「少し身軽になりたい」「大きな荷物を一時的に預けて空港内を散策したい」――そんなときに便利なのが、空港の荷物預かりサービス。ジャカルタのスカルノハッタ空港ターミナル3には、旅行者にとってありがたい荷物預かり所「.BOX(ドットボックス)」があります。この記事では、実際に利用してみた体験をもとに、場所、料金、営業時間などを詳しくご紹介します。
スカルノハッタ国際空港ターミナル3に設置されている荷物預かりサービス「.BOX」は、旅行者向けに提供されている公式のバゲージストレージ(荷物一時預かり)サービスです。数時間の利用から、フライトの乗り継ぎ時、ジャカルタ観光の前後など、さまざまなシーンで活用できます。
場所はターミナル3の到着ロビー階(L1)。国内線の到着出口近くにあり、「Left Luggage」または「.BOX」と書かれた案内があるので迷うことはありません。スタッフも24時間常駐しており、英語での対応もスムーズ。シンプルな手続きで、誰でも気軽に利用できます。
1. カウンターで受付
「.BOX」のカウンターに行き、荷物を預けたい旨をスタッフに伝えます。
2. 荷物のサイズ確認
スタッフが荷物の大きさや種類を確認し、該当サイズに分類してくれます。預ける前にはパスポートによる本人確認があります。
3. 領収書・引換票の発行
料金を支払うと、QRコード付きの引換票が発行されます。支払い方法は現金(ルピア)、QRIS、クレジットカードなどが利用可能です。
4. 荷物の保管
荷物はスタッフがバックヤードの保管エリアへ丁寧に移動してくれます。手続きは非常にスムーズで、5分ほどで完了します。
「.BOX」では、荷物の重さによって明確な料金が設定されています。以下は、24時間あたりの料金表です。
カテゴリ 重さの目安 料金(ルピア)
SMALL 1〜10kg 70,000
MEDIUM 11〜20kg 80,000
LARGE 21〜30kg 90,000
EXTRA LARGE 31〜50kg 100,000
サーフボード 特別サイズ扱い 100,000
自転車 特別サイズ扱い 110,000
※価格は2025年7月時点の情報であり、今後変更される可能性があります。
「.BOX」は年中無休・24時間営業です。深夜便や早朝便を利用する方でも、時間を気にせずに荷物を預けられるのが大きな魅力です。
たとえば、早朝に国内線で到着し、国際線の出発まで何時間も空き時間がある場合、いったん荷物を預けて身軽になり、ターミナル内を散策したり、空港ホテルで仮眠したりするのに最適です。
今回は、ガルーダ・インドネシアの早朝便でマカッサルから到着し、夜の国際線フライトまで時間があったため、「.BOX」でスーツケースを預けてみました。
手続きは驚くほど簡単で、受付から支払い、引換票の受け取りまで5分もかかりませんでした。大きめのキャリーケースで、重量が22kgほどだったため、LARGE(90,000ルピア)に分類されました。
荷物を預けたあとは、市内観光を存分に楽しむことができました。重いスーツケースを引きずらず、自由に動けるのは大きなメリットだと実感しました。
「.BOX」のサービスを活用すれば、荷物を気にせず空港内での時間を有意義に過ごすことができます。以下のようなシーンに特におすすめです。
スカルノハッタ空港T3での待ち時間を快適に過ごすために、「.BOX」の荷物預かりサービスは非常に心強い存在です。手続きの簡単さ、料金の明確さ、そして何よりも24時間利用できる点は、多くの旅行者にとって大きな魅力です。
旅行中のストレスを軽減し、空港での時間をもっと快適に。次回のフライト前後には、ぜひ「.BOX」のサービスを活用してみてください。