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窓なしでも問題なし!早朝便前夜、空港近くホテルが最強だった理由とは

ジャカルタ出張の夜。翌朝の早朝便に備え、私が選んだのはスカルノハッタ国際空港近くのオーチャードホテル・バンダラです。窓なしの格安客室でも十分に快適だった理由、短時間滞在だからこそ重要なホテル選びの視点、そしてジャカルタ出張を支える「静かな数時間」の価値をお伝えします。

長い一日の終わりに、必要だったもの

ジャカルタの渋滞という洗礼を受け、それでも美味しい夕食で気持ちを立て直した夜。

ジャカルタでの一日は、ようやく終わりを迎えようとしていました。

翌朝は、早朝便でマカッサルへ戻る予定です。

深夜まで市内に滞在し、朝にまた長時間かけて空港へ向かう——その選択肢は、最初からありませんでした。

私が向かったのは、スカルノハッタ国際空港のすぐ近くにある

Orchard Hotel Bandara。

翌日に備えて、ただ「きちんと休む」ための、わずか数時間の滞在です。

なぜ、空港近くに泊まるのか

このホテルは、私にとって定宿のひとつです。

スカルノハッタ国際空港から車で10分ほどという立地は、早朝便を使う出張者にとって、これ以上ない安心材料になります。

ジャカルタ市内から空港までは、時間帯によって1時間半から2時間かかることも珍しくありません。

特に朝の時間帯は、想定外の渋滞が起きやすい。

空港近くに泊まるという選択は、

「移動時間を短縮する」ためだけではなく、

精神的な余裕を確保するための投資でもあります。

深夜のチェックイン、静かな館内

ホテルに到着したのは、すでに夜遅い時間でした。

フロントは落ち着いた雰囲気で、チェックインもスムーズ。

今回予約したのは、朝食付きで49万ルピア(約4,600円)の格安プラン。

いつもより安い部屋が出ていたので、試しに予約してみたのです。

「どんな部屋だろうか」

そんな小さな期待と、わずかな不安を抱えながら、エレベーターで3階へ向かいました。

窓なしの部屋、それでも快適

部屋のドアを開けて、すぐに気づきました。

この部屋には、窓がありません。

いわゆる「窓なし部屋」。

ホテル予約サイトで格安表示される部屋に多いタイプです。

外の景色は見えず、自然光も入りません。

人によっては閉塞感を感じるかもしれませんが、私には全く問題ありませんでした。

理由は明確です。

この部屋で過ごすのは、眠るための数時間だけだからです。

清潔さと機能性がすべて

まず感じたのは、室内の清潔さでした。

床はきれいに掃除され、ベッドのシーツは真っ白で張りがある。

壁には幾何学模様のアクセントウォールペーパー。

シンプルですが、無機質すぎない、ちょうど良いデザインです。

ダブルベッドは十分な広さがあり、マットレスの硬さも適度。

ベッドサイドには、照明、電話、そして複数のコンセント。

スマートフォンやPCの充電にも困りません。

壁の棚には小さな観葉植物。

このささやかなグリーンが、部屋に温かみを添えていました。

ウェットバスルームでも、問題なし

バスルームは、トイレとシャワーが一体型のウェットタイプ。

東南アジアではおなじみの形式です。

シャワーを浴びると床全体が濡れトイレも同時に濡れてしまいすが、排水は良好。

水圧も十分で、お湯もすぐに出ます。

タオルやアメニティも清潔で、

一日の疲れを流すには、何の不満もありません。

正直な感想は、

「カプセルホテルより、はるかに快適」。

窓がないことの、意外なメリット

荷物を整理し、シャワーを浴び、ベッドに横になります。

時計を見ると、深夜1時を回っていました。

起床は朝5時。

眠れるのは4時間ほどですが、出張中では珍しくないスケジュールです。

ここで、窓がないことがむしろ利点になります。

外の光が一切入らず、部屋は完全に暗い。

騒音も最小限。

短時間でも、深く眠るには理想的な環境でした。

朝5時、新しい一日の始まり

目覚ましで目を覚まします。

短い睡眠でしたが、体は驚くほど軽い。

清潔な部屋、快適なベッド、適切な室温。

窓の有無よりも、基本的な要素の質が睡眠の質を左右することを、改めて実感しました。

「また使おう」

そう思いながら、部屋を後にします。

朝食付きの安心感

1階のレストランで朝食を取ります。

早朝便を控えている身にとって、これは大きなメリットです。

ビュッフェには、

ナシゴレン、ミーゴレン、パン、フルーツ、サラダ。

必要十分、そして安定の内容。

コーヒーを飲みながら、ジャカルタでの弾丸出張も、いよいよ終盤です。

格安でも妥協しない、ホテル選び

チェックアウトを済ませ、タクシーで空港へ。

早朝の道路は驚くほど空いています。

今回の宿泊費は、50万ルピア、

それでいて、清潔な部屋、快適な睡眠、朝食付き。

窓がないという一点を除けば、

必要なものはすべて揃っていました。

ホテル選びで大切なのは、

「自分がそのホテルで何をしたいか」を明確にすること。

観光なら景色。

出張なら、機能性と立地。

オーチャードホテル・バンダラは、

後者を求める人にとって、非常に賢い選択肢です。

まとめ 弾丸出張を支える、静かな数時間

派手さはありません。

特別なサービスもありません。

それでも、このホテルは、

弾丸出張の最後に必要なものを、すべて提供してくれました。

無駄のない立地

清潔で静かな部屋

しっかり眠れる環境

ジャカルタという巨大都市を相手にする出張では、

「休む場所」をどう選ぶかが、翌日のパフォーマンスを左右します。

この数時間の静かな滞在が、

出張をきれいに締めくくってくれました。

マカッサルへ戻るフライトが待っています。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。