成田空港からジャカルタへ向かうJAL725便に搭乗。今回はoneworld特別塗装のB787-9「JA861J」で、非常口席45Aと隣席ブロックにより快適な空の旅を満喫しました52回目のインドネシア渡航を彩ったフライトの様子を詳しくレポートします。
52回目のインドネシア渡航の日、成田空港第2ターミナルは朝から賑わいを見せていました。今回搭乗するのは、11:15発のジャカルタ行きJAL725便。搭乗ゲートは「61」。
出発案内板に「JAKARTA」の文字を見つけると、南国への長いフライトがいよいよ始まるのだと実感します。
窓越しに見える駐機場には、特別塗装のB787-9「JA861J」が待機しており、そのoneworldロゴの存在感に胸が高鳴りました。
11時過ぎ、搭乗開始のアナウンスが流れ、グループごとのボーディングがスタートしました。スタッフの方々の笑顔と的確な案内により、乗客はスムーズに機内へと進みます。成田空港の国際線出発ゲートは天井が高く、自然光が差し込み、これから始まる海外フライトにふさわしい雰囲気が漂っていました。
ボーディングブリッジから見上げるoneworld塗装の「JA861J」は、通常塗装とは一味違う特別感があります。特別な旅の始まりを祝福してくれているかのようでした。
今回の座席はエコノミーの非常口席45A。足元の広さが魅力のこの席に加え、隣の45Cがブロックされており、2席分を自由に使えるという贅沢な状況でした。機内はほぼ満席でしたが、この「余裕の空間」は快適そのもの。荷物を隣に置けるのはもちろん、隣を気にせず身体を伸ばすこともでき、7時間超のフライトが格段に楽になります。
11:15、定刻通りにドアが閉まり、滑走路へと向かいます。離陸後、成田空港のターミナル群や広大な敷地を見下ろしながら上昇していく感覚は、何度経験しても新鮮です。雲間から見える房総の海岸線を眺めているうちに、日本を飛び立つ実感がじわりと込み上げました。
上空でシートベルトサインが消えると、まずはドリンクサービスが始まります。ウイスキーのソーダ割りをお願いし、カップを軽く傾けて一口。広い足元と隣を気にしない空間で味わう冷えた一杯は、旅の始まりをより特別な時間に変えてくれました。
離陸から1時間ほどで配膳された機内食は、彩り豊かな副菜と鶏肉のクリーム煮をメインとした和洋折衷の構成。半熟卵や野菜が添えられたご飯は、空の上とは思えないほどしっかりとした味わいです。温かい味噌汁と新鮮なサラダが加わり、満足感の高い食事となりました。
食後のデザートは、JAL国際線の定番「ハーゲンダッツ」。今回は苺のミルクプディング味で、濃厚な甘さとほのかな酸味が絶妙でした。映画を観ながら、アイスをゆっくり味わう時間はまさに至福のひとときです。
途中、座席モニターでルートを確認すると、成田から台湾上空を経由してジャワ島へ向かうルートが表示されていました。窓の外には青い海と雲が一面に広がり、B787の特徴的な翼が美しいラインを描きます。
到着1時間前には、軽食として「塩パン たまごサラダ」が提供されました。
シンプルながらも、フライトの終盤にぴったりの優しい味わいです。窓の外を見ると、ジャカルタ上空の夕焼けが広がり、オレンジ色の太陽が雲を染めていました。
現地時間の夕方、ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港のターミナル3に無事到着しました。52回目のインドネシア渡航でも、この瞬間には新鮮な感動があります。oneworld塗装のJA861J、非常口席45A、そして隣席ブロックという幸運が重なり、快適なJAL725便でした。成田からジャカルタへの道のりは、単なる移動ではなく、旅の記憶を紡ぐ大切な時間であると改めて感じます。
今回のフライトは、これからのインドネシア滞在に向けて、最高のスタートとなりました。