インドネシア高速鉄道「WHOOSH」に乗り、バンドンからジャカルタまでの移動は無事終了。
あとは空港へ向かうだけですが、フライトまで少し時間があります。
そこで、せっかくジャカルタまで来たのだから最後にゆっくり食事をすることにしました。
思い出したのは、以前訪れたことのあるオートグラフタワーの商業施設「AGORAモール」。そこには日本の定食チェーン「大戸屋」が入っています。
海外にいながら日本の味を楽しめる場所。
旅の最後の食事としては、これ以上ない選択かもしれません。
夕暮れのジャカルタの街を眺めながら、空港へ向かう前のひとときを過ごすことにしました。
今回夕食を取ることにしたのは、ジャカルタ中心部にあるオートグラフタワー(Autograph Tower)。
このビルは高さ382.9mを誇り、完成した2022年時点で南半球で最も高いビルとして知られています。
エントランスに設置されたプレートには、その記録がしっかりと刻まれていました。
ただし、この展望施設は夕方になるとかなり混雑するらしく、人気の時間帯は長蛇の列になることもあるそうです。
本当なら上まで登ってジャカルタの街を一望してみたいところですが、私はどうも並ぶのが苦手。
今回は時間の都合もあり、展望はまた次回のお楽しみということにしました。
とはいえ、ビルの外観を見上げるだけでも十分迫力があります。
高層ビルが立ち並ぶジャカルタの中でも、ひときわ存在感を放つ建物です。
オートグラフタワーの低層部分には、AGORA Lifestyle Mallというショッピングモールが入っています。
ジャカルタの新しい商業施設だけあって、館内はとてもきれいで落ち着いた雰囲気。
ショッピングだけでなく、レストランも多く入っています。
モール内を少し歩くと、目的の店が見えてきました。
到着したのは、大戸屋(OOTOYA)。
日本でもおなじみの定食チェーンですが、海外にある店舗は少し特別な存在です。
海外に長く滞在していると、ふと日本食が恋しくなる瞬間があります。
特に、味噌汁や焼き魚、煮物のような家庭料理はなかなか食べる機会がありません。
今回の旅の最後に日本の定食を食べるのも悪くないと思いました。
それに、私が普段滞在しているマカッサルには大戸屋がありません。
こういう機会でもないと食べられないので、迷わず入店です。
店内は日本の店舗とほとんど変わらない雰囲気。
木を基調とした落ち着いた内装で、まるで日本にいるかのような感覚になります。
席に着くと、さっそくメニューをチェック。
焼き魚定食、唐揚げ定食、とんかつ定食など、定番メニューがずらりと並びます。
どれも魅力的で、正直かなり迷いました。
せっかくなので、今回は一番豪華そうなメニューを選ぶことにしました。
注文したのは
「大戸屋御膳」
肉・魚・野菜など様々なおかずが楽しめる、いわば大戸屋のフルコースのようなメニューです。
そして嬉しいポイントがもうひとつ。
お茶はなんとボトルで提供されて飲み放題。
海外で日本茶をたっぷり飲めるのはありがたいですね。
食事前からすでに満足度が上がります。
しばらく待つと、ついに料理が到着しました。
テーブルに並んだ御膳は、思わず写真を撮りたくなるほどきれいな盛り付け。
焼き魚
肉料理
野菜のおかず
煮物
揚げ物
まさに日本の定食らしいバランスの良さです。
特に印象的だったのは、おかずの種類の多さ。
一皿一皿が丁寧に作られていて、見た目も美しい。
海外で食べる日本食は、時に「日本風」になってしまうこともありますが、ここはかなり本格的。
味も日本で食べる大戸屋とほとんど変わりません。
焼き魚はふっくらと焼き上がり、
野菜のおかずは優しい味付け。
さらに肉料理もあるので、魚も肉も両方楽しめる贅沢な内容です。
そして、ご飯との相性が抜群。
久しぶりに食べる日本の定食に、自然と箸が進みます。
気になる値段ですが、この御膳は
約200,000ルピア
日本円にすると、およそ2,000円前後でしょうか。
インドネシアの物価を考えると決して安くはありません。
ローカルの食堂なら数分の一の価格で食事ができます。
それでも、
日本と同じクオリティ
落ち着いた店内
お茶飲み放題
といった点を考えると、満足度はかなり高い食事でした。
海外で日本食を食べると、どうしても価格は高くなります。
ですが、旅の最後の食事としては十分価値があると感じました。
食事を終えて外に出ると、ちょうど日の入りの時間でした。
ジャカルタの空がオレンジ色に染まり、街の景色がゆっくりと夜へと変わっていきます。
高層ビルのシルエットと夕焼けの空。
そのコントラストがとても美しく、しばらく立ち止まって眺めてしまいました。
旅の終わりに見る夕暮れは、どこか特別なものがあります。
ここからは、空港へ向かうだけ。
次に乗るのは、空港鉄道(Airport Rail Link)。
ジャカルタ市内からスカルノ・ハッタ国際空港までを結ぶ便利な列車です。
空港への移動手段として非常に頼れる存在。
時間も読みやすく、旅行者にとってはありがたい交通手段です。
ホームには、空港へ向かう乗客がちらほら。
スーツケースを持った人も多く、いよいよ旅の終わりを感じます。
こうして、バンドンから始まった今回の移動は、
ジャカルタでの食事を挟みながら、ゆっくりと終わりに近づいていきました。