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海外生活はずっと楽しいわけじゃない インドネシアに住んで5年、最近「疲れた」と感じる瞬間

記事の冒頭
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SNSを見ていると、海外生活はいつも楽しそうに見える。

青い空。

暖かい気候。

安い物価。

自由な働き方。

日本の満員電車から解放され、南国でゆったり暮らしている。

そんなイメージを持っている人も多いと思う。

実際、私もインドネシアへ来る前はどこかそんな幻想を持っていた。

もちろん、インドネシア生活は楽しい。

それは間違いない。

日本では経験できない出会いがあり、日本では見られない景色があり、日本では味わえない自由さがある。

だから私は今もこの国が好きだ。

しかし、5年も住んでいると見えてくる現実もある。

それは、

「海外生活は楽しい。でも、ずっと楽しいわけじゃない」

ということだ。

最近、ふとした瞬間に

「ああ、なんだか疲れたな」

と思うことが増えた。

今日はそんな話を書いてみたい。

本文の途中(見出し前)
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最初の1年は毎日が新鮮だった

海外生活を始めた頃は、とにかく毎日が楽しかった。

知らない街。

知らない言葉。

知らない文化。

コンビニへ行くだけでも新鮮だった。

レストランへ入るだけで冒険だった。

トラブルすら楽しかった。

停電が起きても、

「海外っぽいな」

と思えた。

飛行機が遅れても、

「まあインドネシアだからね」

と笑えた。

新しい発見が圧倒的に多かったからだ。

しかし、人間は慣れる。

5年も住んでいると、その国で起きることが日常になる。

そして日常になると、同じ出来事が少しずつストレスに変わっていく。

疲れるのは大事件ではない

海外生活で疲れるのは、大事件ではない。

むしろ逆だ。

本当に疲れるのは、小さなことの積み重ねである。

最近の私で言えば、水道トラブルだ。

ある日、水が出なくなった。

ポンプが壊れたらしい。

交換した。

直ったと思った。

翌日また止まった。

電源が悪いと言われた。

修理した。

また動いた。

翌日また止まった。

結局、原因は水タンクの水漏れだった。

タンクを移設した。

これで終わりかと思った。

しかし翌日また調子が悪くなった。

気づけば数週間近く、毎日のように誰かが修理している。

今日こそ終わったと思う。

翌朝また止まる。

また原因を探す。

また修理する。

その繰り返しだ。

怒れないことが一番疲れる

実は今回、一番疲れたのは水が出ないことではなかった。

怒れないことだった。

修理しているのは、専門業者ではない。

知り合いの若いスタッフたちだ。

彼らは一生懸命やっている。

暑い中で汗を流しながら作業している。

スマホで調べながら頑張っている。

だから怒れない。

「もっとちゃんとやってくれ」

と言いたくなる時もある。

でも、

「いや、彼らも頑張っている」

と思う。

「怒っちゃダメだ」

「イライラしちゃダメだ」

「相手も一生懸命なんだ」

そう自分に言い聞かせる。

しかし、その感情を抑え続けることもまた疲れる。

海外生活では、この「自分の感情の管理」が意外と大変なのだ。

日本語を使わない生活は想像以上に疲れる

海外に住むと語学が上達する。

それは確かだ。

しかし同時に、語学は体力を使う。

仕事も。

交渉も。

修理の説明も。

行政手続きも。

すべて外国語だ。

日本語なら5分で済む会話が30分かかることもある。

相手の言いたいことを理解する。

自分の考えを伝える。

誤解を修正する。

これを毎日続けていると、気づかないうちに脳が疲れていく。

海外生活の疲労は、肉体よりも精神の疲労が大きいのかもしれない。

「日本ならこうなのに」が頭をよぎる

長く住んでいると、

「日本ならこうなのに」

という考えが時々頭をよぎる。

修理なら一回で終わるだろう。

約束した時間に来るだろう。

原因を特定してから部品を交換するだろう。

そんなことを考えてしまう。

しかし、それを考え始めると苦しくなる。

なぜなら、ここは日本ではないからだ。

インドネシアにはインドネシアのやり方がある。

頭では理解している。

でも感情はそう簡単ではない。

そのズレが静かなストレスになる。

相談できる人が意外と少ない

海外生活には孤独もある。

もちろん友人はいる。

スタッフもいる。

取引先もいる。

しかし、本音を全部話せる人は意外と少ない。

日本にいる家族に話しても、

「大変だね」

で終わる。

実際にその場にいないから、空気感までは伝わらない。

海外在住者の多くが感じる孤独はここにあると思う。

決して一人ではない。

でも、完全に理解してもらうことも難しい。

そんな微妙な孤独感が積み重なっていく。

それでもインドネシアを嫌いになれない

では、そんなに疲れるなら日本へ帰りたいのか。

そう聞かれると答えは違う。

私は今でもインドネシアが好きだ。

修理に来てくれたスタッフは、最後には笑いながらコーヒーを飲んでいる。

近所の人は気軽に声をかけてくる。

困っていると誰かが助けてくれる。

日本では味わえない人間らしさがある。

効率だけなら日本の方が上だろう。

でも、人との距離感や温かさはインドネシアならではの魅力だ。

だから難しい。

イライラするのに嫌いになれない。

これが海外生活の不思議なところだと思う。

海外生活で必要なのは語学力ではなかった

5年住んでようやく分かったことがある。

海外生活で本当に必要なのは語学力ではない。

適応力だ。

予定通りにいかなくても受け入れる力。

思い通りにならなくても前へ進む力。

そして、

「まあ、そんな日もある」

と思える力だ。

海外生活は華やかに見える。

しかし実際は、小さなストレスとの付き合い方を学ぶ日々でもある。

最近、少し疲れたなと思うことがある。

でも、それはこの国が嫌いになったわけではない。

むしろ、この国で本当に生活しているからこそ感じる疲れなのだと思う。

今日も水は出ている。

明日は止まるかもしれない。

でも、それも含めてインドネシア生活なのだろう。

そんなことを考えながら、私は今日もマカッサルで暮らしている。

記事の最後
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kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。