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雷雲で着陸できない…マカッサル上空を30分旋回した雨季フライトGA612 ジャカルタ→マカッサル

記事の冒頭
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インドネシアの雨季は、飛行機に乗るとその厳しさを実感します。

この日、私はジャカルタからマカッサルへ向かう

ガルーダ・インドネシア航空 GA612便に搭乗していました。

ジャカルタでは順調にボーディングが始まり、

「今日は比較的スムーズなフライトになりそうだな」と思っていました。

しかし実際にはこのフライトは、

・滑走路で30分ほどの出発待ち

・雲の中を揺れながらの飛行

・マカッサル上空で約30分の旋回待機

という、まさに雨季のインドネシアらしいフライトになりました。

空から見た厚い雲、

濡れた滑走路、

そして雨の中の着陸。

今回はその体験を、お伝えします。

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定刻で始まったボーディング

この日のフライトは

ジャカルタ(CGK) → マカッサル(UPG)

機材は

Boeing 737-800

ガルーダ・インドネシアの国内線ではおなじみの機材です。

ボーディングはほぼ定刻で始まり、

機内に入ると座席にはラマダン仕様のヘッドレストカバーが付いていました。

そこには

Ramadhan Kareem

という文字が書かれています。

こうした小さな装飾を見ると、

「ああ、今はラマダンの時期なんだな」と感じます。

機内は満席に近い状態でした。

ジャカルタとマカッサルを結ぶ路線は、

インドネシア国内でも非常に重要な路線です。

ビジネス客、帰省客、観光客など、

さまざまな人がこの便を利用しています。

私は窓側の席に座り、

出発の様子を眺めていました。

滑走路の長い行列

ところがドアが閉まり、

プッシュバックを終えても、飛行機はなかなか離陸しません。

理由はすぐに分かりました。

滑走路の順番待ちです。

窓の外を見ると、

離陸待ちの飛行機が長い列を作っていました。

雨季のジャカルタでは、

天候の影響で空港の処理能力が下がることがあります。

その結果、

滑走路の順番待ちが長くなるのです。

飛行機はタキシングを続けながら、

少しずつ前へ進んでいきます。

最終的に、

離陸まで約30分

待つことになりました。

ジャカルタでは珍しいことではありませんが、

やはり少し長く感じます。

しかし、この日のフライトはまだ序章にすぎませんでした。

雲の中を飛ぶフライト

ようやく離陸。

機体はそのまま厚い雨雲の中へ入っていきました。

窓の外はほとんど真っ白です。

そして、

機体が小刻みに揺れ始めます。

激しい揺れではありませんが、

常に細かい揺れが続きます。

雨季のインドネシアの空は、

雲の層がとても厚いのが特徴です。

上昇しても上昇しても、

まだ雲の中という状態が続きます。

ようやく雲の上へ抜けたのは、

かなり高度を上げてからでした。

そこには、

巨大な雲の海

が広がっていました。

雨季の雲は本当にスケールが大きいです。

日本の梅雨とはまた違う、

南国らしい迫力があります。

安定飛行に入ると、機内は落ち着いた雰囲気で、多くの乗客が静かに過ごしていました。

しかしこの頃、

コックピットでは別の状況になっていたはずです。

マカッサル上空の天候が、

かなり悪化していたからです。

マカッサル上空での旋回

マカッサルに近づく頃、

窓の外は再び暗くなってきました。

厚い雲です。

そして機体は、

ゆっくりと旋回を始めました。

しばらくして気づきます。

「これは着陸待ちだな」

飛行機はマカッサル北部の上空を

ぐるぐる旋回しています。

理由はシンプルです。

雷雲です。

雨季のスラウェシでは、

夕方になると強い積乱雲が発達します。

どうやらそのタイミングに

ちょうど重なってしまったようです。

結局、

約30分

上空で待機することになりました。

ようやく見えた滑走路

旋回が終わり、

機体は降下を始めました。

窓の外には、

大粒の雨が見えます。

視界はかなり悪い状態です。

それでも高度が下がるにつれて、

滑走路の灯りが見えてきました。

そして、

着陸。

タイヤが滑走路に触れた瞬間、

水しぶきが大きく上がります。

濡れた滑走路を、

飛行機はゆっくり減速していきます。

この瞬間はいつも思います。

パイロットは本当にすごい仕事をしているなと。

この視界、この雨の中でも、

確実に着陸させる技術は本当に見事です。

マカッサル到着前のフライト軌跡

雨のマカッサル空港

飛行機がゲートへ向かう頃、

外は完全に雨になっていました。

ターミナルの窓には、

雨粒が流れています。

地上スタッフも、

雨の中で作業を続けています。

雨季の空港は、

とにかく濡れています。

滑走路も、

エプロンも、

すべてが水に覆われています。

しかしこの景色を見ると、

「ああ、マカッサルに帰ってきたな」と感じます。

雨季のフライトは面白い

今回のフライトは

・出発30分遅れ

・着陸待ち30分旋回

結果として、

かなり時間がかかりました。

それでも私は、

こういうフライトが嫌いではありません。

むしろ、

インドネシアらしい空の姿

を見ることができるからです。

雨季の空は難しいです。

しかしその分、

空の表情はとてもドラマチックになります。

雲の海、

雷雲、

濡れた滑走路、

夕暮れの着陸。

今回のGA612便は、

まさにそれを体験できたフライトでした。

記事の最後
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kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。