インドネシアでの滞在を終え、いよいよ一時帰国のとき。今回は、ジャカルタ(スカルノハッタ空港)から成田空港へ向かう「JAL720便」を利用しました。出発は朝6時台、到着は夕方16時前という、まさに自分にとって理想的なフライトスケジュール。機材はボーイング787、座席は足元が広々としたバルクヘッド席「18A」。快適な空の旅をじっくりと体験してきました。
早朝のスカルノハッタ空港、まだ空が薄暗い時間帯。ボーディングは6:05に開始され、1Cゲートから機内へ。エコノミークラス最前列の18Aに向かいます。6:25にはドアが閉まり、6:40に定刻通り出発というスムーズな流れ。さすがJAL、細部まで行き届いた運航管理に安心感があります。
今回選んだのは、エコノミー最前列にあたるバルクヘッド席「18A」。前に座席がないため足元のスペースが圧倒的に広く、長時間のフライトでも足を伸ばしてゆったり過ごせる快適な空間です。座席は深い赤を基調とした上質なファブリックで、リクライニングも十分。窓側なので景色も楽しめ、フライト中の心地よさは抜群でした。
外はすでに朝焼けが広がり始めており、窓の外にはまだ雨粒が残っています。夜明けとともに移り変わる空の色が美しく、インドネシアでの記憶がよみがえるようでした。やがて機体が滑走路を軽やかに駆け抜け、朝のジャカルタを離陸。雲間から差し込む光とともに、日本への旅が始まります。
しばらくして提供された機内食は、和風テイストのエビ入りチャーハンに、卵や青菜、にんじんが彩りを添えた一品。副菜には和え物や煮物、サラダが並び、デザートはもちもち食感の桜ゼリー。さらに、インドネシアらしい「ヤクルト」もついており、東南アジアの余韻が感じられる構成です。味・ボリュームともに満足できる、朝にぴったりの食事でした。
インドネシアに住むようになってから邦画を観る機会が増え、機内でもエンターテインメントを楽しむようになりました。今回は「35年目のラブレター」と「知らない彼女」という新作日本映画を鑑賞。どちらも感動的なストーリーで、心が温まるひとときとなりました。
15:10頃、日本列島が視界に入り始め、降下がスタート。雲の合間からぽっかりと姿を現したのは、あの富士山。薄い雲の海に浮かぶように見える姿は幻想的で、帰国を実感する感動の瞬間でした。何度見ても胸が熱くなる、日本の象徴です。
15:55には予定通り成田空港に到着。到着後の入国審査や手荷物の受け取りもスムーズで、出張や一時帰国のスケジュールにもぴったりのタイミング。午後の時間を有効に使えるのが、この便の大きな魅力です。
今回のJAL720便は、時間帯・座席・機内食・エンタメ・サービスのすべてが高水準で、「やっぱりJALを選んでよかった」と実感できるフライトでした。特に、足元が広いバルクヘッド席の快適さは、一度体験すると癖になるレベル。朝ジャカルタを出発し、夕方には成田に到着しているという理想的なスケジュールも、旅の疲れを最小限にしてくれます。
JAL720便は、これからも一時帰国の定番フライトとして利用していきたいと思える、“理想の帰国便”でした。