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マカッサルで行くべきミーアヤム!ミー・パンジット・アヤム・ジャムルが絶品だった

マカッサルの「Warkop Peng Peng」で食べたミー・パンジット・アヤム・ジャムル・テルル(鶏+きのこ+卵)。香り立つ鶏清湯スープ、コシのある太麺、旨味が詰まった餡、サクサクの揚げワンタンまで非の打ちどころなし。これまでのミーアヤム歴でも“かなり上位”に入る完成度でした。

空に包まれる可愛い店内で

お店は「Warkop Peng Peng」。場所はJl. Sungai Cerekang No.42、ルコの一角にあるワルンです。外看板をくぐって店内に入ると、天井には青空と白い雲のペイント、壁にはレトロな中華ポスターがずらり。明るく清潔で、初めてでも肩の力が抜ける雰囲気です。朝はコーヒーと卵の朝食セット、昼はお得なランチセット、午後には揚げ菓子と温かいサラッバの“おやつセット”まで用意されていて、一日を通して地元客が途切れません。

太麺のミーアヤム

看板料理はミー/ナシ・アヤム・ジャムル・テルル。今回は麺派らしく、太麺でお願いしました。運ばれてきた丼には、香味油をまとったやや太めの麺の上に鶏・きのこ・卵の餡、脇に青菜とつみれ、そして大きな揚げパンジット(ワンタン)。スープは小椀で添えられ、ねぎがほのかに香ります。卓上にはサンバルと醤油や酢系のボトル。味を重ねる準備は万端です。

なぜこのミーアヤムは“うまい”のか

決め手は、麺・油・餡・スープが高いレベルで噛み合っていることにあります。ゆで上げた麺を鶏油にさっとくぐらせることで、麺表面にできた薄い油膜がタレと餡をしっかり抱き込み、ひと口目から最後までコクが持続します。太麺はかんすい由来の弾力がしっかりあり、ベタつかず、小麦の香りもきれいに立ちます。味の核である鶏・きのこ・卵の餡は、鶏のイノシン酸ときのこのグルタミン酸が相乗して旨味がぐっと深まり、卵が自然な乳化を生んでまろやかに仕上がっています。

甘みと塩味の設計も巧みで、醤油の輪郭にほんのり甘さが重なり、白胡椒が後味をきりっと締めるので、くどさが残りません。小椀の鶏清湯スープは軽やかなのに旨味のふくらみがあり、合間にすすれば口内がリセットされ、麺のコシも最後まで保たれます。サクサクの揚げパンジット、ぷるっと弾むバクソ、シャキッと青菜という食感のコントラストが単調さを防ぎ、サンバルを少量たらして味を整える“余白”まで用意されています。この一連の流れが、食べ進めるほど満足感を増幅させる仕組みになっているのです。仕上げに感じるキレは、餡の火入れやスープのあく取り、油の鮮度管理といった丁寧な仕事の賜物だと感じました。

うれしいのはコスパの良さです。私が訪れた日はランチセットが3万ルピア(約280円)で、アイスティーが付く内容でした。朝は7〜10時の朝食セット、午後はおやつセットもあり、時間帯を選ばず立ち寄れます。

まとめ

青空天井の可愛い店内で、香り、コシ、旨味、食感のバランスが“ピタッ”と決まった一杯を楽しめるのは幸せそのもの。Warkop Peng Pengのミー・パンジット・アヤム・ジャムル・テルルは、私のミーアヤム遍歴でも間違いなく上位に入る“解答例”のような一皿でした。マカッサルで久しぶりに麺の美味しい店を見つけて幸せでした。

お店情報

店名:Warkop Peng Peng(ワルコップ・ペンペン)

住所:Jl. Sungai Cerekang No.42, Makassar

目安予算:ランチセットは約30K〜40K IDR(訪問時)。単品も良心価格です。

地図:

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。