隣の通路側は空席でした。
行きの737はほぼ満席で、肩をすぼめるようにして夜を過ごしました。今回はひじ掛けに腕を置いて、窓の外をゆっくり眺められます。古い機体ですが、この2席並びは快適でした。
機内食は、ご飯に肉の煮込みと野菜。隣を気にせず食事ができるのも楽です。ただ、食事をしながらも、ときどきモニターを飛行情報に切り替えました。到着予定が、少しでも早くなっていないか気になります。
飛行情報を見ると、対地速度が時速900キロを超えていました。
けっこう速い。これなら、いけるんじゃないか。
飛び始めてからも落ち着きませんでしたが、モニターの数字を見て、少し期待が持てました。
窓の外では、主翼の先に夕日が見えます。飛行機も夕日のほうへ、西に向かって飛んでいます。そのせいか、いつもより長く夕日を眺めていられました。きれいだなと思って写真を撮り、しばらくするとまたモニターを見る。6時間近いフライトの後半は、そんなことを繰り返していました。
シンガポールに近づくと、上空で長く待たされることもなく、そのまま降りていきました。到着予定は午後7時30分。着陸したのは7時39分で、駐機場に着いたのは7時45分でした。
ポートモレスビーを出たときは1時間遅れ。チャンギの滑走路に降りたときには、予定の到着時刻を10分ほど過ぎただけでした。767、頑張ってくれました。
ドアが開くと、急ぎ足で乗り継ぎカウンターへ向かいました。着いたのは午後8時。機体が駐機場に着いてから15分です。
ガルーダの搭乗開始は午後8時40分。まだ40分あります。あとは搭乗券が出るかどうかです。行きもチャンギで、搭乗券が出るまで2時間近く待ちました。今回も少し身構えながら、パスポートを差し出しました。
ここでようやく、ジャカルタ行きの搭乗券を出してもらえました。
間に合いました。