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第54回インドネシア渡航の幕開け ― 雨の成田空港からスタート

秋雨の朝、通算54回目となるインドネシアへの渡航がスタート。常磐線から成田空港アクセス特急を乗り継ぎ、成田空港第二ターミナルへ。JAL ABCで荷物を受け取り、JAL725便にチェックイン。さくらラウンジではカレーとシャンパンの朝食を堪能しながら、出発前の静寂を楽しむ。ラウンジから近い71番ゲートで、いよいよジャカルタへ向け出発の様子をお伝えします。

雨の朝、再び日本を発つ日がやってきた

あいにくの雨模様の朝。静かな雨音に包まれた空の下、今日から再びインドネシアへの旅が始まります。

今回で通算54回目の渡航。何度経験しても、出発の朝には独特の緊張感と高揚感が入り混じります。

日本滞在はわずか数日間。到着日と出発日を除けば実質2日間という短期の滞在でしたが、秋の気配を感じながら日本の空気を胸いっぱいに吸い込み、再び南の島国へ向かう準備を整えました。

列車で成田空港へ

早朝6時、まだ薄明るい空のもと、いつものように常磐線のホームに立ちました。

電光掲示板に表示された「特急ときわ号」の文字を見ると、毎回のように旅の始まりを実感します。

白い車体の特急列車が静かに滑り込み、雨で濡れたホームの光を反射していました。

通勤時間帯の柏駅は朝のラッシュで活気にあふれています。スーツ姿のビジネスパーソンの間をすり抜けながら、新鎌ヶ谷方面へと乗り継ぎました。

常磐線から北総線へ、新鎌ヶ谷経由で成田空港へ向かうルートは、もはや体に染みついた移動のルーティン。車窓には雨に濡れた田畑や街の風景が流れ、旅立ちの日らしい静けさを感じさせてくれます。

新鎌ヶ谷でアクセス特急に乗り換えると、車内はスーツケースを持った旅行客でにぎわっていました。外国人観光客の姿も多く、英語と日本語のアナウンスが交錯する車内はどこか国際的な雰囲気。

外は相変わらずの雨模様でしたが、成田の郊外に差しかかるころには、気持ちはすでに空の上。

何度も通ったこのルートも、毎回少しずつ違う旅の始まりを感じさせてくれます。

成田空港到着 ― やっぱりJALは良い雰囲気

午前8時30分、成田空港第二ターミナルに到着。

ガラス張りの吹き抜け空間に広がる光景は、いつ見ても旅情をかき立てます。

まず「JAL ABC」で、事前に送っておいたスーツケースを受け取りました。

電車移動の際にスーツケースを引くのは一苦労ですが、宅配サービスを利用すれば手ぶらで空港まで来られるのが本当に便利。毎回欠かさず利用しています。

荷物を受け取った後はそのままチェックインカウンターへ。今回はジャカルタ行きの JAL725便 に搭乗です。JAL GLOBAL CLUBカウンターでチェックイン。落ち着いた雰囲気の中、旅慣れた空気が流れていました。スタッフの丁寧でスムーズな対応に安心感を覚え、荷物をジャカルタまで預けると、手元に搭乗券といつもの安心が戻ってきます。チェックインを終え、出国審査へと向かいました。

成田のさくらラウンジへ

出国手続きを終え、エスカレーターを降りると、木の温もりと和のデザインが融合したエントランスが迎えてくれます。

淡い黄緑と紫の花模様が照らし出される壁面アートが印象的で、これを見るたびに「日本を出発するんだな」と感じます。

そしてお待ちかねの JALさくらラウンジ。

窓際のカウンター席に座ると、眼下にはJALの機体がずらりと並び、雨で濡れた滑走路に反射するライトが美しく輝いていました。旅の緊張を解いてくれる、心落ち着く光景です。

朝食は、ラウンジ名物のJAL特製ビーフカレーにフレッシュサラダを添えて。さらにシャンパンを一杯、静かな朝のひとときを贅沢に楽しみます。

これ以上の“出発前の時間”はありません。

窓の向こうの飛行機を眺めながら、「この時間のために早く空港に来る価値がある」といつも思います。

食後には、抹茶プリンとチョコレートケーキを少しだけ。濃厚な抹茶の風味と軽やかなチョコムースのバランスが絶妙で、旅立ちの朝にぴったりの甘さでした。

ラウンジ内は思いのほか空いていて、旅行シーズンを終えた落ち着いた時間が流れていました。

周囲ではノートパソコンを開いて仕事をするビジネス客の姿もちらほら。

それぞれの目的地へ向けて、静かに心を整えているようです。

グラスに注いだレモネードジュースと、ドライチップスをつまみながら、温かい照明と木目のテーブルに包まれた空間でくつろぎます。

慌ただしい空港の中とは思えないほど穏やかな時間。

こうした何気ない「待ち時間の贅沢」も、長年の渡航の中で大切にしているひとときです。

出発ゲート71番 ― そして、第54回目の旅へ

搭乗ゲートは71番。さくらラウンジからも近く、ボーディングまでの動線が短いのが嬉しいポイント。

ゲート周辺にはすでに多くの乗客が集まり、アナウンスが流れるたびに「いよいよ旅が始まる」という実感が増していきます。

こうして、第54回目となるインドネシアへの出発がスタートしました。

短い日本滞在の中で感じた季節の移ろい、そして成田空港で過ごした静かな朝の時間。どちらも旅の始まりを彩る、大切な瞬間です。

これから始まるジャカルタまでの約7時間半、機内でのひとときをゆっくりと楽しみたいと思います。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。