海外生活や出張の帰り道、日本に着いて最初、もしくは出国前に最後の「日本らしい食事」を味わいたい――そんなときにおすすめしたいのが、成田空港第1ターミナルにある「肉料理 やきすき やんま」。
今回は、プライオリティパスでなんと無料で楽しめるすき焼きを堪能してきました。ただし、条件は年々厳しくなってきており、事前の確認が必須。ここでは、実際に訪れた体験とともに、利用条件や注意点もあわせて詳しく紹介します。
「やんま」は成田空港第1ターミナルの出国前エリアにあります。保安検査前なので、国内線・国際線問わず、誰でもアクセス可能。ただし、プライオリティパスを使う場合は「出発便の3時間前からのみ利用可」という制限があります(※2025年6月1日以降に変更)。到着後の利用は不可となりましたのでご注意ください。
店内は和モダンな空間が広がり、木材と間接照明を基調にした落ち着きある内装。カウンター席やテーブル席があり、空港内とは思えないほど静かでリラックスできます。窓側の席からは滑走路を一望できるので、搭乗前のひとときを贅沢に過ごせます。
今回いただいたのは「やきすき & ミルクプリン」のセット。内容は以下の通り:
見た目のインパクトも抜群で、ボリューム感も文句なし。しかもこれが無料とは信じがたいクオリティです。和牛の脂が甘くて、割り下と絡んだ味は一口ごとに「やっぱり日本の牛肉は違うな…」と実感させてくれます。
この「やきすき」は、いわゆるすき焼きというよりも、“焼いてから味わう”新しいスタイル。熱々の鉄板の上に和牛と野菜が乗って運ばれ、テーブルでジュウジュウと音を立てて焼かれていきます。
生卵にくぐらせていただく一口目の幸せ感は格別。ご飯と一緒に頬張れば、帰国前のご褒美として申し分ない満足感が広がります。
プライオリティパス利用時間
利用不可のカード(重要)
以下のカードが発行するプライオリティパスは使用できません:
※カード発行会社の契約内容により異なるため、事前確認が推奨されます。
近年、プライオリティパスの利用者が世界的に増えてきたことで、ラウンジやレストランでの無料利用には徐々に制限が増えてきている印象です。
「やんま」もその例に漏れず、2025年6月からは利用条件が変更されました。「到着後は利用不可」「出発の3時間前からのみ有効」というルールがあるため、無計画に立ち寄ると使えないという可能性も。スケジュール管理がますます重要になってきました。
このクオリティの和牛すき焼きが無料で体験できるのは、まさにプライオリティパスの恩恵。しかし、年々条件が厳しくなっており、今後もルールの見直しは避けられないでしょう。
それでも、「条件を満たせば極上の体験ができる」ことには変わりありません。無料だけを目的にするのではなく、価値ある時間として楽しむことが大切だと感じました。
成田空港第1ターミナルの「やんま」でのすき焼き体験は、単なる“無料食事”ではなく、旅の区切りを彩る特別な時間でした。
滑走路を眺めながら味わう和牛の香りと味わい。海外から帰ってきた安心感と、これから旅立つ緊張感。その間にほんのひととき、心が緩む時間を与えてくれるのが、この「やんま」なのだと思います。
次回、成田空港から出国する機会がある方は、ぜひプライオリティパスを活用して「やきすき やんま」で日本の“旨味”を味わってみてください。
きっと、旅の記憶に深く刻まれる体験になるはずです。