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ガルーダ・インドネシアは本当に評価が下がったのか?5つ星→4つ星ニュースを現地から考える

記事の冒頭
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英国の航空会社格付け機関として世界的に知られるスカイトラックスが、インドネシアの国営航空会社「ガルーダ・インドネシア航空」の評価を、これまでの最高ランク「5つ星」から「4つ星」に引き下げたというニュースが話題になりました。

理由として挙げられているのは、機材の老朽化や設備の更新の遅れ。

サービス自体は依然として高評価であるものの、総合的な設備水準が5つ星の基準を満たさなくなったという説明です。

航空業界では、こうした「星の数」はブランドイメージに直結するため、大きなニュースになります。

しかし、インドネシアに住み、日常的にこの航空会社を利用している私の感想は、少し違います。

結論から言えば――

私はこれからもガルーダ・インドネシアに乗り続けると思います。

今日は、その理由について、インドネシアに暮らす一人の利用者としての視点から書いてみたいと思います。

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5つ星から4つ星へ ― スカイトラックス評価の意味

まず今回のニュースの内容を整理しておきましょう。

英国の航空関連調査会社スカイトラックスは、世界中の航空会社を対象に、サービスや設備などを総合的に評価し、星の数で格付けを行っています。

評価項目は非常に幅広く、

・座席の快適性

・機内食や飲み物

・アメニティ

・機内エンターテインメント(IFE)

・機内の清潔さ

・客室乗務員のサービス

・地上スタッフの対応

など、航空体験全体を総合的に見て判断されます。

その中でガルーダ・インドネシアは長年「5つ星航空会社」として評価されてきました。

これは世界でもごく少数の航空会社しか獲得できない称号です。

しかし今回、評価は4つ星に引き下げられました。

スカイトラックスの説明では、

・経営再建中であること

・機材や設備の老朽化

・近代的設備の導入の遅れ

などが理由として挙げられています。

特に長距離路線の評価は

ビジネスクラス ★3.5

エコノミー   ★3.5

という結果でした。

短距離路線は★4となっています。

数字だけ見ると、「評価が落ちた」という印象を受けるかもしれません。

しかし、実際に利用している立場から言えば、少し違う景色が見えてきます。

正直に言うと、設備は確かに古い

まず、今回の指摘は完全に間違っているわけではありません。

実際、ガルーダの機材には古いものが多くあります。

インドネシア国内線に乗っていると、

「このシート、かなり年季が入っているな」

と感じることは確かにあります。

最新の航空会社のような

・Bluetooth接続

・4Kモニター

・最新シート

といった設備とは、正直言って差があります。

これは事実です。

特にコロナ後、ガルーダは経営危機に陥り、大規模なリストラと再建を進めてきました。

機材更新に大きな投資ができない状況だったのも理解できます。

その意味で、設備面で5つ星を維持できないという判断は、ある意味では合理的なのかもしれません。

しかし、航空会社というのは設備だけで決まるものではありません。

ガルーダの最大の強みは「人」

私がガルーダに乗り続ける最大の理由は、これです。

スタッフのサービスです。

インドネシアの航空会社の中で、ガルーダの客室乗務員の接客は、明らかにレベルが違います。

例えば、

・搭乗時の挨拶

・乗客への気配り

・笑顔の自然さ

・トラブル対応

どれを取っても非常に丁寧です。

これはインドネシア国内でもよく言われることですが、ガルーダのCAはホスピタリティ教育が非常にしっかりしているのです。

特に印象的なのは、

「インドネシアらしい温かさ」

です。

欧米系航空会社のサービスはプロフェッショナルですが、時に事務的です。

一方でガルーダは、

人として接してくれている

という感覚があります。

この違いは、実際に乗るとよくわかります。

インドネシア国内では「安心して乗れる航空会社」

インドネシアには多くの航空会社があります。

代表的なのは

・Lion Air

・Batik Air

・Air Asia

・Sriwijaya Air

などです。

しかし、その中で

「安心して乗れる航空会社」

と聞かれると、多くの人が

Garuda Indonesia

と答えるでしょう。

時間の正確さ

サービスの安定感

安全性

どれをとっても、国内ではトップクラスです。

もちろん遅延はあります。

インドネシアなので、それは避けられません。

しかし、全体としての信頼度は高いです。

私自身、マカッサルとジャカルタを何度も往復していますが、

やはりガルーダは安心感があります。

インドネシアに住むと見えてくる「航空会社の価値」

日本にいると、航空会社の評価は

・座席の広さ

・機内食

・IFE

などで語られることが多いと思います。

しかしインドネシアに住むと、評価基準が少し変わります。

例えば

・ちゃんと飛ぶか

・安全か

・スタッフが信頼できるか

こうした要素が、非常に重要になります。

インドネシアは島国であり、航空機は生活インフラです。

船では何十時間もかかる距離を、飛行機なら数時間で移動できます。

つまり航空会社は、単なる移動手段ではなく

社会インフラ

なのです。

その意味で、ガルーダはインドネシアの航空ネットワークを支える存在です。

格付けは下がったが、ブランドは簡単に消えない

5つ星から4つ星になったことで、

「ガルーダはもうダメなのでは?」

と思う人もいるかもしれません。

しかし、私はそうは思いません。

むしろ今は、再生の途中です。

ガルーダはコロナで巨額の負債を抱え、一時は破綻寸前まで追い込まれました。

そこから

・債務再編

・路線整理

・機材再配置

などを行い、現在は再建を進めています。

この段階で設備更新が遅れているのは、ある意味当然です。

しかし、ブランドはまだ生きています。

サービス文化も残っています。

つまり、

土台は崩れていない

のです。

だから私はこれからもガルーダに乗る

私はインドネシアに住んで5年以上になります。

その中で、多くの航空会社に乗ってきました。

しかし、最終的に選ぶことが多いのは

ガルーダ・インドネシア

です。

理由はシンプルです。

安心できるから。

サービスが心地よいから。

そして、

インドネシアを代表する航空会社だからです。

星が一つ減ったからといって、その価値がなくなるわけではありません。

むしろ、ここから設備更新が進めば、再び5つ星に戻る可能性もあるでしょう。

まとめ

スカイトラックスの評価で、ガルーダ・インドネシアは5つ星から4つ星になりました。

確かに設備の古さは否定できません。

しかし、航空会社の価値はそれだけではありません。

人のサービス

安心感

ブランド

こうしたものは、簡単には失われないものです。

だから私は、これからもガルーダに乗り続けると思います。

記事の最後
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kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。