バリ島での旅の終わり。数日間の滞在を振り返ると、思い出深い体験が次々とよみがえってきます。FINNS BEACH CLUBでのサンセットと夜の盛り上がりを満喫したその日、私たちは旅の締めくくりとして、Airbnbで見つけたプライベートヴィラに宿泊しました。
まるで秘密のオアシスにたどり着いたかのような、静けさと心地よさに満ちたヴィラ。家族とのんびりと過ごす最後の夜は、華やかなバリの印象とはまた異なる、心に深く染み入るひとときとなりました。
今回宿泊したのは、Airbnbで予約した新築のヴィラ。インテリアはナチュラルで洗練されたバリスタイル。ベージュやホワイトを基調に、木材や籐素材を多用した落ち着きのある空間に統一されており、一歩足を踏み入れた瞬間、そのセンスの良さに心を奪われました。
中央には専用のプールがあり、バンブーフェンスとトロピカルグリーンに囲まれた中庭は、まさにプライベートリゾートのよう。リビングとキッチンは広々としていて、家族でゆったりと過ごすには十分すぎるほどの広さです。高い天井と大きな窓からは光と風がたっぷりと入り、南国特有の開放感を全身で感じることができます。
このヴィラの最大の魅力は、なんといっても“家のようにくつろげること”。キッチンカウンターでドリンクを片手に談笑し、巨大なソファでごろごろとくつろぎながら、今回の旅をしめくくる。そんな自由な時間が、ホテルではなかなか得られない貴重な体験となりました。
キッチンには調理器具やカトラリーが一通りそろっており、自炊も十分可能。私たちは近所のスーパーで購入しておいたワインや軽食を並べて、プチディナーを楽しみました。リビングでまったりと過ごすも良し、プールサイドで風に吹かれながら食事を楽しむも良し。時間に縛られることなく、レストランの予約も気にせず、自分たちのペースで「旅の終わり」を噛みしめられるのが、何よりの贅沢でした。
ベッドルームは計3部屋。1階に2部屋、ロフトスタイルの2階に1部屋があり、家族連れでも余裕のあるレイアウトです。
どの部屋もセンスが良く整えられており、シーツやマットレスも清潔で寝心地は抜群。バスルームはオープンエアのような開放感を持ちながら、しっかりとプライバシーが保たれ、南国らしいリラックス感に満ちていました。
ヴィラで過ごす夜は、街の喧騒や観光地の賑わいとはまったく異なる、別世界。星空の下、ライトアップされたプールを眺めながら、ただ静かに流れる時間を感じる――そんな特別な体験ができるのも、バリ島という場所だからこそ。
何気ない瞬間が、かけがえのない思い出として心に残っていく。家族で語らうひとときや、子どもたちの笑顔、静かな夜の空気。すべてが旅の最後にふさわしい、豊かな時間でした。
このヴィラはAirbnbで簡単に予約でき、宿泊費は時期や人数によって異なりますが、今回の1泊は約3,400,000ルピア(約32,000円)前後でした(2025年7月時点)。4人以上でも余裕で泊まれる広さがあり、家族旅行や友人とのグループ旅にもぴったりです。
バリでの旅の締めくくりに、ホテルではなくヴィラを選んだことで、私たちは「帰りたくないね」と心から思える夜を過ごすことができました。観光で疲れた体を癒し、心を落ち着かせる場所。家族で語り合い、旅の思い出を振り返る空間。それが、プライベートヴィラという選択の価値なのだと、改めて実感します。
次回バリを訪れるときも、きっと最後の夜はまたこのようなヴィラで過ごしたい――そう強く思わせてくれる、忘れられない体験となりました。