早朝のガルーダラウンジで静かな朝食を楽しんだあとは、もうひとつ気になっていたプラザプレミアムラウンジ(Saphire | Plaza Premium Lounge)へ移動しました。ここはスカルノハッタ国際空港ターミナル3の国際線エリアでも最大級の広さを誇り、開放感ある空間と充実した設備が魅力です。特に長距離フライト前に嬉しいシャワー室が完備されているのは大きなポイント。実際にシャワーを浴びてリフレッシュできたことで、機内をさらに快適に過ごせる準備が整いました。今回は、ガルーダラウンジとの違いを感じながら、プラザプレミアムラウンジでの滞在を詳しくレポートします。
ガルーダラウンジから、次にプラザプレミアムラウンジ(Saphire)へ移動。制限エリア内を移動すると、ひときわ目立つブルーの大きなサインとレンガ調の壁が目印です。ガルーダラウンジが落ち着いたビジネスクラス向けの雰囲気なのに対し、こちらはより開放的で「長時間のフライト前にしっかりくつろぐ場所」という印象を受けます。ラウンジ入口で搭乗券とプライオリティカードを提示すると、スタッフが笑顔で案内してくれます。
内部に足を踏み入れると、まず目を引くのが高い天井とモダンなデザイン。木目調のインテリアと間接照明が温かく、ガルーダラウンジよりも空間に広がりがあります。明るさを抑えたランプが各テーブルに配置されており、リラックスしつつも作業ができるちょうど良い明るさ。
座席はゆったりした一人用のアームチェアや、テーブル付きのダイニングエリアなど、シーンに合わせて選べます。窓側席からはターミナルのゲートエリアを一望でき、朝の空港の活気を感じられるのも魅力的でした。
このラウンジを利用する最大の目的のひとつがシャワー施設。フライト前に汗を流してすっきりしたい人には本当にありがたい存在です。受付でシャワー利用をお願いすると、すぐに案内してもらえました。
シャワールームに入ると、想像以上に清潔感があり好印象。
白いタイルの壁と大きな鏡、ガラス扉の仕切りでホテルライクな雰囲気です。水圧も十分で温度調整もスムーズ、シャンプーやボディソープはしっかり備え付け。歯ブラシ、コーム、綿棒、シェーバーなどのアメニティも揃っていて、手ぶらでも安心です。
フライト前にさっぱりできたことで、長時間の機内でも快適に過ごせそうな安心感が生まれました。
シャワー後はバーカウンターがあり、ビールやワイン、スピリッツなどのアルコールもオーダーできます。早朝からお酒を楽しんでいる旅行者の姿もちらほら見えました。
フードコーナーは予想以上に充実。サラダ、フルーツ、パスタ、ホットミールまで幅広く、朝食からブランチまで対応できそうなラインナップです。色鮮やかなフルーツはカットされて並び、サラダコーナーにはドレッシングの種類も豊富。ホットミールには焼きそばやポテト、揚げ物もあり、しっかり食べたい人も満足できる内容でした。
軽く食べるつもりが、ついワインと一緒に少しずつ味見。早朝の贅沢な時間を楽しみました。
ガルーダラウンジが朝のこの時間は静かで日本人利用者が中心だったのに対し、プラザプレミアムラウンジはやや混雑気味。ただ混雑しているとはいえ、席数が多くレイアウトも工夫されているため、窮屈さは感じませんでした。特にシャワー利用者が多いようで、朝の時間帯は少し待つこともあるようですが、私が訪れたときはすぐに利用できたのはラッキーでした。
今回、ラウンジをはしごする“ラウンジホッピング”をしてみて感じたのは、それぞれの特徴を理解して使い分ける楽しさです。
ガルーダラウンジ:静かで落ち着いた空間。搭乗前に軽く朝食を取りたい、静かに仕事や読書をしたい人向け。
プラザプレミアムラウンジ:広々とした空間とシャワー、豊富な食事。フライト前にしっかり休息し、気持ちを切り替えたい人に最適。
早朝便の利用時には、まず静かなガルーダラウンジで体を目覚めさせ、少しお腹を満たした後にプラザプレミアムでシャワーと飲み物を楽しむ、という流れが非常に快適でした。
スカルノハッタ国際空港ターミナル3でのラウンジ体験は、ただの待ち時間を特別な時間に変えてくれました。特にプラザプレミアムラウンジのシャワーは長距離フライト前に大きな安心感を与えてくれ、清潔さと設備の充実度に大満足。
次回のフライトでも、空港到着後の時間をうまく使ってラウンジをはしごするプランを続けたいと思います。移動の疲れをリセットしてから空の旅に出発できるのは、思っている以上に快適で朝から贅沢な気分を味わうことができました。