2025年5月28日より、インドネシアの滞在許可申請手続きが大幅に変更されました。VoA延長を含む全ての滞在許可は、オンライン審査後に入管事務所での出頭・面接・写真撮影が必須に。この新制度により、手続きにかかる時間が長くなるため、旅行者・在住者ともに早めの申請が重要です。変更内容や注意点をわかりやすく解説します。
インドネシアに長めに滞在する予定のある方、VoA(到着ビザ)の延長やITAS・ITAPなどの滞在許可を申請予定の方にとって、重要な変更があります。
2025年5月28日から、滞在許可のオンライン申請後に、必ず入国管理事務所(イミグレーション)への出頭が必要になりました。これにより、申請にかかる時間や手続きの流れが大きく変わっています。
これまでは、インドネシアの滞在許可申請はオンラインで完結できるケースが多く、特にVoA延長などは数日で完了する手軽さが魅力でした。
しかし2025年5月28日から、以下のような変更が適用されました:
オンラインでの申請・審査は引き続き可能
ただし、審査完了後に本人が入管事務所へ出頭する必要あり
その場で写真撮影と面接が実施される
つまり、「オンラインだけで完結」は過去の話。今後は「対面での最終確認」が必須となります。
今回の変更は、以下の滞在許可申請に適用されます:
観光目的で入国し、VoAを延長したい旅行者も対象になりますので、要注意です。
以下が、2025年5月28日以降の新しい申請フローです:
これまではオンラインだけで完了していたところに、「ステップ3と4」が追加されたのが大きなポイントです。
イミグレーションに出頭する際は、以下のものを持参しましょう:
また、面接では以下のような内容が聞かれることがあります:
この手続き変更は、以下のインドネシア移民局の通達に基づいています:
SURAT EDARAN NOMOR IMI-417.GR.01.01 TAHUN 2025『滞在許可関連業務の調整に関する通達(Penyesuaian Pelayanan Izin Tinggal Keimigrasian)』
この通達によって、全国のイミグレーションオフィスで共通の手続きが実施されることになりました。
今回の変更で何より注意したいのは、手続きにかかる時間が増えることです。
オンライン審査に加え、出頭予約や現地での対応が必要になるため、以前のように「ギリギリの申請」では間に合わない可能性があります。
特に注意すべきなのは次のような方々:
今回の変更は、外国人の滞在管理を強化する一環として行われたもので、今後もこの制度が継続またはさらに強化される可能性もあります。旅行者も在住者も、余裕を持った申請スケジュールを立てて、トラブルなく滞在を楽しみましょう!