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ジャカルタ最終日、ブンダランHIへ!バス旅と展望台からの眺め

ジャカルタでの滞在もいよいよ最終日。宿泊していた「NOVOTELガジャマダ」をチェックアウトし、空港に向かう前に少しだけ街を歩くことにしました。目的地は、ジャカルタのランドマークのひとつ「ブンダランHI」。移動には、久しぶりにトランスジャカルタのバスを利用します。日曜日の午前、まるで貸し切りのように空いているバスに揺られながら車窓越しに街の風景を楽しみ、到着後はバス停の2階展望スペースからジャカルタ中心部を一望。短い時間ながらも、心に余裕を感じられるひとときとなりました。

チェックアウトの朝——ホテルから見えたジャカルタの景色

宿泊していたのは、ジャカルタ北部に位置する「NOVOTELガジャマダ」。朝、部屋のカーテンを開けると、まだ朝靄(もや)に包まれた街の向こうに、オレンジ色の朝日がゆっくりと昇っていました。ジャカルタ特有の湿度を含んだ空気と、遠くに霞む高層ビル群が織りなす光景は、都会でありながらどこか幻想的です。

チェックアウト前、窓からの景色をしばらく眺めながら、この数日間の出張で慌ただしく過ごしてきたことを振り返りました。最終日の今日は、少し落ち着いた時間を過ごしたい——そう思い、マカッサルへの出発までの時間を使ってブンダランHIへ向かうことにしました。

トランスジャカルタで行く、ブンダランHIへの道

ホテルを出て、最寄りのトランスジャカルタのバス停へ向かいます。ジャカルタは慢性的な渋滞が有名ですが、専用レーンを走るBRT(Bus Rapid Transit)のトランスジャカルタなら、比較的スムーズに移動できるのが魅力です。

バス停のゲートを通り、ホームで待っていると青い車体のバスが到着。乗り込むと、車内は驚くほど空いていて、座席はほぼ選び放題。日曜の午前中ということもあり、乗客は数人しかいません。貸し切りのような空間でゆったりと座りながら、地下鉄延伸工事が進むジャカルタの街並みを眺めます。将来、地下鉄がさらに完成すれば、都市の近代化とローカルな生活が共存する景色は、より一層ジャカルタらしい魅力を放つことでしょう。

バス停から眺めるジャカルタの中心

ブンダランHI(ホテル・インドネシア・ラウンドアバウト)の停留所に到着。ここはジャカルタの象徴的な場所で、中央の噴水と「歓迎の像」は観光客にも地元の人々にも親しまれています。

久しぶりのバス利用ということもあり、せっかくなので停留所の2階展望スペースへ。ここからはジャカルタ中心街を一望できます。眼下には円形のラウンドアバウトと噴水、その周囲を取り囲むように高層ビル群が立ち並びます。右手には「グランドハイアット・ジャカルタ」、正面にはオフィスビル群、左手には高級ショッピングモール「プラザ・インドネシア」。視線を上げれば、青空と高層ビルのガラスが反射する光が、都会的な雰囲気を際立たせます。

この展望スペースは観光客にもおすすめの撮影スポット。車や人の流れを眺めながら、都会のリズムを肌で感じることができます。

展望スペースからの眺めは、ジャカルタの多面性を映し出していました。広々とした大通りや近代的なビル群の背後には、庶民的な住宅街が広がっています。高層ホテルやショッピングモールの足元を、バイクや車が縦横無尽に行き交い、信号が変わるたびに人々が一斉に横断歩道を渡る——そんな日常のリズムから、都会の鼓動が感じられます。

日曜の昼前という時間帯もあってか、街全体がほどよく落ち着いており、観光客や買い物客の姿もまばら。都会の喧騒が少しだけ緩む瞬間に立ち会えたのは、最終日ならではの幸運かもしれません。

次の目的地へ

最終日の限られた時間を、バス移動と展望台からの街眺めというシンプルなプランで過ごしましたが、それは思いのほか充実した時間となりました。煌びやかな観光スポットや派手なイベントも旅の思い出になりますが、こうして街の空気をゆっくりと感じながら過ごす時間もまた、旅の大切な一部です。

このあとは、以前からジャカルタで体験してみたかったことを目的に、地下鉄に乗ってブロックAへ向かいます。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。