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インドネシア最大の祝日「レバラン」の朝|マカッサルに響く祈りの声とイドルフィトリの特別な一日

記事の冒頭
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2026年3月21日。

インドネシアは一年で最も大切な祝日を迎えました。

イドルフィトリ(Idul Fitri)。

ラマダン(断食月)の終了を祝う、いわゆる「レバラン」の日です。

朝早くから、街には独特の空気が流れていました。

まだ太陽が完全に昇る前のマカッサル。

静かな街に、モスクからの呼びかけが響き渡ります。

「アッラーフ・アクバル」

その声は街中のスピーカーから流れ、

住宅街、道路、港町、どこにいても聞こえてきます。

イスラム教徒にとって、

この日は一年で最も大切な日。

私はインドネシアで暮らして数年になりますが、

この日の空気は、何度経験しても特別なものです。

今日は、そのイドルフィトリ当日の朝の様子を、

マカッサルの街からお伝えしたいと思います。

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早朝の街に響く祈りの声

今朝のマカッサルは、いつもとはまったく違う朝でした。

普段なら、朝はバイクのエンジン音や

クラクションが街に溢れています。

しかし今日は違います。

聞こえてくるのは、

モスクから流れる祈りの声だけ。

ラマダンが終わり、

断食をやり遂げたことを祝う特別な祈りです。

イスラム教徒にとって、

この祈りはとても重要な意味を持っています。

ラマダンの1ヶ月間、

日の出から日没まで飲食を断つ断食を続けます。

食事を我慢するだけではありません。

怒らない

人に優しくする

困っている人を助ける

そうした精神的な修行の時間でもあります。

そしてその努力を終えた日が、イドルフィトリです。

つまり今日は、

「お疲れさま」

「よくやり遂げた」

「神に感謝する」

そんな意味が込められた日なのです。

朝はモスクへ向かう

イドルフィトリの朝、

ムスリムの人たちはモスクへ向かいます。

白い服や民族衣装を着て、

家族でモスクへ歩いていく姿をよく見かけます。

男性は白いシャツやバジュ・ココ、

女性は美しいヒジャブ。

子どもたちも新しい服を着ていて、

まるで日本のお正月のような雰囲気です。

モスクの前には多くの人が集まり、

時には広場や道路まで使って祈りが行われます。

何百人、何千人という人が一斉に祈る光景は、

何度見ても圧倒されます。

インドネシアは世界最大のイスラム国家。

人口の約9割がムスリムです。

その国全体が同じ日に祈りを捧げる。

これは日本ではなかなか想像できないスケールです。

街が静まり返るレバランの日

面白いのは、

この日は街がとても静かになることです。

普段は渋滞だらけの道路も、

今日は驚くほど空いています。

多くの人が家族と過ごすため、

会社や店はほとんど休みになります。

インドネシアは祝日が多い国ですが、

その中でもイドルフィトリは別格です。

国全体が完全に休む。

そんな日なのです。

私は日本のお正月も好きですが、

レバランはそれ以上に「家族中心の祝日」だと感じます。

家族と過ごす特別な時間

イドルフィトリは、

基本的に家族と過ごす日です。

朝の祈りが終わると、

家族や親戚の家を訪問します。

インドネシアではこの習慣を

「シラトゥラフミ」

と呼びます。

簡単に言うと、

親族や知人との関係を深める行為です。

久しぶりに会った家族と抱き合い、

「もし私が何か間違いをしていたら許してください」

そう言葉を交わす文化もあります。

これは日本人には少し驚く習慣ですが、

とても美しい文化だと思います。

一年の終わりに、

互いを許し、関係をリセットする。

そんな意味があるからです。

レバランの特別な料理

そしてもちろん、

食事も特別です。

レバランの定番料理は、

・クトゥパット

・ルンダン

・オポールアヤム

・サンバルゴレン

など。

ラマダン中は日中食べられないため、

この日は豪華な料理が並びます。

親戚が集まり、

家族で食卓を囲む時間はとても賑やかです。

まさに日本のお正月のような光景です。

レバランはインドネシア最大の民族大移動

外国人の私が感じるレバラン

私は日本人としてインドネシアに住んでいますが、

レバランはとても印象的な祝日です。

日本のお正月は、

最近は営業している店も多くなりました。

しかしインドネシアでは、

レバランの日は本当に国が止まります。

街が静かになり、

人々は家族のもとへ帰る。

そして祈り、

食事をし、

家族との時間を過ごす。

宗教、文化、家族。

それらが一体となった祝日です。

祈りの声で始まる特別な朝

今朝、モスクから聞こえてきた祈りの声。

その声を聞きながら、

私はふと思いました。

インドネシアという国は、

宗教と社会が深く結びついている国だ。

ということです。

ラマダンの断食も、

レバランの祝日も、

宗教が社会のリズムを作っています。

それがこの国の文化の強さなのだと思います。

まとめ

2026年3月21日。

インドネシアはイドルフィトリを迎えました。

ラマダンの1ヶ月を終え、

人々はモスクで祈りを捧げます。

その後は家族と過ごし、

食事をし、

互いを許し合う時間を持ちます。

街は静かになり、

人々は故郷へ帰る。

まさにインドネシア最大の祝日です。

マカッサルの朝に響いた祈りの声は、

この国の文化の深さを改めて感じさせてくれました。

記事の最後
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kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。