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ようやく乗れたパノラマ列車。ジャカルタからバンドンまで、窓の外ばかり見ていた3時間

記事の冒頭
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ジャカルタのガンビル駅から、「Pangandaran Panoramic」に乗ってバンドンへ向かいました。

パノラマ車両には、これまで何度も乗ろうと思っていました。ところが、予定が合わなかったり、気づいたら席が埋まっていたりで、なかなか縁がありませんでした。今回ようやく切符が取れ、朝のガンビル駅に向かいました。

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バンドン止まりではない列車

この列車の正式な名前は「KA Pangandaran」です。ガンビルを朝8時30分に出て、バンドンを通り過ぎ、さらに西ジャワ州の東の端に近いバンジャールまで走ります。バンジャール着は夕方4時すぎ。全線乗ると、8時間近い長旅です。

名前の「パンガンダラン」は、インド洋に面した海辺の観光地から来ています。ただ、列車の今の終点は、その手前のバンジャールです。

編成は、エコノミー、エグゼクティブ、そしてパノラマ車両の3種類。私が乗ったのは、1両だけ連結されているパノラマ車両です。今回は途中のバンドンで降りたので、乗っていたのは約3時間でした。

乗り込んだ瞬間、いつもの列車と違った

車内に入って、まず上を見上げました。側面の窓が天井のほうまで回り込んでいて、車内がとても明るいのです。座ったままでも空が見えます。

座席は通路をはさんで2列ずつ、1両でわずか38席です。一般のエグゼクティブ車両が50席ですから、かなりゆったりした造りです。座席はリクライニングでき、向きを回転させることもできます。

席に座ると、つい上を見たり、反対側の窓まで見渡したりしてしまいます。

ひとりで乗った観光列車

周りを見ると、ほとんどがツアーのグループや外国人の旅行者でした。ひとりで乗っているのは、私くらいだったかもしれません。

発車前から、あちこちで写真を撮り合ったり、笑い声が聞こえたりしていました。ひとりで静かに乗るつもりでしたが、周りの楽しそうな声も心地よく感じました。

途中で、飲み物とパン、ポップコーンもいただきました。

山に入って、座席を窓に向けた

ジャカルタを出てしばらくは、見慣れた街の景色が続きます。ブカシ、カラワンを過ぎると田んぼが広がり、プルワカルタのあたりから、列車はゆっくりと山の中へ入っていきました。

このあたりで、私は座席を窓側に回しました。

谷の向こうに山が重なり、斜面には棚田や小さな集落が見えます。列車は山肌に沿ってくねくねと進み、ときどき深い谷を鉄橋で渡ります。天井近くまでガラスなので、山の上のほうまで見えるのが、パノラマ車両のいいところです。

あとで調べてみると、プルワカルタからパダラランまでの区間は、オランダ統治時代の1900年代初めに国営鉄道が建設した路線でした。山と谷が続く地形のため、たくさんの橋が架けられています。なかでもチクバン鉄橋は長さ300m、ジャワ島で最も長い現役の鉄道橋だそうです。ササクサアト・トンネルは長さ949m、1902年から1903年にかけて掘られ、今も現役で使われています。

あの急な山の中に、100年以上前に線路を通したのかと思いました。

気がつけば、スマホもほとんど触らず、ずっと外を見ていました。

約3時間が、あっという間だった

パダラランを過ぎ、列車はバンドン駅に着きました。時刻表では11時43分着。正直、「もう着いたのか」と思いました。

私はここで降りましたが、この先、列車はバンジャールへ向かいます。車内に残った人たちは、これからさらに4時間以上、ジャワの山あいを眺めていくのでしょう。少しうらやましくもありました。

インドネシアで暮らしていると、移動のときは渋滞や到着時間ばかり気にしています。でも今回は、早く着いてほしいとは一度も思いませんでした。次は終点のバンジャールまで乗ってみたい。たまには、こんな旅もいいものです。

記事の最後
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kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。