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特別機材でバリへ!ガルーダ・インドネシア航空 GA881便 搭乗レポート(成田→デンパサール)

成田からバリへ直行するガルーダ・インドネシア航空GA881便に搭乗。偶然、大統領専用機材B777-300ER「PK-GIF」に乗ることができ、座席や機内サービス、ペンネと鶏のミートボールの機内食、明治スーパーカップのデザート、そして定刻到着までの空の旅を詳しくレポートします。

大統領機材「PK-GIF」に遭遇 ― 期待が高まる搭乗口

成田空港でのチェックインを終え、プライオリティ・パスを使ったラウンジでひと息。いよいよ53回目のインドネシア渡航、バリ・デンパサール行きのガルーダ・インドネシア航空 GA881便に搭乗します。

搭乗口26番に到着すると、窓越しに見えたのは見慣れたガルーダブルーではなく、赤と白のインドネシア国旗を思わせるツートーンの特別な機体。今回の便は、なんとインドネシア大統領専用機材として使われる特別塗装のボーイング777-300ER「PK-GIF」でした。大統領が公式訪問などで使用し、空いているときに通常便として運航されているとのこと。飛行機好きにはたまらないサプライズで、思わずテンションが上がります。

巨大なGEエンジンを間近に眺めると、これからのフライトが一気に特別なものに思えてきました。

座席は51H ― 思わぬ“自由空間”を確保

搭乗開始。今回の座席はエコノミークラスの51H、通路側です。長時間フライトではやはり通路側が便利。ほぼ満席でしたが、最後列の中央シートは個人モニターの音声が故障しているとのことで、そこを自由に使ってよいとの案内がありました。バッグや上着を置いたり、体をひねって足を伸ばしたりと、想定外の快適スペースを確保。小さな余裕が長いフライトを大きく変えます。

座席自体はやや年季が入っているものの、クッション性は悪くなく、ヘッドレストの位置も調整可能。ターコイズブルーのヘッドカバーや枕、ブランケットが配られ、機内の雰囲気が一気にインドネシアらしくなりました。

機内食 ― ペンネと鶏のミートボール、そして日本らしいデザート

離陸して約1時間後、機内食のサービスがスタート。メインはペンネパスタにトマトソースの鶏ミートボール。付け合わせにはブロッコリーとグリーンピース、さらにサラダやパンもセットされています。シンプルながら優しい味わいで、白ワインと相性抜群。思わずワインをおかわりしてしまいました。

さらにうれしいサプライズは、デザートに日本の「明治エッセル スーパーカップ超バニラ」が登場したこと。日本発便らしい心遣いに思わず笑みがこぼれます。ガルーダはインドネシアのキャリアですが、こうした日本的な配慮が感じられるのはポイントが高いです。

機内エンタメで快適な時間

シートモニターには最新の映画から日本作品まで幅広くラインナップ。今回は気になっていた日本映画を選び、インドネシア語字幕を表示して視聴しました。映画を観終わった後は、音楽チャンネルでガムランやバリの伝統音楽を聴きながら、到着後の計画を頭の中で整理。

ガルーダのCAさんたちは笑顔が自然で、きめ細やかなサービスを提供してくれます。JALのきっちりとした安心感とはまた違い、南国らしい穏やかさと温かみを感じる接客。飲み物をお願いするとすぐに持ってきてくれるのも快適な時間を支えてくれます。

機内の過ごし方 ― ひとり時間を楽しむ

周囲を見渡すと、観光客らしき家族連れやカップルが楽しそうに過ごしています。私は仕事のための渡航ですが、こうして空の上でゆっくり考えごとをする時間はとても貴重です。パソコンを開かず、イヤホンで音楽を聴きながらコーヒーを味わう──そんな贅沢なひとり時間を楽しめました。エコノミーでも、こうした小さな余裕があるだけで快適度が格段に上がります。

窓の外に現れるバリ島の影

フライト終盤、機内の照明が落とされ窓の外が黄金色に染まります。カーテンを開けると、雲の合間からバリ島の雄大な山々が姿を見せ、特にアグン山が夕日に染まる景色は圧巻。青い海に浮かぶ島影を眺めながら、「またインドネシアに戻ってきた」という実感がじんわりとこみ上げてきました。

フライトマップでは残りの距離があとわずか。定刻どおりの到着表示を見て、安定した運航と快適な時間に感謝の気持ちが湧きます。

デンパサール国際空港へ定刻到着

着陸態勢に入り、CAさんたちが機内を整えていきます。ゆっくりと滑走路へ降り立ち、窓の外にはヤシの木と夕焼けに染まる空、そして南国らしい屋根のターミナルが見えてきました。

到着したのはデンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)。飛行機を降りた瞬間、南国特有の温かい空気とインドネシアの香りに包まれ、帰ってきたという気持ちがこみ上げます。

まとめ

今回の成田からバリ・デンパサールへのフライトは、ガルーダ・インドネシア航空の魅力を再認識する旅でした。偶然にも大統領専用機材「PK-GIF」に搭乗できたのは大きなサプライズ。座席の思わぬ余裕、落ち着いた機内サービス、日本発便ならではの細やかな心配り、そして定刻通りの運航──どれも安心感と快適さを与えてくれます。

普段はJALを選びがちな私ですが、バリへ直行するならやはりガルーダが便利で快適。53回目のインドネシア渡航は、特別感あふれるフライトから始まり、バリでの時間をさらに楽しみたくなる最高のスタートになりました。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。