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【マカッサルカフェMan of Culture】スローな時間を味わう至福のカフェ体験

マカッサルで“コーヒー文化を味わう”ならMan of Cultureへ。黒を基調とした洗練空間とSlow Barで淹れる至福の一杯。ロングコーヒーRp30,000で体験する、静かな贅沢時間をお伝えします。

忙しい日常に、静かな「文化の時間」

インドネシア・マカッサルの街中に、ひときわ落ち着いた黒い外壁が目を引くカフェがあります。

その名も 「Man of Culture(マン・オブ・カルチャー)」。

“文化から生まれ、文化と生き、文化のためにコーヒーを。”

──店の外壁に描かれたこの言葉がすべてを物語っています。

ここは、単なるカフェではありません。

一杯のコーヒーを通して、「ゆっくり味わう」ことの価値を思い出させてくれる場所。

マカッサルに住んでいても、なかなか出会えない“文化的な空間体験”がここにはあります。

今回私はこのMan of Cultureを訪れ、ロングコーヒーをダブルで注文しました。

価格はRp 30,000(約300円)

その一杯がもたらす時間の豊かさは、まさに「至福のコーヒータイム」でした。

マカッサルで「コーヒーをゆっくり楽しむ」

マカッサルで暮らしていると、カフェ文化の多様さに驚かされます。

ローカルなワルン系から、ジャカルタ発のモダンカフェまで、実に幅広い。

しかしその中でもMan of Cultureは、明確なテーマを持っています。

それは「文化と時間を味わうこと」。

この店に足を踏み入れると、照明、音、香り──すべてが“急がないこと”を教えてくれます。

そして、店の中心に掲げられたサインが象徴的です。

SLOW BAR

まるで「焦らず、ゆっくり、コーヒーを味わおう」と語りかけてくるようです。

デザインが伝える「カルチャーの哲学」

Man of Cultureの魅力の第一は、空間デザインそのものが哲学を語っていることです。

黒を基調にした外観は、静けさの中に力強さを感じさせ、

店内に一歩入ると、コンクリート壁と間接照明が作り出す温かいトーンが迎えてくれます。

店の奥に進むと、そこには「Slow Bar」と呼ばれる特別なカウンター。

ここでは、バリスタが一杯ずつ丁寧にドリップを行います。

機械的に淹れるのではなく、豆の香り、湯温、抽出時間までを見極めながら、

まるで“儀式”のようにコーヒーを完成させていくのです。

このプロセスを眺めているだけで、自然と呼吸が深くなり、

「コーヒーを飲む」から「コーヒーを味わう」に意識が変わっていきます。

店内には、世界各地のロースターやマニアックな器具が並び、

その一つひとつが“文化”というキーワードでつながっています。

「Man of Culture」という名前が示すとおり、

この場所はコーヒーを通じて文化を共有するためのステージなのです。

ローカルの温かさとモダンな感性の融合

この店の魅力の二つ目は、洗練されたデザインの中にマカッサルらしい温もりがあることです。

店員さんはフレンドリーで、初めて訪れても自然に会話が弾みます。

実はこの店、私が住んでいるアパートのオーナーの親戚が経営していると聞いてびっくり。

マカッサルでは人と人とのつながりがとても近く、

どこかで「知り合いの知り合い」に出会うことがよくあります。

そんな偶然の出会いが、カフェでのひとときをより温かくしてくれるのも、

この街ならではの魅力ではないでしょうか。

スタッフと軽く挨拶を交わしながら、

「今日はどんな豆が入ってますか?」と尋ねると、

産地の特徴や味わい方を丁寧に教えてくれます。

“コーヒーを売る”のではなく、“文化を伝える”。

その姿勢こそがMan of Cultureの真髄です。

一杯に込められたクオリティの高さ

そして三つ目の理由は、もちろんコーヒーそのもののクオリティです。

この店の「Slow Bar」には、国内外のロースターの豆がずらりと並んでいます。

たとえば、「ST. ROAST」や「KOPIRELO」といった有名ロースターの豆も扱っており、

ラインナップを見るだけでコーヒー好きなら胸が高鳴るはずです。

私はこの日、ロングコーヒーをダブル(Rp 30,000)で注文しました。

香り立つ瞬間から、もう期待が膨らみます。

一口飲んだ瞬間、深みのある苦味と軽やかな酸味がバランスよく広がり、

喉を通ったあとに残る心地よい余韻──まさに職人技でした。

このクオリティで30,000ルピア(約300円)。

ローカルカフェと比べるとやや高めですが、

その価値は“価格以上”です。

一杯の中に、豆、焙煎、抽出、そして文化が凝縮されている。

それがMan of Cultureのコーヒーです。

実際に過ごした「Slowな時間」

私が訪れたのは休日の午後。

少し疲れた頭をリセットするには、ちょうどよい時間帯でした。

店に入ると、ハンドドリップの湯気とともにやさしいBGMが流れ、

カウンター席には落ち着いた光が反射していました。

バリスタが真剣な表情で豆を挽き、ドリップポットからお湯をゆっくりと注ぐ。

その動作を見ているうちに、自然とこちらの心も静まっていきます。

ふと目を向けると、壁際にはカフェグッズが並び、

Man of Cultureのロゴが入ったカップやTシャツも販売されています。

それぞれのデザインにも「文化」と「日常を楽しむ」という思想が込められていて、

まさに“ライフスタイルとしてのコーヒー文化”を体現しています。

また、奥には「VIP ROOM」もあり、

静かな環境で作業をしたい人や打ち合わせをしたい人にぴったりです。

ビジネスパーソンにとっても、ここは理想的なサードプレイスだと感じました。

Man of Cultureは「時間を味わう」場所

Man of Cultureは、ただのカフェではなく、

「時間を取り戻す場所」です。

バリスタが淹れる一杯のコーヒーに、

店の哲学とマカッサルの空気が溶け込んでいます。

“コーヒーを飲むために時間を使う”のではなく、

“コーヒーを通して時間そのものを味わう”

そんな体験がここにはあります。

休日の午後、スマートフォンを置き、

湯気の向こうに広がる香りと静けさを感じる時間。

それは、日常の中で最も贅沢なひとときかもしれません。

【まとめ】

Man of Culture は、マカッサルで“文化と時間を味わう”ための特別なカフェです。

「SLOW BAR」に象徴されるように、一杯のコーヒーに哲学と職人技が詰まっています。

ロングコーヒー(ダブル)Rp 30,000で、至福の時間を体験できます。

洗練された空間にマカッサルらしい温かさが融合し、居心地は抜群です。

次の休日、ゆっくりと自分のペースで過ごしたいときは、

Man of Cultureを訪れてみてください。

そこには、コーヒーを通して“文化を生きる”という新しい発見が待っています。

📍Man of Culture (MOC)

Google Mapはこちら

(詳細は公式HP参照)

https://linktr.ee/manofcultureid

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。